【岐阜県・下呂温泉】「日本最古のオーケストラ」雅楽の体験プログラム 水明館がインバウンド向けに企画

2026年6月2日(火)配信

楽器体験では、プロの奏者から直接手ほどきを受けることができる

 岐阜県・下呂温泉の水明館は2026年7月1日(水)から、インバウンド向けに館内の能舞台を活用した「雅楽」の体験プログラムを販売する。

 2025年度の下呂温泉宿泊者数は、100万2906人(前年度比0・1%増)と2年連続で100万人を超えた。内、インバウンドは12万8705人(同1・3%増)で、来訪国数も19年度の約2・4倍、31カ国と、堅調に推移している。一方、旅の潮流は「モノ」消費から「コト」消費へのシフトが顕著だ。このような背景から同館では、館内の茶室で訪日客向けに茶道体験を実施。好評を得たことから、新たに「日本最古のオーケストラ」ともいわれる雅楽の鑑賞や、楽器演奏を体験できるプログラムを企画した。

 体験の舞台は館内に構える本格的な能舞台「石橋(しゃっきょう)の間」。観世流能楽師・関根祥六氏監修によるもので、樹齢500年の木曽檜を使用した鏡板には、日本画家・林功氏による老松と若竹が美しく描かれている。プログラムは「鑑賞」「装束体験」「雅楽体験」の3部構成で、所要時間は90分。岐阜県各務原市に拠点を置く演奏団「雅楽松風会」が演奏、指導する。

 雅楽鑑賞は、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)などの三管(さんかん)をはじめ、琵琶、箏、太鼓が奏でる幻想的な音色を間近で堪能できる。衣装体験では、平安時代から続く華やかな色彩の衣装を身にまとい、当時の貴族のような高揚感を体験。楽器体験は、プロの奏者から直接手ほどきを受け、実際に音を出す難しさと楽しさを分かち合う内容だ。

 料金は1グループ(30人まで)、49万5000円(税込)。基本プランのほか、雅楽「蘭陵王」の舞が楽しめるコースなども用意している。

体験型かき氷「薬膳養生氷」を販売、奈良ロイヤルホテルが夏期限定提供

2026年6月2日(火)配信

奈良の歴史と健康をテーマにした「薬膳養生氷」

 奈良ロイヤルホテル(奈良県奈良市)は6月1日(月)から9月30日(水)までの期間、館内1階の「レストラン・ラウンジ扇滝(せんたき)」で、奈良の歴史と健康をテーマにした新感覚のかき氷「薬膳養生氷」を販売する。

 氷の神様をまつる「氷室神社」(同市)があり、古くから氷食文化が根付く奈良。近年はかき氷の人気店が多く集まることから、「かき氷の聖地」と呼ばれている。同ホテルでは、この地域資源を活用した商品開発を進め、単なるスイーツ提供にとどまらない観光コンテンツとして企画した。

 使用する氷は、奈良の名門「日乃出製氷」が製造する純氷「大和氷室」。雑味のない純氷を用い、同社で研修を受けたスタッフが一皿ずつ丁寧に削り出す。最大の特徴は、完成品を提供する一般的なかき氷とは異なり、来店客自身がシロップや薬膳素材を組み合わせて仕上げる体験型スタイル。薬師(くすし)が薬を調合するように、その日の気分や好みに合わせて味を楽しめる点が特徴だ。

 素材には、地元食材を積極的に採用した。籠滝豆腐店の濃厚な豆乳を使用した豆花ソースをはじめ、県産在来種大豆「大鉄砲」のきな粉、奈良名物の葛餅、クコの実、セイロンシナモン、藻塩、蜂蜜、自家製新生姜シロップを用意。お品書きには推奨される組み合わせ例や素材の説明を掲載し、初めての利用者でも楽しめる工夫を施している。

 かき氷を楽しんだ後には、奈良月ケ瀬のたつみ茶園の和紅茶や季節のハーブティーなど20種類以上のドリンクをフリーフロー形式で提供する。販売価格は1800円(フリードリンク付き)。提供時間は午前11時30分から午後4時まで。1日30食限定。予約は不要だが、WEB予約にも対応している。

