沖縄に9月19日「うんこミュージアム」がオープン 東京、名古屋に次ぐ3店舗目の常設店

2025年7月8日(火) 配信

「うんこミュージアムOKINAWA」

 たのしいミュージアム(小林将社長、東京都渋谷区)とカヤック(柳澤大輔CEO、神奈川県鎌倉市)はこのほど、共同で展開する「うんこミュージアム」を9月19日(金)に沖縄県にオープンすると発表した。東京、名古屋に次ぐ3店舗目の常設店となる「うんこミュージアムOKINAWA」は、イオンモール沖縄ライカム(沖縄県中頭郡北中城村字ライカム1)内に開設し、沖縄ならではの特別仕様のデザインや、ここでしか体験できない限定コンテンツ、グッズを用意する。

 沖縄のミュージアムのテーマは「うんこの楽園」。沖縄の青空と透き通る海をイメージし、楽園にやってきたような気分を演出する。沖縄限定のオリジナルコンテンツ含め、20種類以上のコンテンツを用意する。

 「うんこミュージアムTOKYO」で人気の「ウンコ・ボルケーノ」は巨大な火山が噴火するコンテンツで、沖縄では特別仕様として「うんこの滝」が登場し、会場を盛り上げる。

 また、シーサーやハイビスカス、ジンベエザメなど沖縄を象徴するモチーフを詰め込んだ「うん語ネオン」など、沖縄ならではの特別な体験が楽しめる。

 このほか、うんコンビニ「UNKO MART」ではさまざまな商品を取りそろえる。沖縄限定グッズとして、琉球ガラス村とコラボレーションした「幸運の琉球ガラスうんこ」を数量限定で販売する予定という。

 チケットの販売開始日は8月1日(金)を予定する。

前日予報の最高気温35度以上で入園無料 むさしの村、「埼玉暑すぎる割」実施へ

2025年7月8日(火) 配信

7月19~31日までキャンペーン実施

 埼玉県加須市の遊園地、「緑の中のファミリーランドむさしの村」は暑い夏の日の来園を促進するため、7月19日(土)~31日(木)まで、「埼玉暑すぎる割」を実施する。前日の気象庁発表の天気予報で、当日の熊谷の予想最高気温が35度以上の場合、入園が無料になる。また、イベント適用日には子供限定でガリガリ君もプレゼントする。

 同園によると、昨年の同期間の「熊谷」の35度を超える猛暑日は100%となっており、今年は6月にすでに6日間も猛暑日を観測しているという。

 園内では、7月19日から夏限定の「ちびっこプール」もオープン。0歳から利用できるため、「プールデビューにもぴったり」とアピールする。

 暑すぎる割が適用されるのは、前日の午前11時または午後5時発表の予報で、日中の予想最高気温が35度以上になった日。前日の天気予報では35度未満、当日午前5時発表の予想最高気温で35度以上になった場合は対象外になるので注意。

全国79駅発着商品の「夏&秋たびセール」 阪急交通社が7月8~18日まで販売

2025年7月8日(火) 配信

鉄道利用編のセール開始

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は7月8日(火)の午後6時から、Web限定で国内個人旅行「夏&秋たびセール」鉄道利用編を開始する。全国79駅を発着地とする大規模キャンペーンで、セール期間は18日(金)までの10日間。

 物価高で個人消費に陰りがみえるなか、同社は6月に実施した航空機編に続くキャンペーンを実施し、需要喚起に取り組む。今回は大都市圏を発着する目玉商品に加え、全国各地から発着する旅情あふれる列車の旅を取りそろえる。

 東京から往復新幹線で行く函館プランなど日本の各観光都市への旅のほか、温泉地に宿泊する旅は首都圏から手軽に行ける名湯に加え、源泉かけ流しの宿に宿泊する滞在プランなど魅力的な商品を用意した。

 対象商品の出発日は8月1日~10月31日まで。

「津田令子のにっぽん風土記(115)」土偶メガネで地域をつなぐ~ 旅する土偶メガネ編 ~

2025年7月8日(火) 配信

土偶メガネで喜ぶ人々
土偶メガネアーチスト 聡美 杏さん

 2024~25年は、日本全国で埴輪・土偶に関する展覧会が目白押しだ。東京・上野の「東京国立博物館」では、同館所蔵の「埴輪 挂甲の武人」が国宝指定50周年を迎え、特別展「はにわ」に“ハニワ界のスーパースター”が大集合した。千代田区の「東京国立近代美術館」では、埴輪・土偶ブームの裏側を掘り起こす「ハニワと土偶の近代」が開催され、評判を集めた。ほかにも日本各地で個性溢れる展覧会が行われ多くの人が押し寄せている。

