ゆこゆこ初のオリジナルキャラクター「温泉たまこ」がLINEスタンプに登場 12月13日から無料配布スタート

2023年12月12日(火) 配信

「温泉たまこ」のLINEスタンプ

 温泉宿の電話予約サービス「ゆこゆこ」や、シニアマーケティング支援事業を展開するゆこゆこホールディングス(徳田和嘉子社長)は12月13日(水)から、ゆこゆこLINE公式アカウントで、初のオリジナルキャラクターのLINEスタンプ全8種類を無料で配布する。

 キャラクターの細かい部分までこだわり、イラストやメッセージのアイデアを出し合いながら、すべてのスタンプを社員のデザイナーが描いた。

2024年3月5日まで無料で配布

 温泉卵がモチーフの「温泉たまこ」と、パートナーである“黒い温泉卵”の「温泉たまお」、そして相棒の「オケどん」が誕生。公式アカウントと友だちになると、先着順でスタンプを無料でダウンロードでき、「旅に役立つ情報や、宿のお得な情報を手軽に入手することができる」(同社)という。 

 ダウンロード期間は12月13日から2024年3月5日まで。なお、先着順のため、上限に達した場合、配布期間内でも終了している場合がある。

エイチ・エス損害保険、ペット保険の販売開始 旅行合わせた新たな需要創出へ

2023年12月12日(火) 配信

業界ではリーズナブルという保険料とした

 エイチ・アイ・エス(HIS)グループで海外旅行や国内旅行の保険商品を提供しているエイチ・エス損害保険(堤信博社長、東京都中央区)は12月12日(火)、ペットの通院と入院、手術をカバーする「エイチ・エス損保のペット保険」の販売を始めた。ペットと泊まれる宿との提携を実施するなど「ペット保険と旅行」の相乗効果による新たな需要を創出していく。

 月々の保険料は犬が440円から、猫は390円から。業界ではリーズナブルという保険料で、高額な治療費に対する経済的負担を軽減。1年間の保険期間中に発生した治療費に対して支払い可能な保険金の総支払限度額以内の場合は、1回当たりの支払の限度額や回数に制限を設定していないことが特徴。申し込みや保険金の請求はインターネットで完結することができる。
 
 同商品の発表に併せ、「ペットと泊まれる宿無料招待キャンペーン」を実施。ペット保険の契約者に12月12日(火)~2025年3月31日(月)まで毎月抽選で、ペットと泊まれるHOTEL VISON(三重県・多気町)とベイサイド金谷(千葉県富津市)の無料招待券を2組4人にプレゼントする。

バーチャル旅行アプリ「ANA GranWhale」開始 リアル旅行と相乗効果狙う(ANA NEO)

2023年12月12日(火) 配信

冨田社長(左から2人目)らがアプリ説明

 ANAグループのANA NEO(冨田光欧社長、東京都港区)は12月11日(月)、無料のバーチャル旅行プラットフォームアプリ「ANA GranWhale(AGW)」の提供を開始した。「スマホ1つでバーチャル旅行へ」をサービスコンセプトに、リアル旅行への相乗効果や越境ECでの特産品販売などで、地域創生につなげるのが狙い。リリース時の旅先は国内61カ所、海外3カ所の計64カ所で順次追加していく。

 AGWは仮想空間にさまざまな旅先を再現することで、自由に旅が楽しめるプラットフォームアプリ。自分のアバターがバーチャル旅行を体験する「V―TRIP」や、リアルとバーチャルそれぞれの買物が楽しめるショッピング空間「Skyモール」などで構成する。バーチャル旅行は複数でも参加でき、離れた人とも一緒に楽しめる。モールには各企業も出店しているほか、地域の伝統工芸品や特産品なども販売する。

V-TRIPイメージ(ANA NEO)

 同日に開いた発表会見で説明を行った冨田社長は「360度実写の映像を使ったグラフィッククオリティの高さが売り」とし、リアリティある旅先づくりに注力したという。旅先を案内してくれるガイドも楽しみの1つで、歴史学者の磯田道史氏など多彩なガイドを用意する。今後もガイドは随時増やしていく。

 一方、リアルに近づけるほど、実際の旅行の代替えとして需要を満たしてしまうのではないかという懸念もあるが、冨田社長は「逆だと思っている」と一蹴。「リアルの価値は下がらない。知らなかった魅力ある所をバーチャルで体験し、それがリアルであればあるほど実際に出掛けたくなるはず。代わるものではなく、入口やきっかけになる」と自信を見せる。

 同アプリはバーチャルとリアルをつなぐことを掲げ、実際のホテル予約サイトに遷移できるほか、将来的にはダイナミックパッケージも視野に入れる。各地域と連動したキャンペーンも展開予定だ。

