2025年9月1日(月) 配信

中野洋昌国土交通大臣は8月27日(水)、サウジアラビア王国のアフマド・ビン・アキール・アル・ハティーブ観光大臣による表敬訪問を受けた。
中野大臣から、今年が「日本・サウジアラビア外交関係樹立70周年」という記念すべき年であり、今後も「2国間の交流が強化されることへの期待」を述べた。その後、両大臣による意見交換が行われた。
2025年9月1日(月) 配信

中野洋昌国土交通大臣は8月27日(水)、サウジアラビア王国のアフマド・ビン・アキール・アル・ハティーブ観光大臣による表敬訪問を受けた。
中野大臣から、今年が「日本・サウジアラビア外交関係樹立70周年」という記念すべき年であり、今後も「2国間の交流が強化されることへの期待」を述べた。その後、両大臣による意見交換が行われた。
2025年9月1日(月) 配信
と、日本旅行の吉田圭吾社長.jpg)
日本旅行(吉田圭吾社長、東京都中央区)と、島根県(丸山達也知事)は、大規模災害時における被災者などの宿泊施設や移動手段、食事、入浴施設などの提供を迅速、円滑に行えるように、包括連携協定を締結した。
旅行会社が有するスキームを生かしたサポートとして、避難者の避難場所の確保、復旧や復興に取り組む県職員、他自治体からの応援職員の宿泊施設なども確保する。
日本旅行は今年4月、広島県とも大規模災害に備えた宿泊施設等確保の包括連携協定を結んでいる。
2025年9月1日(月)配信

JTB(山北栄二郎社長)などは8月29日(金)、京都府の交通事故削減に向けた「京都 はんなり 和(なごみ)のみちプロジェクト」を発足した。連携協定を京都府警察本部(吉越清人本部長)やトヨタ・モビリティ基金(豊田章男理事長)、トヨタ自動車(佐藤恒治社長兼CEO)、東京海上日動火災保険(城田宏明社長)と結び、官民連携による観光地の交通事故対策などに取り組む。
京都では近年の観光客の増加に伴い、観光地と共存する生活道路での事故が増加傾向にあった。とくに京都を代表する観光地の「嵐山地区」は、国内外からの観光客の集中による交通渋滞や、観光客と地域住民の生活動線が交錯。生活道路での交通事故リスクの高まりなど、観光地特有の交通課題が顕在化している。
今回は「嵐山地区」をモデルケースに、官民が保有するデータによる分析とそれぞれの強みを生かし、交通事故削減に向けた対策を講じることを目指して連携していく。
同連携では、京都府警察本部の警察データ、トヨタ自動車の車両データ、東京海上日動の損害保険データ、JTBの観光・人流データを統合的に分析。①嵐山地区における交通実態の把握(幹線道路をつなぐ生活道路の車両数分析など)②事故発生リスク地点の可視化と要因解析――の2つの取り組みを実施する。各社が保有する多様なデータを組み合わせることで、同取り組みの学びを生かし、生活道路での事故削減を目指す。
取り組み期間は2026年3月31日(火)まで。
2025年9月1日(月) 配信

全国に71の温泉宿、温泉リゾートホテル、テーマパークなどを運営する大江戸温泉物語グループは9月1日(月)、運営会社を「大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ」と「湯快リゾート」から、「GENSEN HOLDINGS」(川﨑俊介社長、東京都中央区)に統合した。
この統合により、運営体制の一本化を行い、「さらなるサービスの向上を目指す」(同社)としている。
なお、運営施設の「大江戸温泉物語グループ(大江戸温泉物語ブランド、TAOYAブランド)」に変更はない。
2025年9月1日(月) 配信

日本外航客船協会(JOPA、会長=向井恒道・商船三井クルーズ社長)は、第15回「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2025」の募集を開始した。
オリジナリティーに溢れ、日本のクルーズ・マーケット拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社などを顕彰するもので、国土交通省、観光庁、日本旅行業協会(JATA)が後援する。
対象は、日本外航客船協会と日本旅行業協会加盟会社が企画造成し、2024年11月~25年10月末までに催行実施したクルーズ。
応募締切日は11月3日(必着)。「グランプリ」を受賞したクルーズや商品などが、国土交通行政施策の推進、普及、啓発に寄与する場合には、国土交通大臣賞も受賞する。
表彰式は12月19日(金)午後4時から、東京都千代田区平河町の海運ビルで開く。
「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2025」選考委員会は次の各氏。
【委員長】池田良穂(大阪府立大学名誉教授、大阪公立大学客員教授)【委員】池畑 孝治 (JATA 理事・事務局長) ▽上田寿美子(クルーズライター) ▽中川哲宏(国土交通省海事局外航課長)▽中村辰美(イラストレーター、PUNIP cruises代表)▽茂木政次(「クルーズトラベラー」編集長)▽吉田絵里(「クルーズ」編集長)
2025年9月1日(月)配信

