ホテル浦島、日昇館を8月1日リニューアル、ロビー・レストラン・客室など一新

2026年7月10日(金) 配信

新ロビーエリアのイメージ

 浦島観光ホテル(松下哲也社長、和歌山県・那智勝浦町)は8月1日(土)、運営する「ホテル浦島」の日昇館のロビーやレストラン、客室をリニューアルオープンする。ホテルは今年12月に開業70周年を迎えることから、数年にわたる大規模リニューアルを計画しており、今回の改装はその第1弾。

 新ロビーエリアは「ICHIGO ICHIE(一期一会)」をテーマに、紀伊勝浦の亀や松、波をモチーフとしたアートコラムやウェルカムウォールを設置。地域の自然や文化を取り入れたデザインで、雰囲気の向上をはかる。

 レストランはライブキッチンを備えた「Chef’s Live Kitchen URASHIMA」として刷新する。「TSUMUGI」をコンセプトに、紀伊勝浦の海を望むロケーションを生かし、出来たての料理を香りや音とともに楽しめる空間とする。ディナーバイキングでは、勝浦産生マグロの握り寿司や低温調理ステーキ、茹で上げパスタなどライブ感を演出するメニューを提供する。

レストラン「Chef’s Live Kitchen URASHIMA」のイメージ

 客室は「WABI SABI」をコンセプトに、畳の上にベッドを置くスタイルを採用。紀州の海をイメージした「うらしまブルー」をアクセントに取り入れ、和の落ち着きと洋の機能性を兼ね備えた客室へと生まれ変わる。

 また、宿泊棟間を結ぶ約90メートルのコリドーは、「うみのトンネル」としてリニューアル。海中をイメージした演出に加え、地元の梅酒や日本酒、みかんジュースの飲み比べができる「海中スタンドバー」、地域の特産品を扱うショップ「うらしまセレクト」を備え、館内での回遊性を高める。

ツアーグランプリ2026、大賞はクラブツーリズム 184作品から訪日部門が受賞

2026年7月10日(金) 配信

受賞者とツアーグランプリ2026審査委員(後列)

 日本旅行業協会(JATA、原優二会長)は7月9日(木)、「ツアーグランプリ2026」の受賞者を発表し、東京都内で表彰式を開いた。応募総数184作品のなかから、大賞の国土交通大臣賞には、訪日部門からクラブツーリズムのツアーが選ばれた。

 同賞は、旅行業における企画力およびマーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的に、海外旅行・国内旅行で優れた企画旅行と、訪日旅行で実施された企画提案の中から、優れた作品を表彰するもの。

 国土交通大臣賞はクラブツーリズムの「流氷タッチ・おーろら 5つ星の宿 知床第一ホテルに泊まる ザ・流氷7景2日間」。北海道・札幌駅発着の着地型で、国内の道内道外客、訪日客の混載ツアーとして実施している。冬の北海道の移動課題をプロの添乗員同行のもと、徹底した安全管理で克服した点のほか、地域固有の自然資源を生かし、短期間で豊富な体験提供を可能にしていることがポイント。また、多言語対応や自社サイトでの集客モデルの確立、地方分散の推進、地域経済への貢献、持続可能な観光への配慮も兼ね備えていることなどが評価された。

観光庁の根来恭子参事官(左)とクラブツーリズム寺西さん、KNT-CTHD小山佳延社長

 受賞した同社の寺西さつきさんは「札幌発の1泊2日で、全方位をターゲットにしたツアー。それにより設定数を増やすことができ、催行率も高い。その点を評価していただき、嬉しく思う」と喜びを語った。同ツアーは道内客2割、国内客2割、訪日客6割の構成で、訪日客の集客についてはOTAや自社サイトから行っていると紹介した。

 今回のツアーグランプリについて、審査委員会の本保芳明委員長(アジア太平洋観光交流センター理事長)は今回の応募作品について、「日本の旅行業は元気。楽しいツアーが多くある。旅行会社の方の熱い情熱を感じた」と総評。大賞については訪日部門からの受賞であることをポイントとし、「国内ツアーに海外のお客様も混載して1つのツアーにしている。国内の旅行会社として、モデルを示してくれた」と高く評価した。

