千葉の「芝山はにわ祭」11月10日(日)開催 古代のままの情景を再現

2024年10月28日(月) 配信

殿塚・姫塚姫塚古墳にて行われる「降臨の儀」

 千葉県・芝山町で2024年11月10日(日)に、第39回芝山はにわ祭が開催される。

 催しは殿塚・姫塚古墳(横芝光町)での、神秘的な「降臨の儀」から始まり、町内の子供たちが古代人に扮した衣装をまとう。お囃子や巫女の舞で、古代のままの情景を再現する。芝山仁王尊(芝山町)で行われる「交歓の儀」は、現代人と古代人の交流が行われ、県指定無形民俗文化財「白桝粉屋おどり」が披露される。最後は、芝山公園(芝山町)での「昇天の儀」で祭りを締めくくる。

 小中学生、一般人たちが古墳時代の衣装を身にまとい、古代と現代が交錯する情景が繰り広げられる珍しい祭りだ。同時に「産業祭」「商工まつり」「文化祭」「ステージイベント」も開催される。昨年の参加者は約1万5000人。

ジャーナリスト 貞廣 長昭

クオリタ、第19回ショパン国際ピアノコンクール鑑賞ツアーの抽選受付へ 11月5日(火)からホームページで

2024年10月28日(月) 配信 

ツアーのチラシ

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)の子会社で、上質な旅を提供するクオリタ(望月 一徳社長、東京都新宿区)は11月5日(火)から、2025年10月にポーランドのワルシャワで開催される「第19回ショパン国際ピアノコンクール」を鑑賞するツアーの抽選受付を始める。
 
 同コンクールは、世界3大音楽コンクールの中で最古の歴史と最高峰の権威を持ち、ピアニストを目指す者にとって最高の登竜門とみなされているという。5年に1度、ショパンの命日である10月17日前後に故郷のワルシャワで実施される。第19回となる今回は、10月2日(木)のオープニングコンサートを幕開けに、10月23日(木)まで、開かれる。未来のピアニストの誕生に期待されることで知られるため、コンクールのチケットは既に一般発売を終え、完売した。
 
 クオリタは、コンクールの全行程と入賞者コンサートを2回鑑賞できるビジネスクラス利用のツアーのほか、コンクール鑑賞とショパンゆかりの地を巡る商品など全10コースを用意した。抽選は11月5日(火)午前11時~19日(火)午後7時まで同社のホームページで受け付ける。当選発表は11月27日(水)に行われる。

名鉄バス、営業所見学ツアー どらなび連携で(11月16日)

2024年10月28日(月)配信

開催場所は名鉄バス津島営業所

 名鉄バス(瀧修一社長、愛知県名古屋市)は11月16日(土)、バス運転士の採用強化策の一環として、バス運転士専門就職支援サイト「バスドライバーnavi」(どらなび)と東海地区で初めて連携し、名鉄バス営業所見学ツアーを実施する。

 同ツアーは慢性的なバス運転士不足が課題となるなか、どらなび運営者のリッツMC(中嶋美恵社長、東京都港区)によるバス運転士募集ノウハウを生かし、愛知県以外も対象に運転士志望者を募集し、バス運転体験や職場見学を通じて仕事内容を紹介するもの。バス運転士という職業自体への理解を深めてもらうことを目的として、営業所構内でバス運転体験や点呼場、仮眠室などの見学を行う。また、現役運転士に直接質問できる座談会などを予定している。

 開催場所は名鉄バス津島営業所。名古屋駅の名鉄バスセンターから専用の貸切バスを運行するほか、津島営業所への現地集合も可能。実施時間は午前11時30分~午後5時30分。

 参加無料。参加者は要普通自動車免許で、参加者にもれなくQUOカード500円分を贈る。さらに女性にはスキンケアセットもプレゼントする。

 参加予約はどらなび公式サイトから。

時を超え、超絶技巧の世界に迫る 特別展「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」 山梨県立美術館で11月20日(水)から

