全旅連、「宿の日week」8月10日から開催へ 新たな観光促進運動として業界挙げて展開

2025年7月11日(金) 配信

「宿の日week」観光強化週間のロゴ

 全国旅館ホテル⽣活衛⽣同業組合連合会(井上善博会長)は8月10日(日)から、「宿の日week」観光強化週間を開催する。

 「宿の日week」は、1992年に全旅連青年部によって制定された「8月10日=宿の日」を広く周知し、新たな観光促進運動(観光強化週間)として、業界を挙げて展開していく。

 全旅連はOTA(オンライン旅行会社)各社で実施予定の特集ページやセールへの参画や、同日の宿泊者への粗品プレゼントや、キャッシュバックキャンペーンを実施する宿泊施設を募集している。

東武トップツアーズ、「隅田川花火大会」橋上観覧席プラン発売

2025年7月11日(金) 配信

隅田川花火大会のようす(写真はイメージ)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は7月11日(金)、隅田川花火大会が7月26日(土)に開催されるのに合わせて、東京・隅田川に架る橋梁「すみだリバーウォーク」から鑑賞する特別プランを売り出した。東武グループのショッピングサイト「TOBU MALL」で、座席数限定で販売している。

 隅田川花火大会は、東京都墨田区と台東区周辺で毎年開催され、第1会場と第2会場の2カ所から合計約2万発の花火が打ち上げられる伝統的な花火大会。同プランは「すみだリバーウォーク」を貸し切りにした特別営業として、計105席限定で売り出す。当日は多くの人々で賑わう周辺の雑踏から離れ、隅田川上の特別な座席でゆったりと花火を鑑賞でき、ここでしか味わえない特別なひとときを提供する。

 一般席の鑑賞プランは、東武ホテルの林総括料理長が監修したこだわりの食材を丁寧に仕上げた逸品を盛り合わせた特製御膳付きで、第2会場の花火を間近で観覧できる。席数は90席、金額は1人につき税込5万円。フリードリンク(アルコール含む)付き。

 グループ席の観賞プランは、3人まで利用できるグループ向けの座席で、第1会場の花火を間近で観覧できる。席数は5組15席、金額は1組につき税込10万円(3人まで)。おつまみセット&フリードリンク(アルコール含む)付き。

JTB夏休み旅行動向、旅行意欲は堅調の見通し 総旅行者数は0.8%増の7464万人

2025年7月11日(金) 配信

 JTB(山北栄二郎社長)はこのほど、夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向見通しを発表した。これによると、夏休みの総旅行者数は前年同期比0.8%増の7464万人、総旅行消費額が同8.2%増の4兆264億円。同社は日並びの良さやボーナスの上昇などを後押しに、旅行意欲は堅調とみている。

 国内旅行では、旅行者数が同0.3%増の7220万人、平均旅行予定費用は同4.5%増の4万6000円、旅行消費額が同4.8%増の3兆3212億円と推計。旅行者数は物価高などの懸念があるものの旅行意欲は底堅く微増、平均旅行予定費用は物価高による価格自体の上昇や、北海道、沖縄など遠方の人気もあり上昇する見込み。

 アンケート調査によると、旅行日数は「1泊2日(36.5%)」が最多で前年から1.1ポイント減。一方で、「2泊3日(32.8%)」は0.5ポイント増、「3泊4日(17.4%)」は0.5ポイント増となった。また、最も増加率が高かったのは「8泊以上(2.1%)」で、昨年の0.3%から1.8ポイント増加した。

 旅行先は関東(17.2%)が最多で、次いで近畿(15.5%)、北海道(11.1%)と甲信越(同)の順となった。伸び率でみると、北海道と甲信越が1.2ポイント増、北陸は1.1ポイント増、九州と沖縄が0.8ポイント増。

 人気方面は大阪・関西万博の京阪神エリアや、7月25日(金)に開業するテーマパーク「ジャングリア沖縄」がある沖縄本島、瀬戸内国際芸術祭やテレビドラマの影響などもあり、中国・四国地方が好調とみている。

海外旅行は増加基調、行先は二極化傾向に

 海外旅行では、旅行者数が同20.8%増の244万人、平均旅行予定費用は同5.5%増の28万9000円、旅行消費額が同27.4%増の7052億円と推計する。旅行者数は航空座席供給数の回復や、昨年に比べやや円安傾向が落ち着いたことなどから前年を大きく上回り、平均旅行予定費用は続く物価高や円安基調、遠方への旅行の増加傾向などから上昇の見通し。

