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No.429 ベッセルホテル、内製化で柔軟な対応が可能に

2016年4月21日
編集部

ベッセルホテル
“内製化で柔軟な対応が可能に

 高品質のおもてなしサービスを提供することで、お客様の強い支持を得て集客している宿の経営者と、工学博士で、サービス産業革新推進機構代表理事の内藤耕氏が、その理由を探っていく人気シリーズ「いい旅館にしよう!Ⅱ」の第2回は、ビジネスホテルを全国展開するベッセルホテル開発専務取締役事業本部長の瀬尾吉郎氏が登場。全体のプロセスをシームレスにつなげる「内製化」によって、柔軟な対応を可能にし、サービスの品質を上げた現場の取り組みなどを語った。

【増田 剛】

 
 

〈「いい旅館にしよう!」プロジェクト2シリーズ(2)〉
ベッセルホテル

 ■瀬尾:当社は福山通運の創業者でもある澁谷昇が1924(大正13)年に土建業として創業しました。その後、運送業や印刷、ビルメンテナンスなど幅広く事業を展開し、ホテル業としては1974年に福山キャッスルホテルを福山駅前に開業しました。

 ■内藤:なぜ創業者はホテル業をやろうとされたのでしょうか。

 ■瀬尾:運送業で成功したあと、「地元・福山に還元したい」と地域貢献の想いから婚礼や宴会ができる受け皿として迎賓館のようなものを作ろうとしたそうです。

 ■内藤:旅館業はしばしば伝統産業だと言われますが、昭和30―40年代に鉄道網の整備で出張や観光が増え、多くの観光民宿や駅前旅館などができ、意外に新興産業なのです。  
 そのようななか、御社がビジネスホテルの展開を始めたのはいつからですか。

 ■瀬尾:2000年からです。その前に、2代目の社長である父が米国にホテルを視察する機会があり、そこで感銘を受けた米国の郊外型のビジネスホテルチェーンと提携を結んで多店舗展開していきました。国内では岡山以西の開発権を得て、倉敷、熊本、都城、北九州空港が開港した苅田などに郊外型ビジネスホテルとして展開していきました。
 郊外型だったので半導体工場などの出張利用が主な顧客ターゲットだったのですが、08年のリーマン・ショック以降、一気に厳しくなりました。開発地域の制約が枷となっている部分もあり、10年1月末にその契約を解消し、現在のベッセルに名前を変えました。

 ■内藤:「郊外型で、客室が広め」というコンセプトですね。…

 

※ 詳細は本紙1626号または4月27日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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