 「ツアーグランプリ2026」の受賞作品は次の通り。

                    ◇

【国土交通大臣賞】

クラブツーリズム「流氷タッチ・おーろら 5つ星の宿 知床第一ホテルに泊まる ザ・流氷7景2日間」

【観光庁長官賞】

〈国内旅行部門〉農協観光「国消国産応援企画 まるごと但馬in城崎温泉」

〈海外旅行部門〉エイチ・アイ・エス「車椅子利用者のためのエジプト受注型企画旅行(+募集型企画旅行“たびのわツアー”)

〈訪日旅行部門〉JTBグローバルマーケティング&トラベル「Japón Colorido(ハポン コロリド)

【優秀賞】

〈国内旅行部門〉アーストラベル水戸「シゴトリップ(特許申請中)」

〈海外旅行部門〉近畿日本ツーリスト「『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』香港の聖地と舞台をめぐる旅 オフィシャルツアー」

〈訪日旅行部門〉JCプラン「香港中高生訪日吹奏楽演奏交流」

【審査員特別賞】

〈国内旅行部門〉クラブツーリズム「80歳以上の方におすすめ 同世代で行く・やさしい旅 磐越・甲州 いいとこどりハイライト4日間」

阪急交通社「■日本最先端 与那国島×球美の島 久米島を1度で巡る 沖縄離島めぐり4日間」

〈海外旅行部門〉阪急交通社「メキシコ 死者の日を巡る3コース」

クラブツーリズム「マチュピチュ遺跡・イグアスの滝・リオデジャネイロ・ナスカの地上絵 ゆとりとこだわりの南米周遊14日間」

日本旅行「令和8年8月8日」限定企画 「八海山で”涼”と”縁起”を」

2026年7月10日(金) 配信

赤い風船「ひんやり夏たび クールケーション」

 日本旅行(吉田圭吾社長)は、赤い風船「ひんやり夏たびクールケーション」商品で、令和8年8月8日の「8(はち)」と、八海山ロープウェー・八海神社の「八(はち)」の縁起の良い数字を掛け合わせた、日付限定の特別夏プランを売り出した。

八海神社の「御朱印」

 「夏の天空雪まつりin八海山」(大塚裕司支配人、新潟県南魚沼市山口 1610)と連携し、令和8年8月8日に八海山ロープウェーと、八海神社のコラボしたオリジナル御朱印などが付いてくる、限定の特別プラン。

 同社は、暑い夏に「涼」を楽しむスポットの紹介や、グルメ・体験付き商品を宿泊プランやJRセットプランとして展開している。

アソビJTB、日本の温泉文化を 「KAWAII」で世界へ

2026年7月10日(金) 配信 

KAWAII夜市(日本博版)キービジュアル

 アソビJTB(齊藤あつし社長、東京都渋谷区)はこのほど、文化庁の2026年度「日本博」事業に、温泉文化を世界へ発信するプロジェクト「Experience ONSEN Culture」が採択されたと発表した。日本の「温泉文化」と世界で人気のポップカルチャー「KAWAII」を融合させ、新たなインバウンド向け体験を提供する。

 同プロジェクトは、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会(会長=平井伸治鳥取県知事)と連携し、2030年の「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録に向けた機運醸成をはかるもの。温泉文化とKAWAIIを融合させ、温泉地を世界から選ばれる日本の“感動体験の拠点”へ進化させることを目指す。

 主な取り組みは、温泉街のフォトジェニックなアート演出、地産食材をKAWAIIの感性でリメイクしたフード&スイーツ、昔懐かしい温泉街の遊び体験、温泉ならではのファッションアイテムやグッズなど。アート、食、ファッションを融合した没入型ナイトマーケット「ONSEN KAWAII MARKET」をコンテンツの核に据える。

  また、温泉地の自然や伝統、文化、食の魅力を総合して世界からの誘客と回遊性を高める取り組みを広域的に展開。訪日外国人旅行者向けに、従来の温泉観光を超える「新しい温泉体験」の価値を提供する方針だ。

