test

KNT-CT、第1四半期は売上高382.6%増の160億円 債務超過も解消

2021年8月6日
編集部:入江千恵子

2021年8月6日(金) 配信

イメージ

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長)が8月5日(木)に発表した2022年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比382.6%増の160億3500万円と大幅に増加し、純損失も30億円超縮小の64億4200万円(前年同期は98億400万円の損失)だった。営業損失は74億3100万円(同142億5200円の損失)、経常損失は60億2200万円(同94億500万円の損失)。

 コロナ禍による影響が続くなか、オンラインツアーや教育旅行など旅行販売に注力したほか、旅行業以外の新型コロナウイルスワクチン接種関連業務、地方自治体の施設管理など業務受託を拡大し、収入を確保した。コスト面でも事業構造改革を推進し、人件費や事務所賃料などの費用削減に努めた。

 20年度末時点での債務超過96億5400万円は、親会社の近鉄グループホールディングスと主要取引銀行から6月30日付で総額400億円の資本支援を受けて解消し、今期の純資産は239億2600万円、自己資本比率は23.1%(20年度末はマイナス15.4%)に改善した。

 また、営業外収益として、資金の貸付に伴う利息収入1100万円、雇用調整助成金など助成金収入14億7400万円、投資有価証券からの配当収入2900万円などを計上。特別損失には、事業構造改革に伴い廃止または移転した店舗・事務所の原状回復費用などに1億9800万円、ソフトウェアなどの減損損失に1億7600万円などを計上した。

 2022年3月期の連結業績予想は、5月12日に発表した数値を据え置き、売上高1800億円、営業損失140億円、経常損失141億円、当期純損失148億円を見込む。

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。