近畿日本ツーリストブループラネット(栗山千三社長、東京都江東区)は8月26日(火)、秋の旅行に割引クーポンを利用できる「2025近ツー秋のクーポン祭」キャンペーンを始めた。対象期間の国内ダイナミックパッケージ(交通+宿泊)商品に、1回当たりの申し込みにつき最大2万円引きのクーポンを利用できる。
対象期間は10月1日(水)~11月30日(日)出発分。近畿日本ツーリスト公式サイトで8月26日(火)~10月31日(金)までに、対象期間の国内ダイナミックパッケージを3万円以上予約した人を対象とする。
クーポン割引金額は、旅行代金が20万円以上で2万円引き、15万円以上で1万円引き、10万円以上で7000円引き、7万円以上で4000円引き、5万円以上で2500円引き、3万円以上で1500円引きとなる。KNTポイントも併用可。クーポンコードは、同社公式サイトのキャンペーンページから。
2025年9月1日(月) 配信

日本トランスオーシャン航空(JTA)は9月1日付の管理職人事異動を発表した。
オペレーションコントロール部スケジュール統制グループチーフマネジャー(オペレーションコントロール部スケジュール統制グループマネジャー)花城真也
運航乗員訓練審査部シミュレーター運用管理グループチーフマネジャー(運航乗員訓練審査部訓練審査業務グループマネジャー)根間悟
人財部付日本航空出向 台北桃園空港所兼運航点検整備部第1点検整備課第1グループ兼品質保証部品質保証課整備グループ長(運航点検整備部第1点検整備課第1グループ整備グループ長)仲間健
人財部付日本航空出向 台北桃園空港所所長(オペレーションコントロール部スケジュール統制グループチーフマネジャー)崎浜寿
運航乗員訓練審査部シミュレーター運用管理グループマネジャー(運航乗員訓練審査部運航乗員訓練室地上教官グループグループ長)立田喜隆
運航乗員訓練審査部訓練審査業務グループマネジャー(運航乗員訓練審査部運航乗員訓練室地上教官グループマネジャー)名嘉山兼太
運航乗員訓練審査部訓練審査業務グループマネジャー(運航乗員訓練審査部運航乗員訓練室地上教官グループマネジャー)太田真文
2025年9月1日(月) 配信