日本最大級の海上アスレチック設置へ、「AQuaLooP」7月4日オープン、白良浜海水浴場

2026年6月2日(火)配信

「AQuaLooPマリンアドベンチャー和歌山白良浜」のイメージ

 関西有数の海水浴場として知られる和歌山県・白浜町の白良浜海水浴場に今夏、日本最大級の海上アスレチック施設「AQuaLooPマリンアドベンチャー和歌山白良浜」がオープンする。営業期間は7月4日(土)から9月23日(水・祝)までを予定し、白浜エリアの新たな体験型観光コンテンツとして、ファミリーや若年層を中心とした誘客拡大をはかる。

 滑り台やトンネル、トランポリンなど多彩なアトラクションを海上に浮かぶ大型の体験型アスレチック施設。ライフジャケットの無料貸し出しやセーフティスタッフの常駐など安全面にも配慮し、子供も安心して利用できる。

 料金は平日16歳以上3400円、6~15歳2100円。土日祝およびお盆期間(8月10〜16日)はそれぞれ400円の割り増し。利用は事前予約制で、公式サイトから日時指定チケットを購入する。営業時間は午前10時から午後4時で、毎時0分開始の50分間完全入れ替え制となる。

 オープン初日の7月4日には、オープニングセレモニーを開催する。人気YouTubeクリエイターグループ「Lazy Lie Crazy【レイクレ】」をゲストに迎え、テープカットや餅まきが行われる予定だ。

じゃらん、「さとふる」と提携 ふるさと納税クーポン始める

2026年6月2日(火)配信

宿泊の割引クーポンを返礼品として提供

 リクルート(牛田圭一社長、東京都千代田区)が運営する旅行予約サイト「じゃらんnet」は、ふるさと納税ポータルサイトを運営するさとふる(藤井宏明社長兼CEO、東京都中央区)と提携し、今秋から「じゃらんふるさと納税クーポン」の提供を始める。

 同クーポンは、寄付先の自治体が指定した地域内の宿泊施設で利用できる返礼品で、「じゃらんnet」で対象の宿に宿泊予約をする際に割引クーポンとして利用できる。先駆けて、対象の宿やプランを予約済みでもあとから適用できるという。

 今回の提携により、同クーポンが地域への来訪を促進し、地域の本質的な価値に触れるきっかけになることを目指す。また、自治体への導入支援と地域活性化に取り組めるサービス設計を進めていく方針を示した。

「万世閣ホテルズ」創業85周年、ロゴマークやHP一新 「万(まん)の楽しさを持つ宿」へ

2026年6月2日(火) 配信

新たなロゴマーク

 北海道内で、洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス、登別万世閣、定山渓万世閣ホテルミリオーネを展開する「万世閣ホテルズ」(濱野清正社長、北海道・洞爺湖町)は創業85周年を迎える6月、ロゴマークや公式ホームページを一新し、新たなキャンペーン展開を始める。

 同社は、コロナ禍にサウナ・スパ・ラウンジ空間などを順次一新し、「老若男女どの世代でも楽しめる現代型リゾートホテルへとアップデートしてきた」(同社)。

 創業85年の老舗ホテルとして親しまれてきた歴史を受け継ぎながら、「これからの時代に合った新たな魅力発信を強化していく」考えだ。

 ブランドコンセプトとして「万(まん)の楽しさを持つ宿」を掲げ、「北海道民に長く愛され続けるホテルを目指す」としている。

仙台市が宮城県で初めて「旅先納税®」を導入 返礼品の電子商品券「仙台おでかけ納税」を発行

2026年6月2日(火) 配信

仙台おでかけ納税

 宮城県仙台市(郡和子市長)はこのほど、eギフト事業を展開するギフティ(太田睦・鈴木達哉社長、東京都品川区)が提供するデジタルプラットフォーム「e街プラットフォーム®」を採用し、6月1日(月)から「旅先納税®」を開始した。ふるさと納税の返礼品として電子商品券「仙台おでかけ納税」を発行するもので、宮城県で「旅先納税®」を導入する自治体は初めて。交流人口の拡大とふるさと納税の寄附額の増加を目指す。

