【第103回全旅連全国大会】組合員ら1000人超が集結 井上会長「明るい未来を掴もう」
2025年6月19日(木) 配信

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長、1万4618組合員)は6月17日(火)、東京都千代田区のホテルニューオータニで第103回全旅連全国大会を開いた。1000人を超える全国の組合員らが集結し、大会スローガン「宿泊観光産業を我が国の基幹産業とし、日本の未来を支える産業としよう」などを共有する場となった。
井上会長は「我われの業界は、生産性・収益性の向上や人手不足、自然災害、AIとの共存など新たな課題にも直面している。不確実性が漂う今だからこそ、全旅連という組織の原点に立ち返り、老・壮・青さまざまな世代が一丸となって立ち向かっていかなければならない」と語り、「皆で力を合わせ、明るい未来を掴んでいこう」と呼び掛けた。

来賓として元首相の菅義偉衆議院議員、「温泉文化」ユネスコ無形文化遺産登録を応援する知事の会会長の平井伸治鳥取県知事、同事務局長の山本一太群馬県知事らが出席。石破茂首相はビデオメッセージで、「地域活性化など全旅連の大きな貢献に感謝している」と謝辞を述べた。

大会スローガン発表では、亀岡勇紀専務理事、星永重常務理事、塚島英太青年部長、山田佐知女性経営者の会会長、山本剛史常務理事、田辺大輔常務理事の6人がプレゼンターとして登壇し、今期に取り組んでいく事業方針などを説明した。

第28回「人に優しい地域の宿づくり賞」のグランプリには、島根県の「~すべてのゲストが安心できる宿づくり~『やさしさでつなぐおもてなしガイド』の作成(障害者差別解消法に基づく取り組みの宿泊施設への推進)」が輝いた。準グランプリは高知県の「地域見守りの宿」が受賞した。
と勝谷有二氏が受賞者プレゼンを行う.jpg)
式典後には、セミナーとして観光庁長官の秡川直也氏による講演「我が国の観光の現状と今後の展望」、リヴァンプ社長の湯浅智之氏の講演「地域を芯から元気にする」が行われた。

大懇親会には100人近い国会議員も会場を訪れ、組合員と意見交換をした。