「劇映画 孤独のグルメ」とタイアップCP開始 JAL「クラスJ」20周年記念で

2024年11月18日(月) 配信

航空券などが当たる

 日本航空(JAL)は11月15日(金)から、国内線クラスJ20周年を記念して「劇映画 孤独のグルメ」とタイアップしたキャンペーンを開始した。2025年1月10日(金)の映画公開までは第1弾期間として、応募した人のなかから抽選で10組20人に国内線往復航空券(クラスJ)をプレゼントする。

 第1弾の受付は1月9日(木)までで、国内のJMB会員が誰でも専用Webサイトから応募できる。クラスJ搭乗の特典は12月1日(日)~1月9日(木)までの搭乗で加算マイルが20%にアップする。専用サイトからのキャンペーン登録が必要。

 第2弾の応募期間は1月10日~2月28日(金)まで。56人に「井之頭五郎賞」として、「孤独のグルメ セリフキーホルダー」が当たる。また、キャンペーン登録のうえ、同期間にクラスJに2回搭乗した人のなかから1000人にeJALポイント2万ポイントが当たる。

 このほか、公開日限定特典として、1月10日に羽田空港発のJALグループ国内線に搭乗した人全員に映画内で井之頭五郎が食べているJALのドライなっとうをプレゼントする。

  JALの国内線クラスJは「もっと気軽にくつろぎの空間を、より多くのお客さまにお楽しみいただきたい。」をコンセプトに2004年に開始。普通席とファーストクラスの間に位置する座席で、普通席にプラス1100円から利用できる。

皇居三の丸尚蔵館で「瑞祥のかたち」展 25年1月4日から

2024年11月18日(月) 配信

 

 新年の到来を喜び、人生の節目に幸福を願う気持ちは、古くからさまざまな造形にたくされてきた。古代中国では不老不死の仙人が住むと伝えられた蓬莱山、日本では吉祥図として描かれた長寿を象徴する鶴と亀が添えられた島台が縁起物とされ、理想郷として蓬莱山へのあこがれ、霊峰・富士の姿に重ねられる。伝説の鳥・鳳凰は高貴さを象徴して絵画、工芸に取り込まれている。麒麟(キリン)、唐獅子も空想上の霊獣だが、威厳のある凛とした姿は泰平の願いを込めて表現されている。

 東京の皇居三の丸尚蔵館では2025年1月4日(土)から3月2日(日)まで、「瑞祥(ずいしょう)のかたち」展が開かれる。皇室伝来の書跡・絵画・工芸品の中から、蓬莱山や霊峰富士、松や鶴・亀、宝船、霊獣などのめでたいモチーフの数々、巨匠・伊藤若冲や横山大観、江戸時代から近代にかけて活躍した作家による日本美術の名品46点を一堂に会し、新年の幕開けにふさわしい縁起物の美を楽しめる。

ジャーナリスト 貞廣 長昭

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(166)いつもとちがう行動を創造する研修 継続は新しい行動へ

2024年11月17日(日) 配信 

 

 ホテルの朝食会場で働くスタッフの研修を行ったとき、「多くのお客様が順番待ちする満席の会場」を事例に「1つのテーブルが空き、次のお客様を迎える準備ができて、お客様をテーブルに案内するというシーン」という設定で順番にロープレしました。

 研修に参加したスタッフは明るく元気に「おはようございます。いらっしゃいませ。お待たせいたしました。ご案内いたします」と丁寧にあいさつしていました。あなたならどのような行動と声掛けをするでしょうか。

 研修で伝えたのは、案内するお客様への対応と同時に、列に並ぶお客様への対応です。案内するお客様は宿泊者がほとんどですが、スタッフから「昨夜はゆっくりとお休みいただけましたか」という言葉を、朝食会場で聞く機会は非常に少ないのが現実です。