 今回はどこかユーモラスでホッとする企画「旅する土偶メガネ」の発案者でもある聡美杏(さとみ・あんず)さんにお話を伺った。杏さんの企みは埴輪・土偶ブームも手伝ってヤフーニュースでも取り上げられるほどだ。

 演劇を通して社会課題解決に取り組む地元密着のNPO法人「劇団サードクォーター」の座付き作家として活動している杏さんは、自身が配信している音声配信プラットフォームアプリ「スタンドFM」のラジオ番組「不可能姉妹のにっちもさっちも」の企画で青森県へ旅することになった。

 途中、三内丸山遺跡で土産として販売されている「土偶メガネ」に出会った。「そこがすべての始まりでした。土偶メガネが2400円。もったいない、何とか活用できないものか」と思案し、出会った人に掛けてもらうことに。「土偶メガネを掛け、わしゃわしゃ喜ぶ姿を写真に撮り、SNSで投稿していると話題となり、『あの人も土偶に! 私も土偶になりたい』と志願して出土される人が増えていったのです」と話す。

 欲が出て土偶メガネの写真を100人撮れたら写真展をやりたいとつぶやいたところ、それも実現した。写真には出土順に土偶ナンバーが振られ、出土場所(撮影場所)と杏さんが命名した土偶名を明記して、パネル展示する。「当初137人だった土偶は出土を重ね、600人近くまでになった」という。

 ユニークで不思議な土偶メガネの縁でつながっていく人々のようすを杏さんは「土偶ミュケーション(ドグミュケーション)」と表現する。

 「土偶メガネで全国行脚するのが夢。色々な(タイプの)土偶が全国で出土するのではないでしょうか」。土偶メガネを掛けて真面目そうな人が突然明るいキャラに変わるなど、「変身ぐあいは、さまざまです。土偶メガネを掛ける“千載一(土)偶”のチャンス。皆様の出土をお待ちしています」と笑顔で呼び掛ける。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

瀬戸芸に合わせ日帰りバスツアー、アート作品や観光スポット巡る(小豆島観光協会)

2025年7月7日(月) 配信

肥土山・中山地区にあるワン・ウェンチー氏の作品「抱擁・小豆島」

 香川県・小豆島観光協会は、瀬戸内海の島々を舞台にしたアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2025」の夏・秋会期にあわせ、小豆島のアート作品と人気観光地を1日で巡る日帰りバスツアーを販売している。

 ツアーでは、山に囲まれた肥土山・中山と内海湾に臨む草壁地区、風光明媚な三都半島を訪れ、計8つのアート作品を鑑賞するほか、オリーブ公園や中山千枚田散策、農村歌舞伎舞台外部見学など、島の人気観光スポットも訪ねる。

 夏会期に4回(8月7、14、23、28日)、秋会期に5回(10月11、19、23、11月2、6日)実施する。旅行代金は大人・子供同額で1万4300円(昼食付き)。募集人数は各回24人で、最少催行人数は15人。

 ツアーの詳細は、高松港から高速艇などが発着する土庄港(土庄町)近くの観光センターに午前9時15分に集合。午前は肥土山・中山エリアのアート作品を鑑賞。豊福亮氏の「黄金の海に消えた船」や、空き家を舞台に農具や民具を用いた装置で音楽を奏でるインスタレーション作品「Reverberations 残響」などを巡る。

 昼食は、小豆島の旬の食材を生かした「創作郷土料理 曆」または、新オープンの「カルチバ」で味わう。どちらも島の暮らしや文化を感じさせる食体験が魅力だ。

 午後は、オリーブの歴史と文化を体感できる道の駅小豆島オリーブ公園を訪ねるほか、風光明媚な三都半島で4つのアート作品を見学する。

 ツアーには、同協会認定の島民バスガイドが同行し、アート作品の背景や地域の魅力を丁寧に解説する。

 ツアーの申し込みは同協会ホームページで受け付けている。

第5次観光立国推進基本計画に要望反映を JATA髙橋会長「今年は特別な年」

2025年7月7日(月) 配信

髙橋広行会長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は7月4日(金)、東京都内のJATA本部で記者懇談会を開いた。髙橋会長は「今年は我われにとって特別な年。政府は現在、2026年に新たにスタートする、第5次観光立国推進基本計画の策定を行っており、我われも観光業の将来に関わる課題や解決策を盛り込んだ提言書を提出した。これらを計画に反映させるべく、勢力的に関係省庁や関係機関に働き掛けを行っている」と言及。提言書をもとに、持続可能なツーリズム産業の構築に向けた要望やJATAの取り組みについて紹介した。