2024年10月28日(月) 配信

前原冬樹(1962年生まれ)《『一刻』スルメに茶碗》 2022年 朴、油彩、墨 ※部分

 明治時代の工芸品には精緻な技術で驚くものがある。山梨県立美術館(甲府市)では2024年11月20日(水)から25年2月2日(日)まで、明治工芸の超絶技巧のDNAを受け継いだ現代工芸と、超絶技巧を駆使した明治工芸を紹介する特別展「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」が開かれる。現代と明治という、隔たる2つの時代に制作された作品を一堂に展示することで、時を超えた超絶技巧の世界に迫る。

 本企画の第1弾は2014~15年に「超絶技巧 明治工芸の粋」として、第2弾は17~19年に「驚異の超絶技術!明治工芸から現代アートへ」として、それぞれ開催された。今回はその第3弾。今注目の現代作家17人による木彫、漆工、金工、陶磁、ガラス、ペーパークラフト、刺繍などの作品と、明治工芸の逸品もあわせて約120点展示する。

 期間中、本展を監修した山下裕二氏(明治学院大学教授)の記念講演会や、本展に出品する木彫作家・大竹亮峰氏のアーティスト・トークなども開かれる。

ジャーナリスト 貞廣 長昭

11月22日に中部観光DXセミナーを開く 参加費は無料、参加者募集中

2024年10月28日(月) 配信

DXセミナーを開催(イメージ)

 石川県観光連盟と日本観光振興協会中部事務局は11月22日(金)、石川県金沢市の石川県地場産業振興センターで、「中部観光DXセミナー」を開く。11月12日(火)まで観光事業者の参加者を募集している。参加費は無料。

 国内外の観光客数がコロナ禍以前に戻りつつあるなか、観光地域づくりにおいては今までとは異なる多角的な取り組みが求められている。とくにDX(デジタルトランスフォーメーション)を通じた人手不足の解消や広域周遊の実現は観光事業の持続可能な成長に重要な要素と考え、今回のセミナーを開催する。

 NECソリューションイノベーターイノベーション推進本部・シニアプロフェッショナルの川村武人氏が講師を務め、「地域事業者と観光客が一体となって繋がることができるDXへの挑戦」をテーマに講演する。

 時間は午前10:30~正午まで。申し込みはWebフォームから。

「全旅連青年部全国大会㏌宮崎」12月10日(火)、フェニックス・シーガイア・リゾートで開催

2024年10月27日(日) 配信

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(塚島英太部長)は12月10日(火)、宮崎県宮崎市のフェニックス・シーガイア・リゾートで第27回全国大会を開く。

 スローガンは「日本のひなた宮崎から 宿泊・観光の未来を照らす! “IMPOSSIBLE IS NOTHING”」。

 塚島体制2年間の集大成の場として、各委員会活動の報告や、地域特性を再確認し地域の未来を開拓するための事業や、一過性で終わらない地域経済発展に継続的に寄与できる事業などを対象とした褒賞発表などを行う。

 午後2時から記念式典、午後6時30分から大懇親会、午後9時30分からブロックナイトなどを予定。

六義園が11月22日~12月4日まで夜間特別観賞を実施 紅葉などライトアップ

2024年10月26日(土) 配信

「庭紅葉の六義園」ライトアップ(過去のようす)

 東京都文京区の六義園で11月22日(金)~12月4日(水)まで、「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」が行われる。東京都内有数の紅葉の名所である六義園を、普段は入園できない夜間に特別開園し、ライトアップやプロジェクションマッピングで彩る。同園は「日中の佇まいとはひと味違う夜の庭園で、幻想的で艶やかな紅葉をお楽しみください」とアピールしている。

 特別観賞では、紅葉エリアを中心にライトアップするほか、土蔵の壁面にプロジェクション映像を流す。園内には各所にフォトスポットを設置し、茶屋や屋台では軽食の販売もある。

 夜間特別観賞期間は、通常通り一度午後5時に閉園したあと、6時に再開園する。夜間入園には、特別観賞券が必要。特設サイトでのオンライン事前購入は900円、当日窓口で購入する場合は1100円で現金のみ。いずれも1日の販売枚数には制限がある。小学生以下は無料で入園できるが、中学生以上の付き添いが必要。

HIS、本社社屋買い戻しへ 売上増加による業績見通しと手元資金増加で

2024年10月25日(金) 配信

 

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は10月31日(木)、SMFLみらいパートナーズから神谷町トラストタワー(東京都港区)4階、5階の本社社屋を買い戻す。売上の回復による業績見通しと手元資金の増加を鑑みて、決定した。