 「仙台おでかけ納税」は、仙台市内の旅行を楽しみながら地域経済に還元することができる返礼品。市内の飲食店や宿泊施設など加盟店59店舗(6月1日時点)での精算時に利用できる。

 今回はよ多くの人に活用してもらおうと、寄附額は5000円から500万円までの範囲で、1000円単位で自由に金額を設定できるようにした。返礼品額は寄附額の30%となる。また、受け取りたい返礼品の金額を先に決めて寄附額を算出することも可能で、1500円~150万円までの範囲で希望する返礼品額を入力すると、最も近い返礼品額と対応する寄附額が表示される。このほか、寄附額が5000円~10万円まで、あらかじめ定額に設定されたものも5種類用意している。

 受け取り・利用の際には、アプリなどのダウンロードは必要なく、加盟店での会計時に1円単位で利用可能。2次元コードの利用で加盟店の処理も簡単で、再利用などの不正利用も防げる。

【トリプラ 高橋和久CEOに聞く】宿選びはAI検索時代に 直販拡大はAI引用がカギ

2026年6月2日(火)配信

トリプラCEOの高橋和久(たかはし・かずひさ)氏

 宿泊施設向けITソリューションを展開するtripla(トリプラ、高橋和久CEO、鳥生格CPO)は、自社予約比率向上と会員獲得を支援する予約システム「tripla Book(トリプラブック)」や、AIチャットボット「tripla Bot(トリプラボット)」など、直販予約の拡大に必要な機能を一気通貫で提供している。AIが急速に発展し、社会での普及が進むなか、本紙は宿泊業に特化したITソリューションに精通する高橋CEOに話を聞いた。

 ――宿泊施設のAI活用に向けて、トリプラでの取り組みをお聞かせください。

 トリプラでは、宿泊施設の公式サイト上でお客様の質問を受け、AIが内容を判断して回答する「トリプラボット」を提供してきました。昨今は生成AIやエージェンティックAI(自律型AI)の進化により、これらを活用したさらなるAI活用に向けて取り組んでいるところです。

 具体的には旅館やホテルを探すとき、グーグルなどの検索エンジンやOTA(オンライン旅行会社)を利用し、予約するのがこれまでのパターンでした。それが少しずつ「AI検索」へ移行してきているからです。

 AI検索といっても、ChatGPT(チャットGPT)やGemini(ジェミニ)などの生成AIからの検索や、グーグルのAIモードや検索結果のトップに表示されるAI概要欄などがあります。宿選びにAIが活用されているのが、直近の宿泊業界で起きているトレンドではないかと思います。

 実際にサイト分析を行うと、グーグルのAI検索から宿泊施設の公式サイトにアクセスしている数が一番多く、その次に生成AIの検索結果が多かったです。このような現状のなか、いかにAI検索でトリプラを利用する宿泊施設の公式サイトが上がり、直販予約の向上につなげていけるか対策に取り組んでいます。

 例えばChatGPTで宿泊施設を検索した場合、内部ではAI対策を講じている一部のOTAの宿情報を優先的に見つけるような構造になっています。それと同じように、公式サイトの宿情報を見つけやすくする仕組みづくりを行っていきます。

 ――AIに見つけやすくするとはどういうことを行っていくのですか。

 SEO(検索エンジン最適化)対策と同様に、AIに見つけてもらいやすくするAEO(AI検索最適化)対策が必要になります。要は引用されやすくするために、各AI検索と連携させることが重要となるわけです。

 ただし、既にAI検索と連携できている海外の競合他社がありまして、宿泊予約には現段階ではつながっていないと聞いており、宿泊の予約が何故入らないのか、その競合他社と研究を進めています。

 ――AI検索が宿泊予約につながっていない要因とは。

 理由は、部屋の雰囲気を感じることや価格の比較が難しいことなどが考えられますが、AIと決済の連携も大きな要因と推察されます。宿泊料金は基本的にダイナミックプライシング(価格変動制)のため、生成AIが正確な宿泊料金を出力することが難しく、生成AIの画面上で決済を完結することが困難です。