 現状の課題としては、2030年に訪日外国人旅行者6000万人を目指すなか、双方向交流の不均衡が深刻化していることを挙げた。24年の訪日客数は約3687万人、対して日本人の海外旅行者数は約1301万人で、出入国に占める日本人の割合は26%と4分の1程度にとどまっている。

 JATAは提言のなかで日本人のパスポート所持率を向上させるため、取得費の抜本的な低減策を求めた。海外旅行経験含め、若者の国際交流の減少で、国際競争力の低下リスクもあることから、海外修学旅行や語学研修、国内国際交流事業などを高校卒業までに体験する「国際交流必須化」への検討も訴えた。

 また、訪日観光客の7割が大都市圏に集中していることから、地方分散化をはかるため、アドベンチャートラベルガイド育成制度の構築など高付加価値化を推進することや、国内旅行会社の訪日市場への参画支援などを要望した。

 オーバーツーリズムの観点からも、旅行者数の大半を占める国内旅行の需要の平準化をはかるため、ラーケーションや県民の日による平日休みを増加させるための取り組み推進、経済界と連携した有給休暇の取得率向上、取得日数の拡大検討などを求めた。JATAとしては、関係機関と「休み方改革」推進に向け、全国知事会に要望書を提出したほか、平日旅行に特化したキャンペーンなどで需要の拡大、需要の平準化に努めている。

 さらに、DXによるビジネスモデル改革や、観光産業の担い手育成と学校教育への繁栄、健全な観光産業の育成のための不正行為、違反行為の取り締まり強化などを盛り込んだ。

小谷野悦光副会長

 会見には、各分野の担当役員も出席した。国内旅行担当の小谷野悦光副会長は市場の状況について、24年の日本人国内旅行消費額は過去最高の25.2兆円となった一方、JATA会員である主要旅行会社43社の24年度の取扱額は、19年度比で約15%減少したことを報告した。「コロナ前とコロナ後では、店舗の縮小や廃止、OTAや直販化の加速などで、旅行会社は伸びた需要を捉えられていない。市場としっかり向き合い切れていない」と課題に言及。「旅行業界全体として、代売から脱却した価値ある商品の企画・販売、地域と連携した発着双方の視点での需要創出、価値創出を目指す必要がある」と力を込めた。

 他方、北陸復興支援について、会員会社による能登半島地区へのツアーが多数企画されていることや、24年の宿泊伸率が石川県は19年比で29.0%増と東京都に次ぐ第2位となったことなどに触れ、旅による復興支援は「旅行会社の持つ機能として重要だ」と認識を示した。

トラベロカ、ホテル最大50%オフ 7月13日(日)までセール実施中

2025年7月7日(月) 配信

CPのイメージ

 東南アジアを中心に展開するOTAトラベロカ(Traveloka、シーザー・インドラ社長、シンガポール)は7月13日(日)まで、日本市場への本格的なサービス展開を記念して、キャンペーン「トクしちゃおっか!夏旅セール」を実施している。

 同キャンペーンでは、ホテルを最大50%割り引くほか、最大1万8000円分のクーポンを配布する。新規会員には、航空券を最大20%、現地アクティビティを最大30%値下げし、最大4000円分のクーポンを贈る。さらに、毎日先着順で6000円または3000円の航空券割引クーポンもプレゼントする。

 対象エリアは東京や大阪、北海道などの国内のほか、韓国・ソウル、香港、タイ・バンコク、インドネシア・バリ、シンガポールなどとなっている。

 シーザー・インドラ社長は「今回のキャンペーンは、トラベロカが日本で本格的にサービスを展開するうえで、重要な節目となる取り組み。日本の消費者が東南アジアの魅力あふれる場所へ、より手軽かつ安心して渡航できる環境を整えてていく」とコメントしている。

