旅行会社「メルヘン」(鳥取県・湯梨浜町)など2社、破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)
2025年11月5日(水) 配信

旅行会社「メルヘン」(湯村大介代表、鳥取県・湯梨浜町、登記面=大阪府大阪市北区)と、関係会社「タケウチ」(同代表、同所)は10月20日(月)、鳥取地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は2社合計で約4億6000万円。
メルヘンは、1986(昭和61)年2月に設立された旅行会社。団体客によるバスツアー企画のほか、食事の提供や食品の通販も行い、2000年3月期の年間売上高は約10億900万円を計上していた。
しかし、新型コロナの影響で、旅行需要が低迷し、業績が大幅に悪化した。コロナ禍収束後は、売上は改善傾向にあったが、「借入金の負担が重く、赤字が続いていた」(帝国データバンク)という。
タケウチは、1975(昭和50)年創業、98(平成10)年9月に法人改組された鮮魚の卸売業者。鮮魚や青果などを地元の旅館に販売していたが、不採算の状態が続くなか、新型コロナの影響で2020年ごろから休眠状態となっていた。
負債は、メルヘンが約2億8500万円、タケウチが約1億7500万円。



