ANAとIHGホテルズがロイヤリティ・パートナーシップ締結 10月以降マイルとポイント相互交換など可能に
2026年4月22日(水) 配信

全日本空輸(ANA)とIHGホテルズ&リゾーツは4月22日(水)、東京都港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で「包括的ロイヤリティ・パートナーシップ」を締結した。両者の会員に向け、航空とホテルの垣根を超えて、シームレスにより豊かな旅の体験を提供していく。26年10月以降、ANAマイルとIHGワンリワーズポイントの相互交換など3つのサービスを開始する。
同日の会見で、ANAの大前圭司取締役執行役員は2026年1月に発表した26~28年度の中期経営戦略のなかで、国際線旅客事業を成長の柱に据えていることに言及。将来的に日本人マーケットは減少するなかで「海外の人にどれだけ搭乗してもらうかが課題。海外市場の認知度ではまだ改善の余地がある」とした。
こうしたなかで、今回のパートナーシップ締結について「IHGとは約20年にわたり連携してきた。これをより戦略的なステージへと変化させ、次なる成長につなげたい。国際事業を強化するなかで、IHGのグローバルな拠点と高いブランド力は我われにとって非常に大きな魅力だ」と期待した。
一方、IHGホテルズ&リゾーツのヘザー・バルズリー チーフ・コマーシャル・マーケティング・オフィサーは日本市場を「世界の中でも最も優先順位の高い市場」と重要視していることを強調。日本では現在10ブランド59ホテルを展開し、開業予定のホテルが24施設あるが、開業中の半数がANAとの共同ブランドでもある。「本提携により、お客様の旅のさまざまな場面でより多くの接点を創出し、ロイヤリティ会員への価値をさらに高めていく」とし、「会員数の拡大はもちろん目指したいが、お客様の満足度や幸福度をより注視していきたい」と述べた。
提携により開始する、会員向けの3つの特典の1つは「ステイタスマッチ」。ANAマイレージクラブのステータスに応じてIHGステイタスがマッチングされ、客室アップグレードやレイトチェックアウトなどの体験が受けられる。
また、旅の価値を最大化すると売り込む「ダブルディップ」は、海外発のANA国際線への搭乗時に従来のフライトマイルに加え、IHGワンリワーズポイントも積算される。ANA便名かつANA運航便への搭乗が対象で、あくまで海外発の旅程に適用されるため、日本人が海外旅行へ行く際の復路などは対象外。
3つめの「相互交換」はANAのマイルとIHGのポイントが双方向で交換可能になる。旅の目的に合わせてマイルとポイントを自由に組み合わせられることで、利便性を高めていく。
詳細についてはサービス開始の10月に向け順次発表する予定だ。







