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岐阜県が東美濃エリアの魅力発信 アクセス向上で注目集まる

2025年11月7日
編集部:飯塚 小牧

2025年11月7日(金) 配信

細川敦課長

 岐阜県は11月7日(金)、東京都内で報道関係者を集め、岐阜の魅力を発信する説明会を開いた。今回は県の東南エリアで6市1町からなる「東美濃」に焦点を当て、同地域の歴史と食、産業の観点から魅力を紹介した。同エリアは9月13日に中央自動車道神坂スマートICが開通し、車でのアクセスが向上したほか、2034年以降にリニア中央新幹線の開通も予定されており、誘客への期待が高まる。

 近年、岐阜県は国内外から観光地として注目を集めており、2024年の都道府県別宿泊者数では前年比19.2%増と高い伸びを示している。東美濃エリアでは、馬籠宿を中心に、“サムライロード”として中山道をハイキングする訪日外国人観光客が年々増えており、ときにはオーバーツーリズムが発生するほど人気という。

 こうしたインバウンド人気やアクセス向上、また旅行スタイルが「モノ消費」から「コト消費」へ変化するなかで、同エリアに残る歴史や伝統産業の美濃焼などが旅行者のニーズに応えられるとの考えから、県は同エリアへの発信に力を入れている。

 観光文化スポーツ部観光資源活用課の細川敦課長は、インバウンド客が中山道の馬籠宿から長野県の妻籠宿にかけて多く訪れるなか、馬籠より西側の宿場は当時の景観を残す箇所が多いため、「ぜひそちらにも訪れていただきたい」と力を込めた。また、外国人のみならず、国内にも改めて「ホンモノの日本」に触れられるエリアとして発信していきたい考えを示した。

 課題としては点の観光で、滞在時間が伸びないこと。宿泊施設不足もあり、東美濃の中津川市と飛騨エリアの下呂市が連携し、馬籠に訪れた観光客を下呂温泉へ送迎するバスを不定期で運行しているという。今後はそうした周遊や、首都圏から東海道エリアできた観光客が北陸方面を抜けて帰るなど新ルートの設定も視野に入れる。

 会では五平餅や栗きんとんなどの試食を配布したほか、美濃焼でできたストローを展示するなど、東美濃の魅力を売り込んだ。

下呂・中津川 里山マルシェ開催中

 11月7日(金)~9日(日)まで東京駅のグランスタ東京では、中津川と下呂の食を発信する「里山マルシェ」を開催している。中津川からは栗きんとんなど、同市の和菓子が数多く並ぶほか、下呂からは茶葉や米などの農産物も売り出している。開催時間は午前11時~午後8時まで。

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