4月1日から「日本遺産 御周印帳」を販売 日観振、日本遺産ツーリズムを促進
2025年3月10日(月) 配信

日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都港区)は4月1日(火)から、「日本遺産 御周印帳」を売り出す。昨年9月から「日本遺産 御周印・御周印帳」の取り組みを開始し、これまでイベントなどで無料配布を行ってきたが、次年度から有料化して本格始動する。
日観振は、日本遺産の認知向上と活用を目的に日本遺産ツーリズムを推進。実際に日本遺産を体感する旅へのきっかけ作りとして、文化庁や日本遺産連盟、各日本遺産協議会の協力のもと「日本遺産 御周印・御周印帳」を始めた。
御周印帳は表紙のデザインを新たに、新年度から各地の押印場所や日観振公式サイトで、1冊2000円で販売する。蛇腹折の帳面で、表紙はステンドグラス風の「扇」と「花」の2パターン。中面には朱書きで「日本遺産」の文字があらかじめ印刷されており、そこに「御周印」を押すことで完成する仕組み。
全国各地に設置されている「日本遺産 御周印」は新年度から押印手数料として300円を徴収。各地の文化財の修繕などに活用していく。なお、御周印を押してもらえるのは専用の「御周印帳」を持っている人限定。