 このため、AI検索から離脱してしまい、公式の直販サイトやOTAを検索し、予約しているのが現状です。これでは直販サイトへの動線が弱いため、まずは生成AI検索で直販サイトのリンク引用が、今年のゴールと考えています。

 ――ゴール到達に向けて取り組むことは。

 宿泊施設の公式サイトの強みは、女将さんのブログも含む宿独自の情報や写真が豊富に掲載されたリッチコンテンツであることです。トリプラではその強みをAI検索に引用してもらえるような仕組みを提供するため、取り組んでいきます。

 一方、宿泊施設側は新しいコンテンツや旬の情報を発信し続けることが重要です。例えば外部の投稿プラットフォーム「note」で発信していても、トリプラが投稿者は宿のオーナーとAI側に認識させます。その結果、AIが認識したnoteを通じて、直販サイトへの動線となるわけです。

 また、トリプラボットも革新し、自然な会話形式で回答する「ChatGPT+AIトリプラボット」の本格展開を目指します。よりお客様と一対一のコミュニケーションを取りやすくなるようなチャットボットに改良していきます。

 そのほかにも、OTAの価格を解析し、直販サイトが最安値となる価格設定(プライシング)を提案しています。こちらにもAIを活用し、宿泊施設から競争力のある価格を出していくことができると考えています。

 ――他にAIを活用した直販の増加につながる取り組みはありますか。

 Web広告の運用を代行するサービス「tripla Boost(トリプラブースト)」では、宿泊施設に代わって公式サイト売上の最大化をはかっています。最近は、SNSに出稿する広告動画の作成にAIを活用するサービスも始められないか検討しています。
 それ以外に、宿泊施設に特化したCRM・マーケティングオートメーションサービス「tripla Connect(トリプラコネクト)」を提供しています。お客様をセグメント(区分)化し、マーケティングのやり方を変えていくサービスです。

 セグメント化することで、宿泊プランの案内や特別クーポンなど、セグメント別でメールマガジンやLINEなどから送付できます。これを活用していただくことで、さらにお客様のリピート化や潜在客の掘り起こしができるようになります。

 セグメントもAI活用を目指します。どういうセグメントが一番効果的なのか、AIが分析する仕組みに向けて現在構築を行っています。

 直近では、鉄道系チェーンホテルに、トリプラコネクトの進化版を導入いただきました。

 例えばどのレストランでご飯を食べたか、結婚式に過去利用したかといったPMS(ホテル管理システム)内の顧客データも全部取り込んでいます。さらにセグメントを細分化できるので、よりデータの幅が広がった状態でトリプラコネクトを使い、リピート客の掘り起こしも行えます。自社の宿泊リピート率が上がることにつなげられ、相対的にOTA比率が下がっていくと思われます。

 ――最後に、トリプラが宿泊業に向けて発信したいことは。

 当社としては、宿泊施設がAIを含めた業務の効率化もですが、公式サイトの直販予約を向上させることが宿のブランド力を上げることにつながっていくと思うので、寄与できるようなサービスを今後も提供していきたいです。

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(5月号)」

2026年6月2日(火) 配信

特集&主な内容

 本誌5月号の特集は、駄菓子屋です。戦後の日本で広く普及し、現在は数が激減したとはいえ、日本の子供たちの原風景として欠かせない駄菓子屋の歴史や独自の文化を詳しく取り上げました。豊島区雑司が谷の鬼子母神堂境内に位置する、江戸時代から続く日本最古の駄菓子屋「上川口屋」も訪れました。定番商品である「うまい棒」の驚きの秘密にも注目しています。また日暮里では、40年以上も手作りのおでんを提供し続けている人情味溢れる駄菓子屋を訪れました。特集以外では、日本に惹かれた人たちを取り上げる今号からの新コーナーで、注目のバンドデシネの仏人アーティストコンビ「アトリエ銭湯」を取り上げています。旅行ページでは、広島駅から無料送迎バスも運行されている広島県屈指の温泉地、湯来町を詳しく紹介しています。

