【第51回旅館100選】山形県・あつみ温泉 「萬国屋」

2026年8月29日(土) 配信

源泉掛け流し陶器の露天風呂付客室

創業300年、山里の風情とおもてなしの心を今に伝える純和風旅館

 江戸の創業以来300有余年、楽山楽水の桃源郷に建つもてなしと憩いの宿「萬国屋」。多くの作家・詩人にもゆかりが深く、優美な黒瓦の屋根、重厚な趣の入母屋造りの玄関など、日本の美と心を求めてきた老舗旅館だ。2021年には、大石田焼きの「次年子窯」で作られた陶器風呂を備える4室の源泉掛け流し露天風呂付客室が誕生。プライベートな空間でゆっくりとくつろぐことができる。

リニューアルした露天風呂「庭園さくらの里湯」

 1000年の歴史をもつ名湯「あつみ温泉」を満喫する大浴場は、シルクバスを備える「楽山」と泳ぎたくなるほど広々とした「楽水」。男女入れ替え制でどちらの湯も楽しめる。

活アワビ陶板焼き&山形牛温泉蒸し付和会席

 「楽山楽水」の心粋は料理にも込められており、山形ならではの山形牛やアワビなど、地元の旬の幸を丹念に吟味した豪華な食膳が並ぶ。300年以上受け継がれてきた歴史と努力の味を、ゆっくりと味わいたい。

「萬国屋」正面玄関

クラゲ水族館へ!かもすいチケット付きプラン

 2026年4月1日リニューアルオープンした話題のクラゲ水族館『東北エプソンアクアリウムかもすい』の人数分のチケットがついたプランです。山形県唯一の水族館でクラゲの展示種類は約100種!数多くの種類のクラゲを楽しめる、世界的にも非常に珍しい水族館です。

交通:《車》東北自動車道 あつみ温泉ICから約5分、P280台(無料)
   《電車》JR羽越本線 あつみ温泉駅からタクシーで約5分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》部屋食、和ダイニング 《朝食》和ダイニング
部屋:全97室
風呂:大浴場「桃源山水」、「楽山楽水」(露天風呂・サウナ付※男女入替有)、露天風呂付客室6
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
料金:1万8,000円~4万5,000円《特別室》7万3,650円~

〒999-7204 山形県鶴岡市湯温海丁1
☎0570(008)598(コンタクトセンター) FAX023(672)5459
https://www.bankokuya.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・他(繁体語)

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第51回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2027年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【北海道・支笏湖温泉】鶴雅HDが「湖白の抄」をお披露目 「音のもてなし」など、新しい滞在価値提案

2026年8月28日(金)配信

白を基調とした静謐なプライベート空間(デラックスツイン)

 鶴雅ホールディングス(大西希社長、北海道釧路市)は2026年8月25日(火)、北海道千歳市・支笏湖温泉の「しこつ湖 鶴雅別荘 湖白の抄(こはくのしょう)」の開業レセプションを開き、「(もてなしに)音を使った滞在価値(の提案)など、今までの鶴雅にない新しい魅力を備えた施設」(大西希社長)をお披露目した。

支笏湖の湖中をイメージした回廊

 8月10日(月)に開業した「湖白の抄」は、「水の謌(みずのうた)」、「碧の座(あおのざ)」に続く、鶴雅グループの支笏湖温泉内3軒目の施設。「湖面を白く照らす月光の静けさと幻想」をテーマに、水が流れ落ちる滝庭や湖中をイメージした回廊など、支笏湖の自然と調和する光と音の演出が館内各所に施されている。

 24ある客室は、旅館のぬくもりとホテルの機能性を融合した、ミニマルで上質な設えが特徴。すべてが50平方メートル以上の広さで、ツインルームやデラックスツインのほか、4人で宿泊できるクアッドルームなどがある。大浴場は設けず、「美人の湯」で知られる支笏湖温泉は、各部屋の展望風呂で楽しめる。食事は日本食文化の核といえる「発酵」と「熟成」をテーマに、現代の感性で再構築。体が喜ぶ新しい北海道郷土料理「嬉食(きしょく)」として、夕食は懐石、朝食はハーフビュッフェスタイルで提供する。