 チェックアウト時にフロントから問われることはありますが先を急いでいると、何か問題があってもほとんど「はい」とだけ応えています。

 しかし、朝食時の少し余裕があるこの時間を、有効に使わない手はないのです。もし何か問題があれば、直ぐにフロントに伝えて対応できます。問題点を何も語らずに去って行くお客様(サイレントカスタマー)が最も怖いことは、皆様もご存じの通りです。

 さらに、お待ちいただいているお客様のことも忘れてはなりません。「混み合って大変申し訳ございません。順番にご案内しますのでしばらくお待ちください」といった声を聞くこともありますが、待っているというイライラ感はほとんど解消されません。

 航空会社の客室乗務員の研修時、ドリンクサービス中、コーヒーを希望されたお客様の直前にコーヒーを切らしたとき、どのように声を掛けるべきかという話をしたことがあります。ロープレ研修時に客室乗務員がお客様から称賛の声をもらった事例を話しました。

 それは、ご案内するお客様だけでなく、お待ちいただくお客様にも関心を寄せる。つまり「席が空き次第、すぐにご案内いたします」という言葉を掛けること。この「すぐに」を加えることで、待たなければならない時間を少しでも気持ちよくするのです。

 ロープレ研修では、社内スタッフだけでなく外部の人も入れることが大事です。社内の当たり前やできない理由を排除しなければ、良い成果を上げることはできません。成果とは、昨日と違う行動を創造することです。

 さらに重要なのは、生み出された新しい行動を、勇気を持って実行する。はじめは上手くいかないかもしれませんが、やり続けることで、昨日の行動をお客様に喜ばれる新しい行動に変えていくことができるのです。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

「観光革命」地球規模の構造的変化(276) パーマカルチャー

2024年11月16日(土) 配信

 本稿脱稿寸前に衆院選開票結果(自公与党の過半数割れ)が判明した。世界の不安定化と混迷化に加えて、日本政界の大変動が明らかになり、日本の近未来に大きな不安を感じる。先行きの不透明な時には物事の本質に立ち返ることも必要だ。

 1974年にオーストラリアの2人の研究者がその後の世界に大きな影響を与える重要な提言を行った。B・モリソン(当時46歳)とD・ホルムグレン(19歳)は「パーマカルチャー(Permaculture)」という新しいコンセプトを提唱した。

 パーマカルチャーとはパーマネント(永続性)、アグリカルチャー(農業)、カルチャー(文化)を組み合わせた造語。永続可能な循環型農業を基本に自然と人間が共に豊かになるような関係性を築いていくためのデザイン手法だ。無農薬、有機農業を基本に自然循環を生かした持続可能な暮らしの実現を目指す運動である。

 モリソンはタスマニアで生まれ、猟師や漁師を経て、連邦調査機関で野生生物の研究員に採用され、その後タスマニア大学の教員を務めた。その間に自然環境が壊され、野生生物が急速に失われていく現実を危惧して、パーマカルチャーの必要性を実感した。一方ホルムグレンは環境デザインを学ぶなかでモリソンの考えに共鳴して、パーマカルチャーに関わる倫理やデザイン原則を提案した。

 パーマカルチャーは①地球への配慮②人々への配慮③余剰の分かち合い――という3つの倫理が基本。

 モリソンは「地球を森で覆い尽くすこと」を目指し、無限の命を生み出す森を守り育てていくことが地球への最大の配慮と考えた。人々の個性や才能を自分のためだけでなく、社会全体へと用いることで豊かな社会へ導いていけると考え、人間と自然が共存するなかで人々が互いに助け合い、恵みを分かち合うことで、生活や心の安定が生まれると提唱した。

 パーマカルチャーは既に世界各国のエコビレッジなどで実践されており、日本各地でもさまざまな試みが行われている。1996年に神奈川県相模原市でパーマカルチャー・センター・ジャパンが設立され、パーマカルチャーデザイナーの制度的育成も行われている。観光業界でもパーマカルチャーの理念を尊重しながら、地域社会との新たな連携協力の模索すべきだろう。

 

