2023年11月8日(水) 配信

西武・プリンスホテルズワールドワイド(金田佳季社長、東京都豊島区)は2024年2月20日(火)、宮崎県宮崎市に宿泊特化型ホテル「プリンス スマート イン 宮崎」を開業する。
宮崎都市開発(小川千秋社長、宮崎県宮崎市)が、百貨店やオフィスなどが集まる橘通り沿いの敷地約1113平方㍍に12階建てのホテルを建て、プリンスホテルズが定期建物賃貸借契約を結び運営する。
客室はダブルルームを中心に全163室。標準客室面積は15・8平方㍍。レストランを備える。
2023年11月8日(水) 配信
日本観光振興協会(山西健一郎会長)、日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)、日本政府観光局(JNTO、蒲生篤実理事長)は10月26(木)~29日(日)の4日間、インテックス大阪で「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」を開いた。テーマは「未来に出会える旅の祭典」。観光大臣会合では「未来のために、ツーリズムを『再考(Rethink)』する」を掲げ、活発な議論を交わした。旅行の機運が高まるなか、2025大阪・関西万博へつなぐ観光イベントとして、4日間合計で14万8062人が来場した。
【馬場 遥】
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10月26日(木)の業界日に行われた開会式では、山西健一郎組織委員長(日本観光振興協会会長)が、「大阪・関西万博が約500日後に控え、世界中の注目が集まる関西から、日本の観光産業が完全復活し元気になった姿や、観光の未来像を発信する絶好の機会となる。インバウンドが急速に回復する一方で、アウトバウンドは円安や物価高騰などの影響を受け、大きく遅れている状況にある」と説明した。
「海外旅行の復活無くして旅行業界の復活はない。EXPOに参加された皆様に、海外を旅する魅力を体感してもらい、アウトバウンド復活の足掛かりにしてもらいたい。新しい旅のカタチを体現するイベントになると確信している」と強調した。
国連世界観光機関(UNWTO)エグゼクティブ・ディレクターのゾリティサ・ウロシェヴィッチ氏は、「観光業界は変革への明確な意思を持って戻ってきた。日本でも、周辺地域の各地においても、観光産業は経済に欠かせない原動力となっている。ここ大阪を皮切りに、責任ある未来に向けて変革を起こすとき」と述べ、会場に集まった観光関連事業者へエールを送った。…
【全文は、本紙1920号または11月16日(木)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】
2023年11月8日(水) 配信
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高知県は10月24日(火)、大阪府大阪市のシェラトン都ホテル大阪で、「高知家in関西プレス発表会&情報交換会」を開いた。
濵田省司知事と県内19市町村の長が出席したほか、ゲストに県出身でタレントの円広志さんが登場し、高知の魅力をアピールした。
濵田知事は25年の万博開催と30年以降のIR(統合型リゾート)開業に向け活気づく関西圏の活力を呼び込もうと、関西との連携強化をはかっているとし、「関西での認知度をもっと高め、高知と関西の経済のパイプを太くしていきたい」と述べた。
県の沖本健二産業振興推進部長は、関西戦略に関するプレゼンで、2024年7月にアンテナショップを大阪駅と直結する商業施設「KITTE大阪」内に開設すると発表した。
大阪に居住しながら週末は毎週高知に帰るという円さんを「高知家のおっちゃん」に任命。円さんが出演したPR動画を初披露した。
円さんは「ロケはきついが今回の高知ロケはいい思い出になった。知らなかったところがあり、もっともっと高知を知りたくなった。ぜひ高知へ」と呼び掛けた。
動画は西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両内や大阪駅構内などで放映するという。
情報交換会では18蔵36種類の土佐酒やカツオのタタキを提供した。よさこい鳴子踊りの演舞や抽選会も実施し、会場は大いに盛り上がった。
2023年11月7日(火) 配信

エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、フジドリームエアラインズ(FDA、楠瀬俊一社長、静岡県静岡市)とチャーター契約を締結し、HISとして関東初となる種子島チャーター便を利用した「種子島・屋久島ツアー」の発売を始めた。
種子島は鹿児島の南から約40㎞に浮かぶ島で、日本最大級の宇宙センターがある宇宙科学の最先端を担う地。関東からの定期直行便が就航していないため、鹿児島で飛行機に乗り継ぎ、または高速船に乗ることとなる。同ツアーはチャーター便を利用することで、世界遺産に登録されている屋久島にも訪れ、より多くの滞在時間を確保した。
ツアーでは、種子島宇宙センター内の宇宙やロケットについて学べる宇宙科学技術館やロケット実機などを展示するロケットガレージなどを案内する。屋久島では、大型映像やパネル模型などを駆使した展示で島の自然や文化などを紹介する屋久島環境文化村センターに訪問し、推定樹齢3000年といわれる紀元杉を巡る。
出発日は2024年3月2日(土)。料金は2~3人1室利用時で、大人1人17万9000円(税込)から。出発120日前までの予約で1人3000円、5人以上のグループ旅行で最大3万円を割り引く。
2023年11月7日(火)配信