 今後はJTB協定旅館ホテル連盟と連携、協力を仰ぎながら、中国・四国エリアを皮切りに2026年度に取り組みを始動させる。その後、九州・沖縄エリア、北陸・東海・近畿エリア、北海道・東北エリア、関東・甲信越エリアへと毎年拠点を拡大し、ユネスコ無形文化遺産への登録が予定される30年までの5年間で、全国の温泉地へ展開していく計画とした。

 アソビJTBは、同プロジェクトを通じて、温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に貢献するとともに、日本の温泉文化の新たな魅力を創造し、国内外に発信する。地域経済の活性化と観光立国の推進、持続可能な地方創生の実現に向けて取り組んでいく。

【国土交通省】人事異動(7月10日付)

2026年7月10日(金) 配信

 国土交通省は7月10日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付(東北地方整備局建政部長)沖川弘毅

主要エリアを大幅リニューアル、生物とのふれあい充実、神戸アトア

2026年7月9日(木)配信

新設したガラ・ルファ水槽

 兵庫県神戸市の劇場型アクアリウム「AQUARIUM×ART  átoa(アトア)」は7月11日(土)、館内2階の主要エリア「ELEMENTS(エレメンツ)精霊の森」を大規模リニューアルし、一般公開する。今年10月に迎える開業5周年記念事業の一環。

 「空間への没入感を楽しみながら生きものたちの息づかいを感じる」というアトアの展示コンセプトをさらに発展させ、「生きものとのふれあい体験」や「バイオミメティクス(生物模倣)の視点による生物解説」を新たに取り入れる。

 リニューアルでは、中東の河川などに生息し、人間の古くなった角質を食べることからドクターフィッシュと呼ばれるコイ科魚類のガラ・ルファを新たに展示。水槽に手を入れると魚が集まり、古い角質を優しくついばむ体験プログラムを予約不要・無料で実施する。

手を入れるとすぐにガラ・ルファが集まってくる

 また、ガラ・ルファ水槽には、環境農業技術「アクアポニックス」を導入。魚の排せつ物を含んだ水を養分として植物を育てる循環型システムを活用し、収穫した植物の一部を同エリアで飼育するゾウガメの餌として還元する計画だ。将来的には来館者による収穫体験の実施も視野に入れ、展示だけでなく持続可能な循環を体感できるコンテンツとして発展させる考えだ。

 このほか、最大約600ボルトを放電するバリイデンキウナギも新たに登場。放電による捕食行動や低電圧を利用した周囲の探知、空気呼吸など、生物の優れた適応能力を紹介する。

 バイオミメティクスでは、自然界に適応する生物や植物の特性・構造を、家電製品に活用する大手メーカーの取り組みを紹介。洗濯機の扉ガラスの裏側に、ヒマワリの種の配列である「フィボナッチ配列」で凹凸を付けることで汚れ落ちを促す仕組みなどを解説している。

 アトアは2021年10月に開業。館内には国内最大級の球体水槽やガラス床水槽を含む約60基の水槽を設置し、約170種類・4000点の生きものを展示している。光や映像、舞台美術を融合させた演出により、水族館とアートを組み合わせた新たな観光コンテンツとして集客をはかっている。

国内最大級の球体水槽

子育て支援事業担うさくらさくグループがホテル事業に参入 湯河原で「HOTEL SWAY yugawara」7月18日開業

2026年7月9日(木) 配信

利用イメージ

 認可保育所運営などを手掛けるさくらさくプラスの子会社、さくらさくパワーズ(岡田崇社長、東京都千代田区)は7月18日(土)、神奈川県・湯河原町に「HOTEL SWAY yugawara(ホテル スウェイ 湯河原)」を開業する。子育て支援事業などを展開するグループが、新たにホテル事業に参入する。

