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ツーリズムEXPOジャパン、21年開催は延期に JATA会長の職務は菊間副会長が代行

2021年7月21日
編集部:入江千恵子

2021年7月21日(水) 配信

定例会見のようす

 日本旅行業協会(JATA)は7月21日(水)、今年11月に開催予定だった「ツーリズムEXPOジャパン2021大阪・関西」(主催:日本観光振興協会、JATA、日本政府観光局)を2023年秋に延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、安心・安全なイベントの提供が困難であると判断した。また、JATAの会長を務めていた坂巻伸昭氏の死去に伴い、当面の間は菊間潤吾副会長(ワールド航空サービス会長)が会長の職務を行うことを明らかにした。

志村格理事長

 同日に開いた定例会見で、志村格理事長はツーリズムEXPOジャパン開催延期の理由について、現時点で緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点措置が取られていることを挙げた。さらに、国際交流が再開していない状況下で、ツーリズムEXPOジャパンのテーマである「旅のチカラで日本を、世界を元気に」に沿った魅力を来場者に伝えられないことも判断材料となった。

早坂学室長

 ツーリズムEXPOジャパン推進室の早坂学室長は「出展を予定していた方々から『反転攻勢を掛けたいと期待していたので残念』という声を多くいただいている」と述べた。そのうえで、「23年の開催は、(25年開催の)大阪・関西万博のキックオフイベントにしていきたい」と力を込めた。

 22年の開催は、東京・有明の東京ビッグサイトにて、9月22日(木)~9月25日(日)を計画している。

 また、今後のJATAの新体制については、理事会を開いて決定する。それまでの期間は、菊間副会長が会長の役割を担う。志村理事長は、坂巻氏が生前、JATAの役割について「会員の意見に耳を傾けること、JATAが何をしているか発信力を強化してアピールすること、政府と企業の調整役を担う」の3点を強く主張していたことを明かし、「多くの点で未到達のところがある。遺志を継いでいく」と語った。

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