 新型コロナウイルスの拡大による業績悪化を理由に2021年、SMFLみらいパートナーズへ譲渡した本社社屋に関わる信託受益権を買い戻し、信託契約を解除。所有権を取得する。

 取得額は325億円。引き渡しも同日を予定している。

瀬戸内国際芸術祭2025が4月18日(金)から開催 エリア数は最多の17に

2024年10月25日(金) 配信

企画発表会のようす

 瀬戸内国際芸術祭2025が4月18日(金)から、香川県の直島や高松港など計17エリアで開催される。瀬戸大橋と志度・津田、引田が追加され、最多のエリア数となる。「海の復権」をテーマに、「爺さま婆さまの笑顔」、「行って良し、来られて良し」をキャッチフレーズに実施される。瀬戸内の島々が人口減少や高齢化で地域の活力が低下するなか、地域活性化につなげる。

 今年で通算6回目となる瀬戸内国際芸術祭は3年に1度、瀬戸内の島々で美術作品の展示や楽団によるイベント、地元の伝統芸能と連携したイベントなどを催している。今回は春会期を4月18日(金)~5月25日(日)、夏会期を8月1日(金)~31日(日)、秋会期を10月3日(金)~11月9日(日)にそれぞれ実施される。

 10月24日(木)に旅行会社とメディアを対象として開いた企画発表会で、実行委員長の池田豊人香川県知事は、瀬戸内海が今年国立公園への指定から90年を迎えたことから、魅力を次の世代に継承するため、さまざまなイベントを催していることを紹介。そのうえで、「芸術祭は(未来に)魅力をつなげる大きな原動力だ。これまで以上に応援してほしい」と呼び掛けた。

池田豊人実行委員長

 福武總一郎総合プロデューサーは、「来年開催される大阪・関西万博の来訪客を芸術祭に誘客していく」と意気込みを語り、「香川県と岡山県、兵庫県の美術館と連携して、現代美術展を開くことで、これまで以上に広い瀬戸内エリアをアートの一大祭典場所にする」とアピールした。

福武總一郎総合プロデューサー

 具体的に、3県の8つの美術館が、日本人の現代アーティストによる作品を中心とした展覧会を行う。最先端の美術作品のほか、それぞれの地域の文化と魅力を発信。8館共通の割引チケットも発売する。

 また、今回の芸術祭はこれまで以上にアジア各国とつながりを広げ、関係性を深めることで、瀬戸内国際芸術祭がアジアの文化芸術の中核を担っていくことを目指す。ベトナムやタイ、インドネシア、中国、台湾、韓国など11カ国のアーティストが参加する。

 瀬戸内国際芸術祭実行委員会は船を乗り継ぎ、島を巡りながら、瀬戸内の多島美や、島の文化、暮らしに触れること魅力としている。このため、土日を中心に混雑を予想。通常は直接渡れない島同士を結ぶ航路の運航や、島内バスを増便する。混雑予想カレンダーも公開し、来場者の分散をはかる。

 チケットについては、初めて特別早割を設定。来年1月17日(金)まで同チケットを3800円で販売でする。通常料金は19歳以上の大人1人が5500円、16~18歳は2500円、15歳以下は無料。

栂池高原ホテルが破産手続き開始 負債は9億3000万円(帝国データバンク調べ)

2024年10月25日(金) 配信

 栂池高原ホテル(郷津喜久代代表、長野県・小谷村)は10月9日(水)に長野地裁松本支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約9億3000万円。

 同社は1965(昭和40)年3月創業、72(昭和47)年7月に法人改組されたホテルの運営業者。栂池高原スキー場のゴンドラリスト乗り場近くに立地したホテルで、冬季はスキー客、夏季はトレッキング客に利用されていた。

 しかし、バブル経済の崩壊や、95年7月の豪雨災害、施設の老朽化などにより集客が低迷していた。

 さらに新型コロナの影響で資金繰りが逼迫し、先行きの見通しが立たなくなったことから事業継続を断念し、21年3月までに営業を停止していた。その後、「23年6月に社有の本店建物を売却するなど、債務の返済に努めたが完済には至らなかった」(帝国データバンク)としている。