北海道・登別温泉の第一滝本館は、旅行部門「登別ツーリストセンター」がツアー企画や予約、代金収受までを担い、グループ会社の「adex base」で、高品質なアクティビィティツアーを提供するなど、アドベンチャートラベル(AT)の拠点づくりと、新しいコンセプトでリブランドした「adex inn」を一体化させた「滞在型観光」へのシフトに挑戦している。南智子代表取締役と、登別アドベンチャー協会(NAA)代表理事も務める、ネイヴィン・マーク取締役会長に“ATに最適な場所・登別温泉”について聞いた。
【本紙編集長・増田 剛】
◇
――登別温泉で新たな魅力的なコンテンツとして、アドベンチャートラベル(AT)の拠点づくりに挑戦されています。
南:「登別市は30年後に人口が4割減少する」というデータを目にして、大きな危機感を覚えました。ずっと、地域活性化にできることはないかと考え続けていましたが、「新型コロナ」が足を前に踏み出す大きなきっかけとなりました。
コロナ禍にお客様がまったくいなくなると、JRは間引き運行となり、空港行きのバスもなくなりました。ドラッグストアなどが閉店していき、地元住民の生活も非常に不便になりました。
そのときに強く実感したのは、「登別のインフラは、年間約400万人の観光客が訪れていただいていたから成り立っていた」ということでした。人口減少は簡単には止められないですが、「滞在型観光」にシフトすれば、地域社会を維持していけるのではないかと思ったのです。
――「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」が2023年9月に北海道でリアル開催されました。
南:ATWSは大きな話題になりましたが、夫のネイヴィンは登別温泉に来たころから、「どうして登別は素晴らしい自然に囲まれているのに温泉しか売らないんだ?」と不思議そうに話していました。登別は森林が7割を占めています。そこに古くから根づく宿や温泉文化があります。アイヌ文化に触れることができる「ウポポイ(民族共生象徴空間)」も開業しました。あとはアクティビティさえ加われば、「アドベンチャーツーリズムに最適な場所」ということに気づいたのです。
ATへの取り組みと並行して、滞在型観光にシフトすることによって、1泊目は旅館で夕食を食べた旅行者が、2泊目は地元の飲食店で食事をすれば、まちにお金を落としてくれます。
第一滝本館の年間宿泊者数は約25万人ですが、半分の12万人が外に出ると、「登別温泉街で飲食業をやってみたい」という若い人も増え、「住んでよし、訪れてよし」のまちづくりへとつながっていくのではないか。住民と観光客がともに利用する「住観共用」の施設が増えていくことが理想です。
――登別温泉の魅力を教えてください。
ネイヴィン:たくさんありますが、もちろん第一は温泉が素晴らしいこと。登別温泉には7種類の泉質があるので、とくに外国人旅行者にとっては、登別温泉に来れば日本全国のさまざまな種類の温泉を一度に楽しめるメリットがあります。
また、森の中に1日4千人収容可能な宿泊インフラが整っている場所は世界的にみても珍しい。国際空港(新千歳空港)まで約1時間という近さも魅力です。さらに、登別温泉のシンボル・地獄谷など、地形学的にとても希少価値の高い資源が豊富にあります。
通常アドベンチャートラベルはすごく不便なところに行かなければ体験できないものですが、登別エリアは簡単に行けてしまう。とても恵まれている場所だと思います。
――ネイヴィンさんは、登別アドベンチャー協会(NAA)の代表理事を務めています。
ネイヴィン:NAAは、22年7月にアウトドアに関係している人だけでなく、地域のビジネスを支えているコミュニティーの人たちで立ち上げた組織です。「登別」という名前を使っていますが、苫小牧市や白老町、伊達市、洞爺湖町、室蘭市などを含む胆振エリア全体で持続可能なアドベンチャートラベルを推進しています。
登別商工会議所の会頭や宿泊施設、バス会社の経営者、地元の病院なども加わって、アクティビティ体験プログラムの開発や地域活性化に取り組み、最近では登別国際観光コンベンション協会も温泉以外の魅力を紹介してくれています。
――課題について。
ネイヴィン:実際にやってみてわかったのですが、アドベンチャーツアーを作ろうとすると、環境省や林野庁、国土交通省、さらには北海道や市町村などの許可や認可が必要なケースが多い。行政の縦割りによる “たらい回し”になることもあります。このため、NAAが所管省庁の窓口をすっきりと整理して、新規参入事業者にも分かりやすい分布マップの作成なども取り組んでいます。
――「adex inn(アデックスイン)」は新たな拠点ですね。
南:先代の父が50年前に全室ツインのホテル「滝本イン」を建てました。低価格で、室蘭へのビジネス客も利用されていましたが、「アクティビティツアーを満喫できるように」と、新しいコンセプトで “泊食分離”の宿泊特化型ホテルにリブランドしました。
ネイヴィン:adexはAdventure Experienceの頭文字をとった造語です。
私は各地のアドベンチャーツアーに参加するなかで、「多くの宿泊施設がアドベンチャートラベラーにとって適していない」と感じていました。