北海道・岩宇地域のグルメと祭り紹介 7月18~19日「ANA LIVE SHOPPING」配信

2025年7月7日(月) 配信

初のお祭り参戦LIVE配信

 ANA X(神田真也社長、東京都中央区)は7月18(金)~19日(土)まで、ライブ配信を通じて日本各地の魅力ある商品・文化を発信する「ANA LIVE SHOPPING」を実施する。北海道・岩宇(がんう)地域のグルメと祭りをテーマに、配信を行う。

 ANA LIVE SHOPPINGは、2023年から継続して同地域を取り上げており、3年目となる今年は特産品の紹介に加え、初の“お祭り参戦LIVE”を行う。ANAスタッフが祭りやグルメのイベントのようすを現地から届け、一緒に祭りに参加しているかのような体験をオンラインで提供する。

 岩宇地域は、泊村・岩内町・共和町・神恵内村の4町村で構成されており、札幌市内から車で約2時間、道内各地からもアクセスしやすいという。海と山に囲まれた自然豊かな場所で、食も豊富。18日の午後8時からは、この特産品を紹介する「食べたら思わずリピート!涼を味わう海と陸の幸LIVE」を配信する。

 また、19日は午後2:30から、「岩宇へ脳内トリップ!お祭り参戦LIVE in群来祭り」を配信する。お祭りグルメやイベントなど、会場の賑わいを届ける。

 紹介した商品の購入は7月18日午後8時~7月31日午後11:59まで。在庫がなくなり次第、販売終了となる。

サービス連合、プライバシー保護体制を調査 カスハラ防止への一環で

2025年7月7日(月) 配信

 サービス・ツーリズム産業労働組合連合(サービス連合)はこのほど、加盟組合に行った従業員のプライバシー保護体制の調査結果を公表した。SNSでプライバシーを晒すなどのカスタマーハラスメントが人材不足の一因となっていることを受け、職場における扱われ方の実態を調べた。

 「ネームプレートはどのように取り扱われていますか」の問いには、「着用を義務付けられている」が78%、「付けていない」15%、「任意で着用」7%の順となった。

 着用している組織のうち、94%が実名を使用。6%がビジネスネームの表記を可能としていると回答した。

 電話応対のマニュアルが決められている組織を対象に「電話で名乗る名前」を聞くと、「実名」が65%で最多。2位は「お客様に名前を聞かれたら実名を伝える」で21%。次いで「ビジネスネームを伝える」(6%)、「わからない」(6%)、「名乗らない」(2%)と続いた。

 また、「お客様との連絡で個人用携帯を使用しているか」を尋ねた結果、使っているが32%、使用していないは49%だった。

 サービス連合は「宿泊業や旅行添乗の職場では、お客様に顔と名前を覚えてもらうことが勲章のように上司や先輩から言われてきた。これは必ずしも間違いではない」と考えを示した一方、「カスタマーハラスメントが社会で大きな問題となっているなか、観光産業でも看過できない実態が判明した」とコメントし、企業や業界、社会へプライバシー保護の在り方について問題を提起していく方針を示した。

茶の産地・牧之原市初の道の駅が7月18日にオープン 「道の駅そらっと牧之原」

2025年7月7日(月) 配信

「道の駅そらっと牧之原」外観

 静岡県牧之原市(杉本基久雄市長)が整備を進めてきた、同市初の道の駅「道の駅そらっと牧之原」(牧之原市坂部582―1)が7月18日(金)にグランドオープンする。同市は、「深蒸し茶」発祥の地として知られるお茶の一大産地。道の駅は日本茶の奥深さや食の魅力を国内外に発信する文化の交差点となり、歴史や文化、自然、人の想いが交わる交流拠点を目指していく。施設運営は村の駅(瀬上恭寛社長、静岡県三島市)。

提供メニューの一例

 明治の開墾以来、茶どころとして発展してきた同地は、牧之原市を中心に「牧之原大茶園」が広がっている。面積は約5000ヘクタールで、見渡す限り茶畑が続く。道の駅では、同地の茶文化を体感できる「お茶グルメ」を用意。食事処「お茶の間食堂」では、「茶畑そば」などを展開する。このほか、豊かな海産物を使った「富士山と飛行機丼」などをそろえる。

 物販エリアでは、生産者から届く地元産の食材や地元食材を使ったベーカリー、スイーツ、オリジナルの土産品も多数展開する予定だ。

 なお、オープン前日の7月17日(木)の午後1~4時までは、市民限定にプレオープンする。開業日は正午にオープンする。