 初期段階のターゲットは約4000万人のANAマイレージ会員。会員向けのサービスとしては、アプリ内で「グランチップ」を集めると「マイルガチャ」を引くことができ、ANAのマイルが貯められる。ダウンロード数確保を最優先事項に、コンテンツの魅力でメタバースの課題である滞留時間の確保にも努めていく。

 アプリはテストマーケティングとして、6月から先行して東・東南アジアでサービスを提供しているが、今後はインバウンド需要を狙い北米や欧州など世界にも広げていく予定。

 発表時のバーチャル体験はステップ1の段階で、将来的には日常生活の一部を仮想空間で過ごすことを構想しており、大学と連携するなど教育分野や行政サービスの提供なども展望する。

阿蘇神社楼門が復旧、約7年8カ月ぶりに雄姿

2023年12月12日(火) 配信

阿蘇神社楼門

 熊本地震で被災した熊本県阿蘇市の阿蘇神社で12月7日(木)、国指定重要文化財の楼門の復旧工事が完了し、竣功(しゅんこう)祭が行われた。

 地震で全壊した楼門が約7年8カ月ぶりに元の姿に戻った。被災前の楼門は江戸時代末期に建てられたもので、「日本3大楼門」の1つとされる。復旧工事では解体した木材など約7割を再利用したという。

 楼門復旧に合わせ、阿蘇復興祭実行委員会は12月17日(日)まで、神社前公園などで「阿蘇復興ちょうちん祭」を実施している。楼門の夜間ライトアップのほか、17日に楼門の復旧を祝い一斉にバルーンを放つ「バルーンリリース」を行う。

23年観光・体験型のふるさと納税が伸び ふるさとチョイス

2023年12月12日(火) 配信

トラストバンクの川村憲一社長

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(川村憲一社長、東京都渋谷区)は12月7日(木)に会見を開き、2023年の観光・体験型の返礼品への寄付件数は前年同期比で1・2倍、コロナ前の19年からは約1・8倍に伸びていると発表した。

コロナ前からは約1・8倍の伸び(トラストバンク提供)

 同社は12年から事業を開始しており、数あるふるさと納税サイトのなかでも古くから運営を行っている。全国の自治体の約95%、1700の自治体と契約し、返礼品の掲載数は55万品を超え、日本最大級をうたうサイトに成長している。21年には同サイトを通して累計1兆円の寄附を達成した。

 ふるさと納税市場は08年の開始から年々成長し、総務省のデータによると、22年度のふるさと納税額は9654億円にのぼる。川村社長は「23年度は恐らく1兆円を超えるだろう」と予測した。

 そのなかでも、コロナ後の行動制限緩和で観光、体験型の返礼品の人気が高まっている。23年1~11月にとくに伸びたカテゴリーは宿泊や交通費に使用できる旅行券が含まれるパッケージ旅行で、前年同期比約15・9倍だった。

 こうした返礼品の人気が高まることで、川村社長は「現地に足を運ぶため、地域経済が活性化する。実際に訪れると思い入れが強くなり、関係人口が交流人口に変わっていく」と期待する。また、返礼品として人気の肉や魚介類、果物類などの特産品がない地域や観光産業が強い自治体、新たな体験メニューを創出できる地域など自治体に寄附のチャンスが広がることも大きい。

 このほか、会見では注目のトレンドとして「20代」「第1次産業」「価値重視」などのキーワードも紹介した。

国際興業エネ・ソリューションズ、水力発電行いグループホテルで使用へ 水道企業団と連携協定結ぶ

2023年12月12日(火) 配信

(左3番目から)南正人社長、高木晴雄企業長

 バスやホテル事業などを展開する国際興業(南正人社長、東京都中央区)の子会社国際興業エネ・ソリューションズ(飯田次郎社長、同)は12月4日(月)、山梨県山梨市などに水を供給する峡東地域広域水道企業団(企業長=高木晴雄・山梨市長)と杣口浄水場(山梨市)に小水力発電機を設ける協定を結んだ。災害が多発するなか、温室効果ガスの排出ゼロを目指し、持続可能な社会づくりに貢献する。

 同協定では、杣口浄水場(山梨市)に小水力発電機を設け、水道水を利用して発電する。発生する年間の電力量は約40万㌔㍗で、すべて国際興業グループのフルーツパーク富士屋ホテルで利用。同ホテルの年間使用量の約20%を占める。排出する二酸化炭素は2022年度の約16%に当たる186㌧を削減できる見込み。同企業団は国際興業エネ・ソリューションズから施設使用料を得る。