例えば、アドベンチャートラベラーは、ギアや着替えなど荷物が多いのが特徴です。旅行者の目線から、客室はシンプルにし、大きな荷物を収納できるような空間に設計しました。また、ランドリー施設を設置し、濡れたギアを客室に持ち込まなくても乾かせるように配慮しています。
プロジェクターを設置した「メディアルーム」も作りました。ツアーで体験した写真を映しながら「ここに行くと、こんなものも見ることができるよ」など、宿泊客同士が参加したアクティビティプログラムなどの情報を交換したり、自慢し合ったりしています。このようなコミュニティーをつくりたかったのです。
南:とくに欧米豪からの旅行者が多く、外国人は半分以上です。宿泊客の多くは朝早く出発するツアーや体験プログラムに参加するため、時間に縛られない終日営業のカフェ「adex BAKERY&CAFE」を1階に開業しています。カフェは地元の方も利用してくださっています。
コンセントやUSBに対応する電源が各席にあるカウンターに座って、1人でコーヒーを飲みながら、PCを操作するノマド的な外国人の方も自然と集まってきます。
冬は暖炉で薪を燃やしているので、地獄谷に行かれて体が冷えた旅行者が、煙突から出るカフェの暖炉で薪が燃える匂いにどんどん人が引き寄せられてきます。
ネイヴィン:adex innの隣には、グループ会社のアウトドアショップ「adex base(アデックスベース)」を営業しており、同ベース内の「アクティビティツアーデスク」でさまざまなATプログラムを用意しています。
第一滝本館の旅行部門「登別ツーリストセンター」がツアーの企画から予約、代金収受までを一貫して担当し、adex baseでは、経験豊富で英語対応可能なガイドが質の高いアクティビティツアーを提供しています。
夏のピクニックを兼ねた自転車でのエリアツアーでは、参加者たちはadex BAKERY&CAFEで買ったクロワッサンやサンドウィッチを持参しています。
――滞在型観光の状況はいかがですか。
南:今のところ第一滝本館、adex innも1泊2日が主流で、長年続いた北海道の周遊観光を少しずつ変えようと試みていますが、まだ大きな変化はみられません。
ただ、一度訪れた方は、「1泊では足りなかった」と感じていただき、次回訪れるときに2泊、3泊してくれる人が増えてくるのではと期待しています。
――アドベンチャーツアーにはどのようなプログラムがありますか。
ネイヴィン:オールシーズンさまざまな体験プログラムを用意していますが、新しいアクティビティツアーも次々に生み出されています。
夏は、支笏湖の南東に位置する三重式活火山・樽前山の尾根を歩く空中散歩アドベンチャーツアーや、鳴砂で有名な室蘭のイタンキ浜で波が削った洞窟「海蝕洞」に歩いて訪れるツアー、そして世界屈指の透明度を誇る倶多楽湖でのカヤック体験などが人気です。
冬は、第一滝本館が所有している「アデックスフォレスト」という森で、ビギナーが1時間くらいスノーシューで歩くツアーから、オロフレ峠の樹氷(スノーモンスター)鑑賞ツアー、スノーシューで2時間半ほど歩いて洞窟の「氷筍」を見に行くマニアックなツアーなど目的や経験・体力に応じて、さまざまなプログラムをそろえています。
新しい試みとして、外でも温かいホットテント付きの雪遊び体験ツアーも、子供連れの家族に大変好評でした。
南:アデックスフォレストは本当に素晴らしい森で、車で10分ほどです。家族で行っても安心・安全が確保されており、心身とも癒され、森林浴にも最適です。
――滞在型観光に向けて注力していく部分は。
南:adex innでは食事を提供していません。第一滝本館も、お客様の過ごし方に柔軟に対応しています。大型旅館だからこそ伝統的な和食や、ビュッフェなど多様な選択肢を用意して、ニーズに対応することが重要だと考えます。
私どもが1泊2食のスタイルにこだわらないこともあり、幾つか新しい飲食店もできてきています。これは想定よりも早く進んでいます。
温泉街に人が出るようになると、食べ歩きができるお店も増えてきています。空き店舗を活用した補助金制度もあり、さまざま飲食店や土産物店などが温泉街に出店すると、さらに楽しくなっていくと思います。
――登別温泉のこれからについて。
ネイヴィン:温泉だけでなく、「ここに来る理由」を増やすことが大事です。若い人は都会へ吸い寄せられ、高齢者もインフラが整っていないために都会へ出て行ってしまう。魅力的な場所になることによって、この流れを逆転したいと考えています。
若い人が新しいビジネスを始めることで活気が生まれます。さらに、リタイア後の余生を、「この自然豊かな登別温泉で過ごしたい」と思ってもらえるまちにしていきたいですね。
南:当館にも多くの外国人スタッフが働いています。長期間働いていただいて、在留資格「特定技能2号」を取得すれば、家族を呼ぶことも、子育ても可能になります。働く人にとっても住みやすいまちになっていくことを目指していきたい。そのためには、登別温泉にインターナショナルスクールができる未来図も思い描いています。
――ありがとうございました。
【本紙1959号または9月5日(金)以降日経テレコン21でもお読みいただけます。】
2025年9月1日(月) 配信