 同館は、ブルー・スカイ・アソシエイツ(金子岳人代表、東京都渋谷区)とともに、リゾートホテル「ラ クラッセ ドゥ シェネガ」を全館リニューアルして誕生した。都心から約90分の湯河原・真鶴エリアにあり、相模湾を望む高台に立つ。客室は全32室で、全室オーシャンビュー。4人利用可能な客室、メゾネット、コネクティングルームのほか、愛犬と宿泊できる客室を8室用意する。

 さくらさくパワーズは、保育施設やファミリーマンションの開発を通じ、共働き世帯・子育て世帯の暮らしを支える場づくりに取り組んできた。ホテル事業はその延長として、日常から離れ、心身ともに安らぐ休日を提供するという、休日の時間にも取り組みを広げる考えを示した。

 運営を担う、ブルー・スカイ・アソシエイツグループは宿泊施設の企画・運営を通じた地域活性化事業を展開しており、両社は湯河原での新たな宿泊需要の取り込みを狙う。

楽天ステイ、城崎温泉に新施設オープン 全客室に川を望むテラスと自家源泉の専用風呂

2026年7月9日(木) 配信 

外観(左)と、客室内のテラス

 楽天グループの宿泊施設ブランド「Rakuten STAY」を運営している楽天ステイ(蔦井克彦社長、東京都港区)は7月23日(木)、兵庫県豊岡市に「Rakuten STAY TERRACE 城崎リバーサイド」をオープンする。

 同施設は、円山川沿いに建つ全24室の宿。全客室が円山川を望むテラスと自家源泉を満喫できる客室専用風呂、プロジェクター、調理器具付きキッチンなどを完備している。

 最上階の客室のうち3室には、東京都内を中心に展開する会員制個室サウナ「LOCA THE CLASS.」による、富士山溶岩を使用したサウナと水風呂を導入。テラスでは、円山川を眺めながら外気浴を楽しむことができる。

 また、愛犬と宿泊できるドッグフレンドリールームを7室設けた。同客室内にはケージやペット用ベッド、フードボウル、ペットシート、ダストボックス、エチケット袋などを常備している。

 食事付きの宿泊プランでは、夕食を兵庫県産の但馬牛と八鹿豚を使用したしゃぶしゃぶのほか、本ずわい蟹の蟹すき、テラスで楽しむ鉄板焼きの3種類から選ぶことができる。朝食は、八鹿豚ソーセージのホットドッグの洋朝食BOXと、山陰沖天然真鯛の鯛茶漬け&お惣菜の和朝食BOXの2種類を提供する。

 宿泊料金は1泊1室4万円(税込)からとなっている。

南知多ビーチランド、7月18日から夜の水族館ツアー 飼育員が案内

2026年7月9日(木) 配信

ナイトアクアリウムツアー

 名鉄インプレスは7月18日(土)~8月29日(土)までの8日間、南知多ビーチランド&南知多おもちゃ王国(愛知県・美浜町)で夜間イベント「ナイトアクアリウムツアー」を開く。飼育員の案内で、懐中電灯を片手に夜の水族館を巡る。

 同館は、日中とは異なる生きもののようすや夜の静けさを見どころに挙げる。ウミホタルの発光実験も同イベント限定で公開。「幻想的な光のショーを堪能できます」とアピールする。

 同イベントは各日午後6時30分に始まる。所要時間は約2時間で、開催日は7月18日、19日、25日、8月1日、8日、15日、22日、29日となる。

 料金は2歳以上1人3000円で、入園料と懐中電灯のレンタル代を含む。定員は1日45人で、最少催行人数は10人。未就学児は保護者の有料同伴が必要となる。参加申し込みは専用サイトで受け付けている。

JATA原新会長、「誰もが誇りを持てる産業に」 旅行業の成長性や意義示す数字開示を

2026年7月9日(木) 配信

原優二会長

 日本旅行業協会(JATA)は7月8日(水)、東京都内のJATA本部で記者懇談会を開いた。6月の総会で新たに会長に就任した原優二会長は、旅行産業の成長性と社会的意義を示すことで「有能な人材が集まり、誰もが誇りを持って働ける産業にしていくことが課せられた使命だ」と力を込めた。そのためには旅行業を取り巻く数字の開示や第5次観光立国推進基本計画への貢献が重要だとした。