 南正人社長は、「近年多発する自然災害を目の当たりにし、気候変動の脅威を感じるようになった今、バスやホテル事業を展開する地域密着のグループとして、持続可能な地域社会づくりにより積極的に取り組む」とコメントした。

「五反田JPビルディング」が竣工 来春オープン、ホテルは星野が運営

2023年12月12日(火) 配信

品川区西五反田に誕生した

 日本郵政不動産(山代裕彦社長、東京都千代田区)は12月11日(月)、「旧ゆうぽうと」(東京都品川区西五反田)跡地に開発を進めてきた「五反田JPビルディング」が竣工したと発表した。大規模複合施設として2024年春のグランドオープンを予定する。

 同施設は「TOKYO.NEXT CREATION」をコンセプトに新しい価値創造を促す次世代の街の拠点を目指す。オフィスやシェアオフィス、ホテル、ホール、フードホールで構成する。ホテルは星野リゾートが運営する「OMO5 東京五反田 by 星野リゾート」が入居。2024年4月11日開業予定で、予約は1月11日から。

 また、ホール「CITY HALL&GALLERY GOTANDA」は品川区が運営を行い、フードホールでは多彩な食を提供するという。

〈観光最前線〉「将棋のまち高槻」PR

2023年12月12日(火) 配信

つるの剛士さん(左)と濱田剛史市長(右)

 大阪府高槻市(濱田剛史市長)は11月、歌手・俳優のつるの剛士さんを「将棋のまち高槻」PR大使に委嘱した。

 同市は高槻城跡から江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘されるなど古くから将棋とのゆかりが深い。名人戦や王将戦のタイトル戦誘致に成功しているほか、2024年10月には高槻駅前に「関西将棋会館」が誕生する。

 つるのさんは幼稚園から小学6年生まで同市で過ごしたという。将棋愛好家であり、アマチュア三段という実力の持ち主。日本将棋連盟の「将棋親善大使」やテレビ番組「将棋フォーカス」(NHK)の司会を務めるなど、将棋関連メディアに数多く出演している。

 今後、Web広告やデジタルサイネージに登場し、「将棋のまち高槻」をPRしていく。

【土橋 孝秀】

NAAとパワーエックス、急速EV充電器を導入 CO2排出量ゼロ目指す一環で

2023年12月11日(月) 配信

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)とパワーエックス (伊藤正裕社長東京都港区)は12月15日(金)、成田空港第1ターミナルP1立体駐車場内に蓄電池式超急速EV充電器「Hypercharger」による充電サービスを始める。2050年度までにCO2排出量を実質ゼロとするNAAの目標NRT2050を実現する一環として、電気自動車の導入を促進する。

 同充電器は国内最速クラスという最大150kW超の急速充電が可能で、従来の約半分の時間で充電を完了することができる。充電開始時に再エネ電力を選択可能となっている。

 予約はPowerXアプリで受け付ける。すべての人が利用でき、10分間の充電で、約130㌔の航続距離分を充電する。

クラブツーリズム、インフラ施設を見学 環七地下調節池と光の回廊ツアー(2月4日、25日)

2023年12月11日(月)配信

幻想的な地下世界が広がる環状七号線地下調節池本管(イメージ)

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)は、東京都建設局、東京都公園協会と連携し、「期間限定の通り抜け!約600㍍の大冒険!環状七号線地下調節池 幻想的な光の回廊」ツアーを実施する。

 東京都公園協会が行う「環七地下調節池」見学会と、クラブツーリズムが岩崎電気の協力のもと演出する幻想的な光の回廊ウォーキングを行う。これらを通して、首都東京を支えるインフラの理解を深めてもらう狙い。

 環状七号線地下調節池は、水害が多発した神田川中流域の水害に対する安全度を早期に向上させるために環状七号線の道路下に建設された、長さ4.5㌔、内径12.5㍍の巨大トンネル。神田川や善福寺川、妙正寺川の洪水約54万立方㍍を貯留する施設で、水害防止として首都東京を支えるインフラとなっている。

 通常は立ち入りできないが、河川施設整備の目的や効果に対して理解を得てもらうために、東京都建設局と東京都公園協会と連携のうえで見学が可能となっている。

 当日は、東京メトロ丸の内線の方南町駅改札前に集合。そして環状七号線地下調節池へ向かい、福寺川取水施設から神田川取水施設まで約600㍍をウォーキングする。

 出発日は午前発の2月4日(午前9時45分集合、正午解散予定)、午後発の同月4、25日(午後零時40分集合、3時解散予定)の計3回。旅行代金は6990円。最少催行人員は15人とする。

 このほかにも、環状七号線地下調節池を見学するコースを販売する。