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九州運輸局 女将など働く魅力紹介 学生向け宿泊業セミナー

2023年12月26日
九州支局:有島 誠

2023年12月26日(火) 配信

学生など40人が参加

 旅館・ホテルの人手不足が深刻化するなか、九州運輸局は12月9日、福岡県福岡市内で「女性のための宿泊業セミナー」を開催した。今春に卒業を控える女子学生や専門学校生など約40人が参加した。

 セミナーでは、「ホテル・旅館の魅力や未来について」をテーマに、長崎県壱岐島の「奥壱岐の千年湯 平山旅館」の女将・平山真希子さんとJR九州グループのホテルマネジメント社長の浜田真知子さん、京都市の「京都懐石 数寄屋の宿 要庵西富家」若女将の御崎麻美さんの3人が登壇し、地域の顔、代表としての役割や、宿泊施設の仕事の魅力などを熱く語った。

 平山さんは、源泉掛け流し8室の料理旅館で、野菜屑と残飯などを餌に鳥を飼育し、野菜を育て、養蜂も行う自然循環型社会を目指している。

 「和風旅館は食事も温泉も日本文化が詰まっている。外国人や日本人にもその魅力を知ってほしい」と話した。

 浜田さんは、西九州新幹線の新駅・嬉野温泉に10月、旅館を開業。嬉野を中心に、88キロフード圏を設定。料理長が食材探しを行っている。「地域とのつながりを大事にし、嬉野茶の専属茶師も置いた。旅館は地域のショーケース」と強調した。

 御崎さんは14年連続のミシュラン星の5代目。7室の宿は京懐石の季節、器、機会の「三つのキ」ともてなしを大切にする。「日本文化の体験が旅館の存在意義」と話し、 「一組一組のお客様に向き合う誇れる仕事」と結んだ。

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