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第1回ジャパン・ツーリズム・アワード、優秀賞8件を選定

2015年9月11日
編集部

 ツーリズムEXPOジャパン組織委員会(委員長=日本観光振興協会・山口範雄会長)は8月24日、第1回ジャパン・ツーリズム・アワードの最終審査会を開き、各部門の優秀賞と部門賞を決定した。国内外から総数133件の応募があり、各部門優秀賞として8件が選ばれた。

 同アワードは昨年まで日本観光振興協会や日本旅行業協会(JATA)がそれぞれ行っていた表彰事業を集約し、新たに設けたもの。国内外の団体、組織、企業の持続可能で優れた取り組みを表彰し、観光業界の発展・拡大に寄与することと世界に日本の取り組みを発信するのが狙い。

 審査会(委員長=一橋大学大学院商学研究科・山内弘隆教授)は取り組みの「先駆性」「持続性」「発展性」「社会性」を基準に審査。日本の観光振興は観光関係の企業や団体のみで牽引されるのではなく、地域を核に活性化をはかることと、海外との双方向交流の拡大でさらに推進されることを共通認識として各賞の選定を行った。

 表彰領域は国内・訪日領域と海外領域、国際領域(UNWTO部門賞)の3つで、今回は国内・訪日領域と海外領域の各賞を発表。国際領域の受賞者と大賞は9月24日の表彰式で発表する。

 受賞者は次のとおり。

【国内・訪日領域】
■地域マネジメント部門〈部門優秀賞〉瀬戸内国際芸術祭実行委員会 瀬戸内国際芸術祭の開催による地域再生の取り組み〈部門賞〉高山市 国際観光都市「飛騨高山」を目指した長年の取り組み▽スタービレッジ阿智誘客促進会議 行政・商工会・観光協会・民間事業者・住民が一体となって地域の宝“満点の星空”を活かした継続的な地域活性化への取り組み▽ジャパンショッピングツーリズム協会 官民連携したショッピングツーリズムを契機とした訪日旅行の推進と外国人旅行者買物消費額拡大への取り組み▽上山市温泉クアオルト かみのやまクアオルト(健康保養地)ツーリズム■ツーリズム事業部門〈部門優秀賞〉JTB旅行事業本部 JTBオリジナルイベント「杜の賑い」〈部門賞〉エコロの森 富山の自然、歴史、文化を伝える質の高い着地型エコツアーを企画実施▽阿蘇温泉観光旅館協同組合 阿蘇カルデラツアー(日帰り通過型観光から宿泊型観光へ向けて阿蘇が持つ自然の強みを商品化)■観光関連産業部門〈部門優秀賞〉東日本旅客鉄道 東北6県でのデスティネーションキャンペーンと「行くぜ、東北」キャンペーンで東北地方への継続的な送客による復興支援〈部門賞〉プリンセス・クルーズ 外国籍大型客船による初めての日本発着クルーズ定期運航で日本のクルーズ市場の拡大と地域活性化に貢献▽ユー・エス・ジェイ ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの積極的なアトラクション導入で国内外からの集客拡大■プロモーション部門〈部門優秀賞〉熊本県商工観光労働部観光経済交流局くまもとブランド推進課 「くまモン」を活用した熊本県プロモーション〈部門賞〉地域活性化支援センター 少子化対策と地域活性化への貢献を目的とした「恋人の聖地プロジェクト」■審査員特別賞 北前船寄港地フォーラム「北前船」をテーマに北前船寄港地フォーラムを2007年から継続的に開催

【海外領域】
■地域マネジメント部門〈部門優秀賞〉広島県教育委員会 異文化間協働活動推進事業~高校生海外留学1万人プロジェクト~〈部門賞〉シアトル・ワシントン州観光事務所 シアトルのスポーツと食をテーマにプロモーションを展開■ツーリズム事業部門〈部門優秀賞〉ワールド航空サービス 大相撲などで日本人になじみの深いモンゴルの新しい魅力を商品化し、観光交流の拡大に貢献〈部門賞〉エイチ・アイ・エス インターネットでは知ることのできない魅力を現地ガイドと体験する新しい商品「道草旅」を展開▽JTBワールドバケーション 「絶景」をキーワードに新しい旅のコンテンツとした商品の提案■観光関連産業部門〈部門優秀賞〉韓国観光公社 日韓国交正常化50周年を契機に双方向交流700万人を目指した「韓日観光交流拡大シンポジウム」を実施〈部門賞〉春秋航空 LCCで日中間の地方都市の航空ネットワーク拡充■プロモーション部門〈部門優秀賞〉マレーシア政府観光局 マレーシア長期滞在プログラムの展開で日本人の人気海外ロングステイ先9年連続1位〈部門賞〉パラオ政府観光局日本事務所 ダイバーの聖地からノンダイバーも楽しめる多目的リゾートへの転換▽ブランドUSA 日本からの訪米者450万人を目標に隠れた魅力を発掘して包括的なプロモーションを実施

【ツーリズムEXPOジャパン2015特別賞】
中国国家観光局 今年5月に北京で実施した日中観光文化交流団を企画し、観光による両国間の友好交流が実現

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