Googleへ「全国観光情報データベース」の情報を提供 日本観光振興協会
2025年5月26日(月) 配信

日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都千代田区)はこのほど、Googleへ「全国観光情報データベース」の情報を提供すると発表した。情報提供は3月18日(火)から開始されており、観光地の画像が検索結果の該当するロケーションに表示されることなどを想定する。情報提供は順次行い、さらなる観光情報の発信力の強化を目指していく。
海外の観光客に向けての情報発信においては、とくに個人旅行のFIT(特別な目的に絞った旅行)に対する発信が不十分と指摘されるなか、観光庁の「観光DX推進のあり方に関する検討会」の最終取りまとめにおいて、旅行者の利便性向上・周遊促進の1つとして、Googleビジネスプロフィールの活用が言及されている。
こうしたことから、日観振は情報の連携による観光情報の発信を強化し、旅行者の利便性向上と地域の訪問機会創出、周遊拡大による観光消費向上をはかりたい考え。
具体的には観光施設や観光資源、イベント、季節情報など日観振が保有する静態情報の画像データをGoogleビジネスプロフィールのAPI経由で提供する。Googleビジネスプロフィールは検索されたときに表示されるビジネス情報をオーナー自身が管理し、情報発信できるツール。今回は日観振が代理店として、「全国観光情報データベース」の情報を用いて、プロフィールを設定する作業も行う。