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東海汽船、新高速船「結」が就航 竹芝~大島を1時間45分

2020年7月10日
編集部:木下 裕斗

2020年7月10日(金) 配信

東海汽船のジェットフォイル船では初めてバリアフリー化を実現した。画像はジェットフォイル船「結」

 東海汽船(山﨑潤一社長、東京都港区)は7月13日(月)にジェットフォイル船「セブンアイランド結」の運航をスタートする。

 同船は竹芝桟橋(東京都港区)から東京都の大島と利島、新島、式根島、神津島を結ぶ航路で使用される。所要時間は竹芝桟橋~大島間で約1時間45分。通常の大型船では約6時間掛かる。

 7月9日(木)には内覧会を開き、山﨑社長は「セブンアイランド結は『島と本土、人と人を結ぶ』から『結』と名付けた。コンセプトを実現できるよう多くの人に利用してほしい」と想いを語った。

山﨑潤一社長(左端)と野老朝雄氏(右端)ら

 同社が保有するジェットフォイル船では初となるバリアフリーに対応した設備として、多機能トイレや車イス対応座席、昇降機などを設けた。

 新型コロナウイルス感染防止対策も講じるため、間隔を空けて座席を指定する。また、換気装置は船内の空気の入れ替えが可能だ。

 デザインは東京五輪のエンブレムも手掛けた野老朝雄氏が担った。カラーは島の海に映えるという「TOKYOアイランドブルー」に仕上げた。

 今回の造船は船齢36年を迎えたジェットフォイル船「虹」の置き換えのほか、国内のジェットフォイル船を製造する技術の維持をはかる社会貢献の意味合いも含む。現在、ジェットフォイル船を製造できる国内メーカーは川崎重工業のみ。新造船は25年製造されておらず、技術の維持が同社で課題となっていた。

 船の店員は241人。全長は約27・36㍍、全幅約8・53㍍、最高速度83㌔。

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