長崎県長崎市、小学6年生に観光教育 産業の発展支える人材育成で
2025年7月16日(火) 配信

長崎県長崎市は6月27日(金)、仁田佐古小学校で6年生を対象に観光教育出前授業を行った。人口減少が進んでいることを受けて、昨年から始めた観光産業の持続的な発展を支える人材を育てる「観光産業人材育成事業」の一環で実施。授業は市の宿泊者から徴収した宿泊税の一部が活用されている。
授業の講師は、早期の観光教育を訴える名桜大学国際学部の寺本潔特任教授が担当した。児童は市の観光資源の魅力を再発見し、情報発信の大切さのほか、家族や夫婦、友人同士などのさまざまな観光客の形態と特徴を学んだ。その後、観光客に合わせたおススメの観光スポットを発表。観光案内所に観光客が訪ねてくる場面を想定したロールプレイングも行った。
市は今後、3校の小中学校でも観光教育の出前授業を予定している。