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全日本ホテル連盟、創立50周年記念式典開く 会員が切磋琢磨できる連盟に

2022年11月16日
編集部:長谷川 貴人

2022年11月16日(水)配信

主催者あいさつを行う清水嗣能会長

 全日本ホテル連盟(ANHA、清水嗣能会長)は11月15日(火)、東京・丸の内の東京會舘で創立50周年記念式典を開いた。感謝の意に加え、テーマを「Furure Design ANHA」(ありがとう、そしてこれからも共に)として、これからの連盟のあり方を示し、観光立国実現に向けて日本の未来を考える場を提供した。

 コロナ禍により、創立50周年の節目であった2021年から開催を延期していたが、ようやく開催が実現。主催者あいさつで登壇した清水会長は始めに、共にコロナ禍を乗り越えてきた宿泊団体や旅行業界、そしてこれまで連盟を守り育ててきた連盟会員に御礼の言葉を述べ、連盟のこれまでの歩みを振り返った。

 そして、「日本が観光立国を目指していくうえで、連盟会員が力を合わせて国内外からのお客様を迎え入れてもてなし、会員同士が互いに良い情報を持ち寄り、切磋琢磨できるような連盟にしていきたい」(清水会長)と力を込めた。

斉藤鉄夫国土交通大臣

 来賓を代表して、斉藤鉄夫国土交通大臣、自民党国土強靭化推進本部長で全国旅行業協会(ANTA)会長の二階俊博氏が、それぞれ祝辞を述べた。

 斉藤大臣は「観光立国推進閣僚会議で岸田文雄首相からの指示を踏まえて、複数年度にわたる計画的で継続的な支援が可能となる、観光地・観光産業の再生・高付加価値化への取り組みの支援、インバウンドのV字回復に向けた集中的な取り組みへの支援などを盛り込み、今後、政府一丸となって観光の本格回復に向けた取り組みを進めていく」と語った。

全国旅行業協会の二階俊博会長

 二階氏は「日本を躍動させていくには、観光の躍進が重要である。観光業界の役割が単なる経済産業の振興や発展だけではなく、日本の躍進に大きい役割を担っている。同時に、国際的に日本の存在が評価されるためには、国際的なマナーやエチケットが大事」と指摘。「観光業界の皆様があらゆる面でリーダーシップを発揮していることを嬉しく思うが、まだ余地がたくさんある。その余地こそ観光業界の明日につながる」と示唆し、「観光産業が最も期待される成長産業」である認識を強調した。

 基調講演は、米国・セントラルフロリダ大学博士の原忠之氏が登壇。観光需要が回復傾向にある米国・オーランド州の手法を用いて、日本の観光に対する問題提起や改善策などを提案した。

パネルディスカッションのようす

 式典後半に行ったパネルディスカッションでは「観光立国への道標」をテーマに、観光の最前線に立つパネリストらを迎え、基調講演に引き続き原氏がコーディネーターとして登壇。パネリストは、自民党観光振興議員連盟会長代行の岩屋毅氏、観光庁国際観光部国際観光課長の齊藤敬一郎氏、日本政府観光局理事長代行の蔵持京治氏、東京商工会議所副会頭観光委員長の田川博己氏に、清水会長を加えた5人が登壇。国の観光振興策全般やインバウンド、観光まちづくり、ホテル業界へ期待することなどについて考えを話し合った。

小池百合子都知事

 式典後に開かれた懇親会では、自民党観光立国調査会会長の林幹夫氏、東京都知事の小池百合子氏が出席し、観光業界に尽力する連盟会員に向けて、それぞれエールの言葉を贈った。

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