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第5回観光交流空間のまちづくり、東京下町「谷根千」を研究(国際観光施設協会)

2009年12月11日
編集部

 国際観光施設協会(中山庚一郎会長)は12月7日、東京都台東区の谷中コミュニティーセンターで第5回観光交流空間のまちづくり研究会を開いた。

 「谷中・根津・千駄木研究~どうしてこの街に人びとが集まるのか」をテーマに、今なお東京下町の風情を残し、歴史と情緒があふれる地域として注目を受ける谷中・根津周辺の散策や、澤の屋旅館館主の澤功氏の基調講演などを行った。

 同研究会の座長を務める中山会長は「午前中の谷中・根津・千駄木周辺のエクスカーションに参加した感想は、ハード面では表示が良くできていた。ソフト面ではボランティアガイドがよく勉強していて、住んでいる人を巻き込んでいる交流空間としての印象を受けた」と語った。

 地元・谷中で外国人旅行者を受入れる澤の屋旅館の澤氏は「旅先の豪華な料理などはいずれ忘れてしまうけど、まちの人との触れ合いや小さな親切を受けたことなどはいつまでも心に残る」など、外国人旅行者の話を紹介。澤氏は「谷中の町並みにはそのままの暮らしがある。外国人旅行者の大半は、日本人が当たり前だと思っている日常の暮らしに関心があり、谷中にはそれがあるのだと思う」と語った。また、「『外国人だ』と特別扱いされないから、日本人の暮らしにすんなりと入り込むことができるのが特徴」と分析した。

 その後、各地域のまちづくりの報告や意見交換を行った。

 なお、午前中のエクスカーションは参加者約30人が4グループに分かれ、台東区観光ボランティアガイドが谷中コースを案内した。同ガイド団体が案内する区内のコース数は10コースほどで、各コースとも約2時間で散策するという。予約は2人から。

 問い合わせ=電話03(3842)5599。

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