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

「冬の比叡山プレミアムナイトバスツアー」 JR大津駅・JR京都駅発着

2024年11月15日(金) 配信

京都の夜景(イメージ)

 江若交通(安積正彦代表、滋賀県大津市)と京都バス(吉本直樹社長、京都府京都市)はこのほど、比叡山・びわ湖DMOの協力のもと、標高800㍍の比叡山から京都・大阪・滋賀の夜景を満喫する「冬の比叡山プレミアムナイトバスツアー」を売り出した。

 同企画は、官民一体で推進する「ナイトタイムエコノミー」の一環として開催するもの。

 ツアーでは、日本天台山総本山の1つである三井寺を参拝し、天台宗総本山・比叡山延暦寺の根本中堂(国宝)の夜間特別拝観を、僧侶の案内付きで楽しめる。

 ディナーは、峰道レストラン&展望台で、「峰道特撰御膳」を提供。

 比叡山ドライブウェイ中腹の「登仙台」からは、京都・大阪・滋賀の夜景を堪能する。

 JR大津駅発着の開催日は、12月14(土)、15日(日)。1人当たり大人1万円、子供5000円。JR京都駅発着は12月21(土)、22日(日)開催。1人当たり大人1万1000円、子供6000円。

日本ケアフィット共育機構、サービス介助士25周年シンポジウム開催 有人対応の価値探る 

2024年11月15日(金) 配信

シンポジウムのようす

 日本ケアフィット共育機構(畑中稔代表理事)は11月1日(金)、同機構の東京共育センター(千代田区)でサービス介助士25周年特別記念シンポジウムを開いた。DXの普及であらゆる産業の無人化や省人化が推進され、有人サービスの希少性が高まるなか、AIやロボットでは対応できないサービス介助士だからこそ提供できる持続可能な付加価値を探った。

 高齢者や障害のある人など多様な人が暮らすなか、同機構は1999年11月から、誰もが積極的に参加・貢献していくことができる社会の実現に向けて、おもてなしと安全な介助技術のプロフェッショナルであるサービス介助士の認定を行っている。

 シンポジウムの冒頭、オリエンタルランドCS推進部バリアフリープロデューサーの野口浩一氏が「東京ディズニーリゾートのユニバーサルデザイン」をテーマに、講演を行った。

野口浩一氏

 野口氏は、83年の東京ディズニーランド開園前に招いた多くの地域住民が見慣れない景色を眺めながら歩いたため、段差に躓いて転んだことを語った。このため、「すべての人が下を向いてなくても躓かないパークを目指した安全対策がバリアフリーの始まりだった」と振り返った。

 その後、西部開拓時代などテーマ性を追求したエリアへのエレベーター設置は、テーマ性を最優先したため、公共施設にあるような設備と比較すると、使いづらいさや分かりづらさは否めかった」と説明した。

 開園後、一部アトラクションの並ぶ場所が狭く一緒に列に並ぶことができないため、車いすを利用する障害のある方を列には並ばせず優先的に案内していた。

 そうしたなか、優先入場に対し疑問を抱くゲストやキャストが増え社内関係者で検討を繰り返し、……

ベルトラ、ブラックフライデーCP開催 最大2500円オフ数量限定クーポン配布 11月22日(金)~12月1日(日)まで

2024年11月15日(金) 配信

 現地体験型アクティビティ専門予約サイト「ベルトラ」を運営するベルトラ(二木渉社長)は11月22日(金)~12月1日(日)まで、10日間限定のブラックフライデーキャンペーンを実施する。特設ページでは、国内外のツアー・アクティビティが最大2500円オフになるクーポンを、数量限定で配布する。