 旅行日数は「3泊4日(21.2%)」が最も多く、次いで「5泊6日(16.1%)」と「2泊3日(同)」が同率。行先は上位から「韓国(16.8%)」と「ヨーロッパ(同)」が同率でトップとなり、「台湾(13.9%)」と「東南アジア(同)」が続いた。日数や行先の傾向からも、引き続き遠距離と近距離の二極化傾向が見られる。

花王プロフェッショナル・サービス、宿向けに「清掃ガイドブック」作成 大分県の旅館ホテル組合や旅館協会との連携で

2025年7月11日(金) 配信

清掃ガイドブックの配布案内

 花王(長谷部佳宏社長、東京都中央区)のグループ会社でBtoBの衛生関連事業を手掛ける花王プロフェッショナル・サービス(豊島顕社長、東京都墨田区)はこのほど、大分県旅館ホテル生活衛生同業組合(西田陽一理事長)や日本旅館協会大分県支部、大分県観光局などと連携し、ホテル・旅館を対象に行った労務負担についてのアンケート調査の結果を踏まえた清掃ガイドブックを作成した。

 訪日客の需要が拡大するなか、県内の宿泊業界は労働力不足や業務効率化の課題に抱えている。アンケートの結果、とくに水回りの清掃や施設内の衛生管理は、現場での労務負担が大きく、従業員の安全と仕事に対する満足度の向上が求める声が多く挙がった。

 これを受けガイドブックでは、水回りの清掃にフォーカスした内容を現場の実態を反映しながら、具体的な清掃手順や安全対策のポイントをまとめた。花王プロフェッショナル・サービスのウェブサイトや大分県のホームページから、無料でダウンロードができる。

熊本市で子供向け涼感イベント 8月9日(土)~17日(日)に (九州産交ランドマーク)

2025年7月11日(金) 配信

イベントのイメージ

 九州産交ランドマーク(渡邉晋司社長、熊本県熊本市)は8月9日(土)~17日(日)、熊本県熊本市のサクラマチクマモトと花畑広場で、小学生以下の子供向けに体験型涼感イベント「ひんや~りサクラマチ」を開く。

 イベントでは、本物の氷を使ったスノーマシーンで 雪を降らせる「ひんや~りスノーふりふりタイム」を実施。食品やアイスなどの輸送に使われ、約マイナス30度まで冷やされる冷凍車に中に入ることもできる。ミストが降るなか、氷水が入ったプールを歩く「ひんや~りアドベンチャー」も行う。

 これらのコンテンツは1枚500円(税込)の専用チケット「ひんや~りパスポート」で楽しむことができる。なお、8月12日(火)は休止する。

9月30日まで特別展「イルカとクジラ」開催中 えのすい

2025年7月11日(金) 配信

“Coool”なコンテンツをそろえた特別企画展

 新江ノ島水族館(崎山直夫館長、神奈川県藤沢市)は9月30日(火)まで、「えのすい特別企画展 イルカとクジラ Coool Dolphin」を開催している。夏季限定として、イルカショーを特別バージョンで実施。ダイナミックな水演出で、客席にたくさん水しぶきを届ける、びしょ濡れ必須のショーを展開する。

 館内では、旧館時代の1957年からイルカやクジラと関り続けてきた「えのすい」だからこそできる、これまでの歴史や現在、未来へつなげる取り組みを伝える。

 現在世界で90種類以上のイルカやクジラが知られているが、相模湾ではそのうちの3分の1、35種が確認されているという。特別企画展では、えのすいが実際に調査で見た15種を含め、35種をパネルと映像で紹介する。

 また、「イルカとクジラ スタンプ&クイズラリー」は相模湾で確認されているイルカとクジラを館内で探しながら、調査をしている気分になれるイベント。夏休みの自由研究の参考にもおすすめという。なお、8月17日までの前半と8月18日~9月30日(日)までの後半で内容が異なる。誰でも参加できるが、平日は先着500人、土・日・祝日は先着800人。

 現在、枚数限定でオリジナルステッカー付きの前売り券をWeb販売している。価格は大人2800円、高校生1800円、小・中学生1300円、幼児900円。

【宿研】2025年夏の旅行トレンドと集客のヒントを発表 「快適さを優先した、賢い旅へ」

2025年7月11日(金) 配信

 宿研(兼松和貴社長、神奈川県横浜市)はこのほど、2025年夏の旅行トレンドと集客のヒントを発表した。これによると、旅行者の価値観は「人気の場所」から、コスト・静かな環境・利便性などの要素を大切する「快適さを優先した、賢い旅へ」と変わりつつあると分析する。