大西希社長

 レセプションには、来賓や地元関係者、取引企業などから約70人が出席した。大西希社長は「新たな個性が加わるなか、支笏湖の魅力を多面的に伝えたい」と開業への思いを伝え、「北海道の玄関口である千歳の観光振興に寄与できるよう努めたい」とあいさつ。環境省北海道観光局長の川越久史氏、衆議院議員の和田義明氏、千歳市長の横田隆一氏が祝辞を述べた。鶴雅ホールディングスの大西雅之会長は、「(アドベンチャートラベルを核に観光振興策)支笏湖ビレッジ構想を進める」とともに、旅館運営では「省力化など、新しい時代に合わせた仕組みの導入」などにも取り組みたいと述べた。

るるぶキッチン、国産ジビエの鹿肉 9月のランチ限定で提供

2026年8月28日(金)配信

ニホンジカ肉ローストと茸のガーリックライス

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は9月1日(火)~28日(月)まで、直営飲食店舗「editor’s fav るるぶキッチン」で、国産ジビエ認証を受けた鹿肉を使用したランチメニューを提供する。高たんぱく・低脂質で鉄分も豊富なヘルシーなニホンジカを、ジビエならではの野趣あふれる旨みと美味しさを存分に引き出した一皿として堪能できる。

 メニュー名は、「ニホンジカ肉ローストと茸のガーリックライス」。国産ジビエ認証制度の認証を受けた施設で処理されたニホンジカを直送で仕入れ、柔らかくなるように下処理したうえで、仕上げにフライパンとオーブンで焼き上げている。ジビエの野趣あふれる肉の旨みと、ガーリックライスの相性は抜群。ボリュームたっぷりの一皿を楽しめる。価格は税込1780円。

 今回のランチ特集フェアは、農林水産省「令和8年度鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催するもので、安全・安心なジビエの消費拡大が狙い。

 営業時間はランチタイムが午前11時30分~午後2時30分(2時LO)、ディナータイムが午後5~10時(9時30分LO)。不定休。住所は東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊國屋書店 新宿本店 地下1階(紀伊國屋ビルディング地下名店街)。

【東旅協・城東地区】送客増加へ、商談・懇親会開く 送客42人と受入77人が交流

2026年8月28日(金) 配信

商談会・懇親会のようす

 東京都旅行業協会城東地区会(地区長=北川マリ子・ヴァリューツーリスト社長)は8月27日(木)、東天紅上野店(台東区)で商談会・懇親会を開き、会員42人と受入施設77人が出席した。名刺交換や情報交換などを行い、送客増加へ交流を深めた。

 北川地区長は「OTAや直販で便利に安く旅行を手配できるなか、旅行会社には困った際に相談でき、複雑な旅を一緒に計画できる、インターネットに変えられない価値がある。本日は今後の旅行業界の発展を考える場にしてほしい」と呼び掛けた。

北川マリ子地区長

 受入施設を代表して東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長が「ネットの時代に、人と人とのつながりも重要な旅の要素だ。城東地区会と共に観光業を盛り上げたい」と語った。

 これに先立って第1部では、受入施設によるPR会も行われた。

加賀屋「28年度末開業へ」 新館建設地で地鎮祭 

2026年8月28日(金) 配信

加賀屋新館の全景イメージ

 能登半島地震の影響で休業している石川県・和倉温泉の加賀屋(渡辺崇嗣社長)は8月25日(火)、新館建設地で地鎮祭を行った。加賀屋新館は7階建て全33室。2028年度末の開業を目指す。地鎮祭には、渡辺社長や新館の設計を手掛ける建築家の隈研吾氏など関係者約40人が出席した。