 また、期間中は、ベルトラ会員やベルトラ公式アカウントを友達登録しているユーザーへ、特別クーポンを配布する。

 クーポン獲得・利用期間は、11月22日(金)午前10時~12月1日(日)午後11時59分まで。11月22日(金)以降に催行されるツアー・アクティビティが対象。

 なお、モニターツアー対象商品や、販売開始前、予約受付期間外の商品は対象外となる。

JTB、国際標準「GSTC」ツアーオペレーター認証を取得

2024年11月15日(金)配信

JTBの西松千鶴子執行役員(CSuO)、ビューローベリタスのMarvin Ngエリアマネージャー

 JTBは11月1日(金)、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)が認定した第三者国際認証機関の1つ、ビューローベリタス(BV、本社=フランス)により、国内ツアーにおいてGSTCツアーオペレーター認証を取得した。

 GSTCとは、持続可能な旅行と観光の国際標準を策定・管理する国際非営利団体。今回のJTBは、①持続可能な経営②社会経済の持続可能性③文化の持続可能性④環境の持続可能性――の4本柱で構成するGSTCの「観光産業界向けクライテリア」(ツアーオペレーター向け)の認証を取得した。

 評価基準を基に、GSTC認定を受けた第三者認証機関から認証を取得することで、持続可能な観光の管理システムを保持し、持続可能な責任ある運営が行われていると保証するものとなる。

 JTBグループは、今回の認証取得をきっかけに、サステナブルツーリズムの普及・拡大に向けた取り組みの強化や課題解決により、さらなる発展につながるようなツーリズムが産業界や地域全体に広がって行くようリードしていくとした。

「JTA琉球寒緋桜スタンプラリーキャンペーン」を実施 1月15日から

2024年11月15日(金) 配信

航空券や特産品が当たるスタンプラリー企画

 日本トランスオーシャン航空(JTA、野口望社長、沖縄県那覇市)は2025年1月15日(水)から、沖縄県の各自治体と連携して「JTA琉球寒緋桜スタンプラリーキャンペーン」を実施する。県内では1~2月にかけて見ごろを迎える、琉球寒緋桜の名所が数多くあり、スタンプラリーではその名所を巡ってスタンプを集めると、航空券や特産品などの景品が抽選で当たる。

 琉球寒緋桜はソメイヨシノよりも濃いピンク色が特徴の桜。県内各地で開花に合わせて日本一早い桜祭りが開催される。

 今回は25年1月15日~2月28日の期間に沖縄県内発着のJALグループ便を利用したうえで、1月15日~3月9日の期間に対象の各名所でデジタルスタンプを3つ以上集めた人が対象。対象の名所は「もとぶ八重岳桜の森公園」(本部町)と「名護城公園」(名護市)「世界遺産今帰仁城跡」(今帰仁村)、「八重瀬岳」(八重瀬町)、「久米島だるま山公園」(久米島町)の5つ。応募期間は1月15日~3月15日まで。

JTB、NDC活用の旅行商品 シンガポール航空と協業で

2024年11月15日(金) 配信

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)はこのほど、シンガポール航空とNDCを活用した代金訴求型の新商品発売に向けた協業を始めた。第1弾として、シンガポール航空のNDCを利用した海外募集型企画旅行「ルックJTBMySTYLEシンガポール」を11月18日(月)に売り出す。

 NDCとは、国際航空運送協会(IATA)が推奨する航空券流通の新規格。シンガポール航空は、多様化する顧客ニーズに柔軟に対応できる航空券流通の実現に向け、日本市場で2020年12月にNDCプログラム「KrisConnect」を開始した。従来型と比べて、安価な運賃や細かな座席の指定・付帯サービスの手配、航空券購入に伴う手数料の削減などのメリットを提供している。

 「ルックJTBMySTYLEシンガポール」の設定日は、2025年1月15日(水)~5月31日(土)。

 両社は今後、顧客のニーズに合った、質の高い旅行商品やサービスを継続的に提供し、代金でもニーズに応えることで海外旅行に対する満足度向上や海外旅行市場でさらなる需要喚起を目指す。また、「ルックJTBMySTYLEシンガポール」以外のコースも、シンガポール航空のNDCを活用する商品を追加発売する予定。