この夏、「日本の原風景をこの目にしっかりと焼き付けたい」思いが日々強くなり、福島から新潟に続く只見線に沿った道をドライブすることを思い立った。旅立ちはいつも午前3時台。今回は圏央道から久喜白岡ジャンクションで東北自動車道に入って北上した。
風光明媚な夏の猪苗代湖を横目に、まずは「腹ごしらえ」と、福島県喜多方市内にある老舗「坂内食堂」を目指した。喜多方市内は「朝ラー天国」。朝の8時過ぎに到着したが、すでに坂内食堂の前には長蛇の列。だが回転が良く、それほど待たずに入店できた。20年ほど前から喜多方ラーメンの味に魅了され、今や東北への旅では、“素通り”不可のエリアとなっている。坂内食堂の味は確かで、早朝から他県ナンバーのグルメたちが並ぶ理由が分かった。
¶
空腹が収まり、会津若松市の飯盛山に向かった。飯盛山は戊辰戦争の際、白虎隊が自決した悲劇の物語の舞台として有名だ。二重螺旋六角三層のお堂「会津さざえ堂」も、ずっと気になっていた。未だ訪れていない素晴らしい場所を探しながら旅することがとても楽しい。
会津さざえ堂の前には、多くの観光客がスマートフォンで撮影していた。私は「せっかくだから」と入場券を買い、お堂内部の迷宮的な建築構造を流れるように体感した。
飯盛山の山上から会津若松城(鶴ヶ城)を探したが、見えなかった。この日は「福島県内で観測史上最高気温を記録した地点がいくつかある」とラジオが興奮気味に伝えていた。それでも陽炎で揺らぐ本丸まで向かった。でも、やはり鶴ヶ城は「雪景色の方が綺麗だ」と思った。
¶
その後、旅の主目的である越後街道、そして会津坂下から沼田街道に入った。沼田街道は只見川と只見線に沿っており、揺蕩う只見川の水面や、趣ある民家の営みをゆっくりと目に焼き付けながら車を走らせた。
途中、遠くで遮断機の音が聞こえた。しばらく脇に車を停めてシャッターチャンスを待った。すると、2両編成の電車が目の前を旅情たっぷりに走り去って行った。
このまま新潟県の小出辺りまで走る予定だったが、道路が通行止めになっていた。こういう行き当たりばったり旅で、失敗するところが自分らしいなと思った。
少し引き返して、国道121号線で湯西川、鬼怒川、日光、中禅寺湖などを通るルートで群馬県・老神温泉の旅館に宿泊した。宿の夕食はビュッフェスタイルで「お酒も飲み放題」だった。良心的な料金で、ほとんどが日本人の宿泊客だった。谷底の川のせせらぎの音も心地よく、久しぶりに熟睡できた。
¶
群馬県には草津や伊香保、水上、四万など有名温泉地が多いが、少し地味な老神温泉には大小さまざまな宿がある。自分の旅のスタイルと身の丈に合った宿を選んだ旅人たちが、私を含め、それぞれの旅を精一杯楽しんでいるさまが心地よかった。
真夏の青い山と、深い谷に囲まれた早朝の温泉街には、失われつつある日本の懐かしい匂いがあった。私はこの朝の、何気ないが、何度も思い出すような原風景を求めていたのだ。
宿でのんびりと過ごしたあと、近くの道の駅「川場田園プラザ」を訪れた。上州御用鳥めし本舗登利平沼田店で、美味しい鳥めし弁当を買い、帰路に就いた。
(編集長・増田 剛)
2025年8月31日(日) 配信
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石川県加賀市のご当地グルメとして人気を集めている「加賀パフェ」の2025年度バージョンが完成し、7月26日から市内4店舗で提供が始まった。
加賀パフェは、加賀市の新たなおもてなしメニューとして16年に開発された、「地産地消」と「おもてなし」をテーマにした5層構造のご当地パフェ。各層には、加賀九谷野菜トッピング、加賀ぶどうアイス、味平かぼちゃアイス、温泉卵、ポン菓子、野菜スポンジケーキ、はちみつ生クリーム、色鮮やかなゼリー、名物菓子「吸坂飴」オリジナルソースなど、地元素材をふんだんに使用しているのが大きな特徴だ。
各店舗が、テーマに沿って、それぞれ独自のアレンジを施しており、同じ加賀パフェと言っても、店舗ごとにまったく異なる味を楽しむことができる。
提供する際は、地元作家が「加賀パフェ」のために製作した山中漆器や九谷焼、加賀手織といった地元の伝統工芸品を用いるなど、器にもこだわっており、加賀の魅力を五感で味わうことができる逸品となっている。
提供店舗は、はづちを茶店(山代温泉)、「加賀フルーツランドCafe Green×Green」(橋立)、「cafe & bar髙乃蔵」(加賀温泉駅)、「カフェ・ランチ加佐ノ岬」(橋立)の4店舗。料金は、献上加賀棒茶付きで全店統一1500円(税込)。
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