地鎮祭のようす

 渡辺社長は「七尾の海とつながる、和倉の街をつなげる、そして加賀屋の歴史をつなぐ。今回のプロジェクトは、加賀屋グループにとって未来への新たな挑戦となる。今までの加賀屋も良かったが、新しい加賀屋もさらに良いねとお客様に言っていただけるよう、建物や美術品の魅力はもちろん、最高のおもてなしと料理でお迎えできるよう、しっかりと準備を進めていく」と営業再開への熱い想いを述べた。

 加賀屋新館は、グループ旅館の加賀屋別邸松乃碧跡地に建設。7階建てで敷地面積9630平方㍍、延床面積8035平方㍍。33室ある客室はすべてオーシャンビューで半露天風呂付き(温泉)。食事は部屋食。収容は110人。大浴場やバー、ステーキコーナー、茶室などを備えるほか、加賀屋が所蔵する工芸品や絵画を展示するアーカイブ棟も設ける。総投資額は77億円となっている。

 当初は27年度末の開業を予定していたが、建築資材の高騰など、目まぐるしい社会情勢の変化を受けて計画を見直し、28年度末の開業を目指す。

茨城県旅行業協会、「貸切バス」の緊急停止システムや”非常脱出”体験

2026年8月28日(金) 配信

小倉英佳会長

 茨城県旅行業協会(小倉英佳会長)は8月26日(水)、茨城県トラック総合会館(水戸市)で2026年度会員研修会を開いた。今回は貸切バスの緊急停止システムと非常口からの脱出を自ら体験し、安全性の確保などを学んだ。

 研修では、運転手が走行中に意識を失ったことを想定し、会員が緊急停止システムを操作。停車後、乗降口から脱出できない状況により、非常口を開け、脱出した。非常口を使えない場合も想定し、乗降口にある非常コックの扱い方も習った。

非常口から脱出するようす

 京免義典業務企画委員長は「脳梗塞や心筋梗塞は突然発症する。この場合、安全を確保できるのは添乗員。旅行会社も意識を高めてほしい」と語った。

京免義典委員長

 参加した会員の一人は「実際に体験することで、安全への理解が深まった」と感想を述べた。

 午前中には、個別認可約款の申請に向けた研修も実施した。講師は、全国旅行業協会(ANTA)法定業務推進委員会の足立和徳委員が務めた。

足立和徳委員

 旅行会社はツアーをキャンセルされた場合、標準旅行業約款に基づき出発の20日前から取消料を求めることができる一方、一部の宿泊施設や交通機関は予約直後から旅行会社へ取消料を請求している。

 このため、足立委員は取消料を実額で精算する個別認可約款の導入を勧め、「書類は10分ほどで完成する。申請を検討してほしい」と語った。

 その後、添乗員の基本的な知識と心得についての研修も行った。

 小倉会長は「(万が一の際には)研修での学びを実践し、ツアーの安全・安心を確保してほしい。また、個別認可約関の導入も検討し、お客様との正確な取引をお願いしたい」とまとめた。

Emposy、「民泊規制マップ」を無料公開

2026年8月28日(金) 配信

民泊規制マップ

 Emposy(木谷真也社長、東京都港区)はこのほど、運営する民泊投資向けマップサービス「民泊BOX」内で、全国53自治体の民泊規制情報を業態別に確認できる「民泊規制マップ」を無料公開した。

 民泊事業を始めるにあたり、「どの自治体がどの業態でどれだけ規制が厳しいかを事前に把握することは、物件選定・出口戦略・運営コスト試算のすべてに直結する」(同社)。しかし、現状では、規制情報は自治体ごとに条例・要綱・運用が分散しており、比較検討には膨大な工数がかかるため、「この情報収集コストを事実上ゼロにすることを目的に構築した」と説明する。

 同マップでは、掲載する全53自治体それぞれの民泊担当窓口に同社が電話取材し、条例本文や公式サイトだけでは分からない運用実態や直近の改正動向、自治体側の判断基準まで確認したうえで掲載している。「書面上の規制と実際の運用が食い違うケースを事前に把握できる」(同社)という。