政府は11月3日付で、2023年度秋の叙勲および褒章受章者を発表した。本紙関連では、旭日双光章に福一社長の福田朋英氏、ホテルかずさや社長の工藤哲夫氏、鴨川館社長の武田將次郎氏、綿善旅館会長の小野善三氏らが受章した。
本紙関連の受章者は次の各氏。
【勲章】旭日双光章 福田朋英(福一社長)=元群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労▽工藤哲夫(ホテルかずさや社長)=全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会副会長、東京都旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労▽武田將次郎(鴨川館社長)=元千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労▽小野善三(綿善旅館会長)=元京都府旅館ホテル生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労
【褒章】藍綬褒章 坂井彦就(鳥越の宿三楽園社長)=元全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会副会長、富山県ホテル・旅館生活衛生同業組合理事長 生活衛生功労
2023年11月7日(火) 配信

楽天トラベルはこのほど、ガールズユニット「ももいろクローバーZ」を起用した新CM「楽天トラベルで冬の温泉旅行編」と、メイキング映像、メイキング映像番外編、インタビュー映像を公開した。テーマは「冬の贅沢なおこもり温泉旅行」とし、大分県・由布院温泉で撮影を行った。
CMでは、メンバー4人が温泉宿を背景にポーズを決めている映像や、カニ料理を囲んで食事をするシーンなど、おこもり温泉旅行の魅力が詰まった構成となっている。
インタビュー映像では、メンバーそれぞれが撮影地である大分県の魅力や、温泉旅行で楽しみたいこと、CMの見どころなどを答えた。
新CMの配信開始を記念し、11月7日(火)から「楽天トラベルで冬の温泉旅行編」の動画や、カット素材、撮影地である「由布院温泉 ゆふいん月燈庵」の紹介などを掲載した特設ページを展開している。
2023年11月7日(火) 配信

兵庫県の神戸観光局は11月6日(月)、日本最大級のSNS写真コミュニティー「東京カメラ部」と共同でフォトコンテストを始めた。写真撮影を通じて街の魅力を発信するフォトツーリズム事業「カメラと旅する神戸」の一環。
フォトコンテストは「#カメラと旅する神戸」をテーマに、思わずカメラを持って出かけたくなるような素敵な風景、これからカメラデビューをする人におすすめしたい神戸のフォトスポットなど、神戸らしい1枚を募る。募集期間は2024年1月16日(火)まで。
応募はインスタグラムから。「カメラと旅する神戸」公式アカウントと東京カメラ部キャンペーン用アカウントをフォローし、「#カメラと旅する神戸」をつけて応募写真を投稿すると完了する。
最優秀賞には神戸市内の宿泊施設で宿泊や飲食に使えるクーポン券3万円分を贈る。
また、フォトコンテストの開始に合わせて、プロのカメラマンが監修の神戸市内のフォトスポットを紹介するWebサイト「カメラと旅する神戸~カメラデビューは神戸で決まり!~」を開設。観光客にも写真撮影を楽しんでもらい、SNSでの神戸の魅力発信につなげたい考え。
2023年11月6日(月) 配信
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日本国際観光学会(会長=崎本武志・江戸川大学社会学部教授)は11月4日(土)、白百合女子大学(東京都調布市)で第27回全国大会を開催した。テーマは「観光学部・学科学生をどのように業界へと導くか?」。とくに旅行業界は、「稼げない企業体質」「不祥事を起こす企業風土」といった背景のなか、応募学生数の減少や内定辞退者の増加が見られる。ソリューション事業への傾倒など事業ドメインが転換している現状認識に加え、今後の方向性などを議論した。