 原会長はコロナを経た旅行業について、「我われは再び過度な価格競争に戻るのではなく、お客様にしっかり価値を提供し、その価値にふさわしい対価をいただく産業へ進化しなければならない」と語った。「旅行産業を若い世代へ引き継ぎ、真に観光立国を担う産業にしていくためには、生産性を高め、事業そのものを高付加価値化させることが必要」とし、「働き方改革を一層進め、『働いてよし・給与よし・仲間よし』を実現していきたい」と意気込んだ。

 このためにJATAがすべきことは、旅行産業が立脚する市場の実態を示す数字として、生産性向上や働き方改革、給与水準、労働環境、業界で働く人の満足度などを可能な限り明確にし、年ごとに数値の改善をしていくことを挙げた。

 2026年度からスタートした第5次観光基本計画については「アウトバウンドが国の観光政策の柱になったことは画期的なこと」と評価する一方、「多大な貢献が求められ、責任も重くなる。外部へモノを申し、我われの想いを実現させていくには相応の努力と成果が必要だ。JATAはもっと強い組織にならなければならない」とし、「バランスの取れた双方向交流の促進、インバウンドの地方分散、国内旅行の平日への需要の平準化の3つを実現させるために全力を尽くす」と引き締めた。

吉田圭吾副会長

 会見では、各分野を担当する副会長も登壇した。国内旅行を担当する吉田圭吾副会長は市場動向について、旅行会社の国内旅行取扱はコロナ禍前には戻っていないが、取扱額は24年度で下げ止まり、25年度は前年を上回る状況だと報告。これまでの数を追うスタイルから脱却した商品企画や地域と連携した需要創出などが実を結びつつあるとした。

 一方、国内旅行需要の拡大に向けては、需要の平準化で平日旅行を増加させることが喫緊の課題とした。週末や連休などに需要が集中することで、「特定の日だけ予約がとれず、インバウンドの伸びにブレーキがかかることになるほか、集中により費用が高騰し、日本人の宿泊旅行は縮小していく」と危惧した。平日旅行促進には「休み方改革」が不可欠で、第5次観光基本計画に明記された「ラーケーション」や国が進める企業の休暇取得促進(ポジティブオフ)と連携した取り組みを進めていく。「例えば企業が月曜と金曜に大きな会議を入れなければ両日に休みが取れやすくなり、平日の旅行が促される。JATAも今年度から極力会議を入れないようにしている」と紹介した。

 また、来年の3月から横浜で開催される国際園芸博覧会(グリーンEXPO)については半年前の秋以降からの告知が認知度向上に効果的だと示したうえで、「旅行会社ならではの企画やホスピタリティで博覧会を盛り上げたい」と述べた。

酒井敦副会長

 海外旅行は外的要因として航空仕入環境の変化、円安の影響、燃油サーチャージの急激な高騰、中東情勢など懸念要因があるなかで、7月のパスポート手数料引き下げなど好機を捉え、「もっと!海外へ」キャンペーンなどの展開で需要を喚起していく。数値目標は30年までに海外旅行者数2000万人、パスポート保有率20%。

 CPでは安心・安全な旅行に向けて外務省の「たびレジ」の普及啓発も行っている。担当の酒井敦副会長は、「海外へ行くときは、必ずたびレジの登録をお願いしたい」と呼び掛け、過去の有事の際には、登録者から帰国の手配が行われた事例も紹介した。

山北栄二郎副会長

 訪日旅行の担当は山北栄二郎副会長。今年度も観光事業者へインバウンド受入拡大に向けた意識調査を行い、9月ごろに発表するとした。4回目となった昨年度は課題解決に向けた施策をまとめ、観光庁に提言書を提出した。高付加価値化と地方誘客に向けては、ゴールデンルートに変わる新ルート「レインボールート」の提案などを行っている。JATAとしては引き続き、会員会社がインバウンド事業へ参入しやすい環境づくりなどに努め、新たな事業の柱に位置付けたい考え。