 特徴として、旅館業(簡易宿所)②住宅宿泊事業(民泊新法)③国家戦略特区民泊――の3業態を横断し、各自治体の規制を「易しい」「普通」「難しい」「非常に難しい」の4段階で色分けして表示している。各自治体の規制情報は、根拠となる条例・要綱・自治体公式ページへ辿れる構成。事業判断の一次情報として活用できる。

 東京都については、営業日数上限(住宅宿泊事業は年180日以内が原則、区によって独自条例で更に短縮)、フロント・駆けつけ要件、住居専用地域での制限など、区ごとに異なる規制詳細を1画面で比較可能。

 今後は、大阪府・京都府・福岡市など主要投資エリアから順次、詳細規制情報の対応範囲を拡大していく計画だ。

【名鉄観光サービス】春休みまで対象 スカイマーク×名鉄観光感謝祭

2026年8月28日(金)配信

スカイマーク利用の国内ツアーが対象

 名鉄観光サービス(岩切道郎社長、愛知県名古屋市)は、スカイマーク利用の国内ツアーを対象に「スカイマーク×名鉄観光感謝祭」を9月15日(火)午後5時まで行っている。旅行対象期間は10月1日(木)出発~2027年3月27日(土)帰着分まで。

 同キャンペーンは、スカイマークの冬ダイヤ販売開始に合わせた特別企画。10月~3月出発の商品を中心に、一年を通して人気の沖縄(那覇)や北海道(札幌)などの人気エリアを特別な「感謝祭プライス」で提供する。年末年始や春休みなどの日程も、出発21日前までキャンセル料が無料のため、安心して冬や春の旅行計画を立てられる。

 行き先は次の通り。

 札幌(新千歳)空港▽仙台空港▽茨城空港▽羽田空港▽名古屋(中部)空港▽神戸空港▽福岡空港▽長崎空港▽鹿児島空港▽奄美大島空港▽那覇空港▽宮古(下地島)空港

【第51回旅館100選】秋田県・大湯温泉 「ホテル鹿角」

2026年8月28日(金) 配信

季節を感じられる露天風呂

四季折々の風情が感じられる開湯800年の名湯。ゆけむりの里

 約800年前に開湯した大湯温泉は、江戸時代には南部藩主の指定保養地とされていた名湯だ。なかでも「ホテル鹿角」の大自然のなかで四季の彩を感じられる露天風呂や、開放的な大浴場の豊富な湯量の温泉は旅の疲れを癒してくれる。

開放感あふれる大浴場

 客室は広く、「特別和洋室」には檜風呂があり落ち着いた贅のしつらえで至福のときを過ごせる。10人まで利用できる「和賓室 かづの」は約130㎡の広さに和室が2間、ダイニングルームに檜張りのお風呂と圧巻。それぞれの部屋からの景観は旅情豊かで安らぎに満たされる。

四季のうつろいを感じる中庭

 夕食の和食会席膳コースでは、厳選された旬の食材が最高の状態でいただける。なかでも、鹿角発祥の「きりたんぽ鍋」は日本3大地鶏の一つ「比内地鶏」の出汁が美味しさを際立て、つゆまで飲み干すほどの人気の逸品だ。

料理一例
「ホテル鹿角」外観

道の駅おおゆ

 「ホテル鹿角」の真向かいにある「道の駅おおゆ」。地元の銘柄牛である「かづの牛」を使ったバーガーやカレーライスなど、テイクアウトメニューが豊富な「えんがわカフェ」のほか、広い芝生に足湯や子供が遊べる温泉じゃぶじゃぶ池があり家族連れで楽しむことができる。

交通:《車》東北自動車道 十和田ICから国道103号を経由し十和田湖方面へ8km約10分、P200台(無料)
   《電車》JR花輪線 十和田南駅からタクシーで12分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》広間、食事処《朝食》レストラン、広間
部屋:全92室
風呂:大浴場、露天風呂、サウナ
泉質:ナトリウム塩化物泉
料金:1万6,500円~

〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字中谷地5-1
☎0186(30)4111 FAX0186(37)4000
https://www.h-kazuno.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・中・台・他

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第51回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2027年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【27年度観光庁予算概算要求】37%増の1905億円要求、旅客税財源は500億円増の1800億円

2026年8月27日(木)配信

 観光庁は2027年度予算の概算要求で、東日本大震災の復興枠を含めて前年度予算比37.1%増の1905億4200万円を求めた。22年度予算額の約1732億円を上回り、過去最大の要求額となった。このうち、国際観光旅客税(旅客税)財源は同38.5%増の1800億円となり、税率が26年7月から3000円に引き上げたことを受けて増額。一般財源は同19.5%増の99億7600万円、東日本大震災の復興枠では5億6600万円を要求した。

 旅客税を活用した施策については、外国人観光旅客の来訪の促進などによる国際観光の振興に関する法律と、旅客税の使途に関する基本方針などに基づいて実施する。受益と負担の関係から負担者の納得が得られるもの、先進性が高く費用対効果が高い取り組み、地方創生をはじめとする日本が直面する重要な政策課題に合致するものに充てるとした。

 観光庁によると、政府が26年3月に閣議決定した第5次観光立国推進基本計画に示された観光施策を、計画期間の26~30年度まで推進する。混雑・マナー違反などの個別課題への対応や、地方誘客の推進による需要分散、国内旅行需要の平準化、観光振興に向けた再生支援のほか、アウトバウンドの促進、廃屋撤去・再生による地方温泉地などのまちづくりへの支援などが示されている。

 26年度は、オーバーツーリズム対策や多様な国・地域からの誘客、世界水準の受入環境整備、地域資源を活用した新たな観光コンテンツの拡充のほか、出入国手続きなどの高度化、日本人旅行者の安全安心な海外旅行環境の整備など、とくに新規性・緊急性の高い施策・事業に充当した。

 27年度概算要求時点では要求額のみ示し、具体的な事業については予算編成過程で検討し、民間有識者の意見も踏まえ、観光立国推進閣僚会議で決定する見通しだ。

一般財源は約100億円、3本柱で予算を編成

 27年度予算の概算要求では、「インバウンドの戦略的な誘客と住民生活の質の確保との両立」「国内交流・アウトバウンド拡大」「観光地・観光産業の強靭化」の3本柱で予算を編成した。

 「インバウンドの戦略的な誘客と住民生活の質の確保との両立」では、同5.6%増の66億7100円と施策の3本柱で最も大きい要求額を求めた。戦略的な訪日プロモーションを実施するために、日本政府観光局(JNTO)の運営経費に充当。各種民泊サービスの適正化、国際会議などによる諸外国との相互交流拡大支援などに充てる。

 「国内交流・アウトバウンド拡大」では、同144.0%増の12億2000万円を要求した。双方向交流の拡大に向けた環境整備として、地方空港を活用した相互交流、ワーキングホリデーを通じた双方向交流、海外教育旅行を通じた若者の国際交流の促進に充当。国内交流の活性化として、観光を軸とした関係人口創出や二地域居住促進、多様な旅行需要に対応した需要創出、国内教育旅行のプログラム開発の促進などに充てる。

 「観光地・観光産業の強靭化」では、同63.3%増の11億8700万円を要求した。観光地や観光産業における人材育成などの推進事業として、国内外の人材確保・育成に向けた魅力発信や育成環境整備、観光地経営人材や宿泊人材の育成などに充当。通訳案内士を支える安定的なシステム運営、観光統計の整備などに充てる。

東日本大震災復興枠、免税制度の改正要望も

 東日本大震災からの観光振興(復興枠)は、同14.9%減の5億6600万円を計上。福島県における観光関連復興支援事業やブルーツーリズム推進支援事業に充てる。

 27年度税制改正要望では、電子渡航認証制度(JESTA)の導入に伴う外国人旅行者向け消費税免税制度の確認事務などの見直しを要望。円滑な免税販売を行える措置を講じ、免税販売の適正な実施を確保する。