崎本会長は冒頭、「コロナ禍の影響で、人員不足や観光業界離れが叫ばれている。“アフターコロナ”の今、観光業は学生の期待や負託に応えられているか。観光業界の第一線で活躍されている方々と、観光学部学科の教員、学生が理解を深める機会にしてほしい」と語った。
パネルディスカッションには、藤島喜代仁氏(浦和大学社会学部教授)と、青木昌城氏(ホスピタリティコーチングサービス代表チーフコーチ)、神田達哉氏(サービス連合情報総研業務執行理事)が登壇。コーディネーターは矢嶋敏朗氏(日本大学国際関係学部准教授)が務めた。
矢嶋氏は「観光学部学科に学生が集まりにくくなっている。5年、10年、30年後の旅行業、宿泊業を予測することは難しいが、今就職する学生は30~40年働くことになる」と討論の口火を切った。「多くの学生は『出口』を求めて大学に入ってきていることも事実。ワークライフバランスへの意識も高まっている。旅行業界はパラダイムシフトの最中にあり、大きく変わる業界の未来を考えられる学生を送り出す使命もある」と述べ、議論に入った。
神田達哉氏、青木昌城氏、藤島喜代仁氏.jpg)
日本航空(JAL)出身で客室訓練センター長を務めた経験を持つ藤島氏は、ビジネス需要回復の遅れによるイールド(運賃単価)の低下や、薄利多売的な状況のなか、イベントリスクの再来を想定した危機感が漂うなど、航空業界を取り巻く環境を説明した。
航空業界を目指す学生に向けては、「経営に参画する総合職に近い感覚、つまり当事者意識や行動、対応などがより求められる」と最近のトレンドを語り、「希望するCA(キャビンアテンダント)としてではなく、組織やチームで働く『航空会社の社員としての価値』をアピールする必要がある」と強調した。
帝国ホテル出身の青木氏は学生に向けて「『会社から選ばれる』ではなく、『自分が選ぶ』という発想を」と助言した。企業に対しては「学生を選んでいるという感覚では、先はない。『他人の人生を預かる』気概を持って、『学生に選ばれる企業』を目指してほしい」と力を込めた。
神田氏は大手旅行会社へのインタビュー調査などの結果を踏まえ、ソリューション事業への傾倒や、「旅」に関与するタスクの減少など、事業ドメインの転換が著しい大手旅行会社に対し、「事業ドメイン戦略・戦術の明確化」を求めた。
学生には、オフラインの意志疎通が拙劣で、自覚無き常識不足が引き起こす人間関係の崩壊など、明らかなコミュニケーション不足を指摘。そのうえで、教員には業界動向や各社ポートフォリオの周知による「就業・就社目的とのマッチング、社会人基礎力の習熟が必要」と述べた。
2023年11月6日(月) 配信

福島県南相馬市(門馬和夫市長)はこのほど、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の被災地をフィールドとした教育旅行「未来志向型教育プログラム」が、東京都中野区の新渡戸文化中学校で採用されたことを発表した。
新渡戸文化中学校の生徒30人が11月14(火)~17日(金)に、「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」の採用第1号として、同市に訪れる。
同市は、探究学習・テーマ学習・キャリア教育といった教育旅行ニーズに対し、震災復興を背景とした「地方創生の先進地」の側面を生かして、教育旅行を造成している。
内閣府地方創生推進室の「地方創生人材支援制度」を活用し、あすびと福島(半谷栄寿代表理事、福島県南相馬市)に協力して、「リセットされたまちが、未来へのスイッチを押す。」など2プログラムを新たに造成。23年7月から提供を始めた。
同市は、「未来志向型教育プログラム」の誘客の一環として、全国の中学・高校の教職員向けのモニターツアーを行っている。実施期間は24年2月まで。1泊2日。
2023年11月6日(月) 配信

国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC、大橋圭造理事長、東京都千代田区)は、10月19日(木)の「TOEICの日」に合わせて、外国人観光客に人気の東京・浅草で、日々「おもてなし」に従事する事業者と共同で「浅草おもてなしTOEICプロジェクト」を行った。
人力車の俥夫や、着物レンタル店の着付け師、居酒屋スタッフなど、浅草のおもてなし事業者5社9人を対象に、「TOEIC Listening & Reading Test」を実際に受験してもらい、英語力を測定した。参加事業者は、自分のスコアとともに広告ビジュアルに登場し、英語での接客にまつわるエピソードを語った。
同協会は、「必要なのはスコアではなく自信。完璧な英語でなくても、自信をもって今の自分の英語を話し、おもてなしに取り組んでほしい。『観光立国』を目指す日本で英語に取り組むすべての人に、エールを送る」と強調した。
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