 7月8日時点の独自データから、今夏(7月19日~8月31日)の予約ペースは、「例年よりもやや遅く、予約の分散化が進んでいる」とみる。

 同社は心理学の「認知負荷理論」を引用しながら、「30度を超える暑さでは、人は複雑な比較や判断を避け、よりシンプルな選択に頼る傾向が強まる」とし、 “直感的な分かりやすさ”を伝えることをすすめている。

 このため、WEBサイトやSNSで、高原や渓流、夜風のテラスなど、ひと目で「涼しさ」が伝わる情景の掲載が有効とする。さらに「冷房強化ルーム」の設置や、チェックインを館内の一番風通しの良い席に案内して少し涼んでいただくなど、「暑さへのさりげない気遣いが、言葉以上に届くことがある」とアドバイスする。 

 予め待つことが想定される場面では、冷たい飲料や、風鈴の音、扇子の貸し出しに加え、新商品の冷感アイテムの試供といったアイデアも紹介している。

HIS、夏休みの動向発表 予約者数は海外8.2%増、国内7.6%増に

2025年7月11日(金) 配信

平均単価は海外が同7.0%増の20万4300円、国内は同4.1%増の9万5000円に

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、夏休み(2025年7月19日~8月31日)の予約状況から、旅行動向を発表した。予約者数のうち、海外旅行は前年同期比8.2%増、国内旅行は同7.6%増と好調に推移している。平均単価は海外が同7.0%増の20万4300円、国内は同4.1%増の9万5000円となった。

 海外については、ヨーロッパ方面が同17.4%増、中近東方面が同36.2%増と長距離路線で高価格帯の予約者数が増加したことで平均単価が上昇した。

 人気旅行先は、1位が韓国・ソウル、2が台湾・台北、3位アメリカ・ホノルルとなった。このうち、ホノルルは前年比20.3%増と大幅に増えた。予約時期の為替レートが前年は1ドル156~157円だったのに対し現在は144円程と円高が進んだほか、成田路線で全日本空輸(ANA)の大型機材「FLYING HONU」がダブルデイリー運航になったことなどが主な要因。

 予約者数の前年からの伸び率が高い急上昇ランキングでは、2024年11月末にビザが免除された中国・上海が同149.2%と大きく伸長した。2位は同87.7%増のフランス・パリ。前年にオリンピック・パラリンピックが開催されたため、反動増となった。3位は同70.0%増のアメリカ・グアム。ティーウェイ航空が7月に関西空港からの直行便を再開したことで、関空発着の予約者数が同108.2%増と大幅に伸びた。

 出発日ランキングは1位が8月9日(土)、2位は8月10日(日)、3位が8月8日(金)。

 国内旅行は航空券の価格の値上げで平均単価も上昇した。人気旅行先の1位は沖縄県。7月末に開業する沖縄初の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」への関心が集まっている。2位が北海道、3位は長崎県。4位の大阪府は大阪・関西万博の影響で、予約者数が同92.9%と大幅に伸びた。

 出発日ランキングでは1位が7月27日(日)。2位は8月18日(月)、3位は8月24日(日)。

アバターロボットが駅案内業務 JR東、福島県内の3駅で試験実施へ

2025年7月11日(金) 配信

newmeによる案内(イメージ)

 東日本旅客鉄道(JR東日本、喜勢陽一社長)とavatarin(深掘昴CEO)は7月13日(日)から、福島県の新白河駅と郡山駅、福島駅の3駅でアバターロボット「C(ニューミー)」を活用した駅案内業務の試験を行う。将来の労働人口減少を見据え、今後の案内サービスのあり方を検討する。

 アバターロボットによる案内は2024年から3回実施している。この結果を踏まえ、今回の試験では、複数駅のアバターロボットを一拠点から遠隔操作し、ロボットを通じて利用客に声をかけ、指定席券売機への誘導や購入方法を確実に案内できるかを検証する。

 今後は、検証結果からアバターロボットによる案内業務の改善をはかる。試験の期間は8月31日(日)まで。時間は毎日午前9時~午後6時までの予定。

【国土交通省】人事異動(7月11日付)

2025年7月11日(金) 配信

 国土交通省は7月11日付の人事異動を発令した。

 海事局船員政策課長(海事局船員政策課長〈併〉海事局海技課長)後藤章文

 海事局海技課長(警察庁長官官房付)西畑知明