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JATA、就職合同セミナー開く 感染症対策講じ学生約600人参加

2020年3月17日
編集部:入江千恵子

2020年3月17日(火) 配信

熱心に説明を聞く学生たち。学生側も企業側もマスクを着用した。

 日本旅行業協会(JATA、田川博己会長)とジャタ(仲章弘社長)は3月16日(月)、2021年卒業予定者と20年3月卒業者対象の「JATA 旅行・観光業界就職セミナー」を開いた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、会場内では徹底した感染症対策を講じ、企業23社の採用担当者と学生約600人が直接対面できる貴重な機会を創出した。

 東京都内で開かれたセミナーは午後1時に始まり、30分刻み(最終のみ40分)で6限目まで実施。学生は最大6社の企業ブースを訪問できる仕組みとした。

 JATAは今回の開催に当たり、参加する学生と企業、スタッフ全員に新型コロナウイルス感染症対策を実施。直近4日間の検温と体調の変化を記入する問診票「健康チェックシート」の提出を義務付けたほか、会場入口に赤外線サーモグラフィを設置して来場者の発熱をチェックした。

 会場内各所でアルコール消毒液を利用できるようにし、マスクも1人1枚ずつ配布。健康相談などに応対する看護師も1人待機した。セミナー実施中は、看護師が赤外線サーモグラフィを持ちながら会場をまわり、来場者の急な発熱がないかもチェックした。

入口に設置された赤外線サーモグラフィ。体温が高い場合は色に変化が生じる。

 今回のセミナーに参加し、旅行会社への就職を希望する国際観光学部3年の染谷菜月さんは、「ほかのセミナーが中止になるなか、開催されて良かった。マスクの配布や検温など、万全の体制だったと思う」と語った。

 参加企業は当初予定していた30社から23社に変更となったが、旅行会社のほか、宿泊施設やレジャー施設、バス会社など、旅行や観光に関連する各企業が選考過程の説明やPRを行った。セミナー後は学生からの質問にも応じ、イベント自粛要請などで同様のセミナーの中止や延期が相次ぐなか、両者が顔を合わせ、理解を深められる場となった。

参加企業(23社)

 日本旅行/近畿日本ツーリスト/東武トップツアーズ/ワールド航空サービス/旅工房/びゅうトラベルサービス/ジェイアール東海ツアーズ/クルーズプラネット/農協観光/エヌオーイー/京王観光/イオンコンパス/国際興業/日通旅行/ベストワンドットコム/SPICE SERVE/ワールドジョイントコーポレーションジャパン/藤和那須リゾート 那須ハイランドリゾート/セラヴィリゾート泉郷/食べるお宿 浜の湯/NECマネジメントパートナー/サイクル/T-LIFEホールディングス

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