〈フランスの様子〉使い捨てのプラ袋・容器は2040年に全面禁止

「プラ削減:スーパーは非協力的」5月5日付。消費者団体QUE CHOISIRのウェブサイトより

 日本では「レジ袋」「ポリ袋」「ビニール袋」など、さまざまな名称があるが、フランスでは「プラスチック袋」という包括的な言葉のみで、すべての石油由来の袋を指すのが一般的だ。◆2016年から、フランスでは50ミクロン以下のレジ袋が法律で禁止されている。◆だが、実際にはグレーゾーンも存在する。規制が「使い捨て」に限定されているため、厚手の袋や一部の容器は対象外となるほか、再利用可能と見なされれば、現在もレジ袋は普通に販売・使用されている。◆それでも、袋だけでなく容器やペットボトルを含むすべての使い捨てプラスチックについて、2040年までの完全禁止を目標とした法律が制定されており、段階的なロードマップも策定されている。◆しかし、消費者団体「UFC-Que Choisir」が5月に発表した調査によれば、量り売りコーナーを設置している大中規模スーパーの割合はこの3年で57%から38%へと減少している。具体策を明言している企業もほとんどなく、現状はプラスチック削減の目標には程遠い状況だ。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉

東武トップツアーズ、幼児園児から感謝状 三宅町のふるさと納税で

2026年6月1日(月)配信

東武トップツアーズの百木田康二社長(前列左)と、三宅町の森田浩司町長

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、奈良県・三宅町の森田浩司町長と吉弘拓生副町長が同社本社を訪れ、企業版ふるさと納税に対する幼児園児からの感謝状を贈呈された。

 同社は、三宅町の「第2期三宅町共(協)創による持続可能なまちづくりプロジェクト」に対し、企業版ふるさと納税を通じた支援を実施。寄附金の一部を、三宅町での「町の未来を担う子どもたちのための取組」として、町立三宅幼児園で園児用おもちゃの購入費に充てられた。

 森田町長は、新しいおもちゃを手にした子供たちが喜び、楽しく過ごしていると報告し、感謝の印として園児たちが心を込めて作成した「手作り感謝状」を園児に代わって手渡した。

 同社は「企業版ふるさと納税を、単なる寄附という枠組みを超え、地域と企業がともに成長する『共創の架け橋』として捉えている。今後も地方自治体としっかりと手を携え、持続可能なまちづくりと地域活性化に尽力していく」と述べた。

長野県旅行業協会、石和温泉への団体送客CP実施へ 2026年度総会開く

2026年6月1日(月) 配信

合同総会のようす

 協同組合長野県旅行業協会(上原道徳理事長、131会員)は5月26日(火)、ホテル圓山荘(長野県・戸倉上山田温泉)で2026年度通常総会を開いた。今年度は山梨県・富士山石和温泉郷への団体送客キャンペーンを実施する。

 上原理事長は「石和温泉がある山梨県笛吹市などから助成金をいただいた。既にプレキャンペーンを開始した。成功に向けて、協力してほしい」と呼び掛けた。

上原道徳理事長

 同CPは貸切バス1台に付き12人以上の宿泊を伴う旅行に3万円、15人以上の日帰りツアーに1万円を補助する。対象の施設はホテル石風やホテル古柏園、石和びゅーほてる、モンデ酒造など21施設。実施期間は8月17日(月)~12月25日(金)。

 今年度は募集型企画旅行2本と手配旅行1本を実施する。仕入れの効率化とコスト軽減をはかるため、共同仕入れの研究も行う。さらに、生成AIの研修会を開催し、業務の効率化を支援する。

 同日には、長旅協協定会員連盟(風間秀一会長、72会員)と長野県旅行業協会(長崎義一理事長、167会員)の総会が行われたあと、3団体の合同総会が実施された。

風間秀一会長

 長旅協協定会員連盟の風間会長は同CPについて、「静岡県と神奈川県の旅行業協会も対象になっている。3県で1万5000人の集客を目指す。連盟の会員が利益を確保するには団体旅行が欠かせない。各地域が地元行政と連携して、団体送客キャンペーンなどを実施できるよう、笛吹市での成功事例などを共有していきたい」と語った。

 今年度は、団体送客CPのほか、新規入会会員の発掘に努める。

 長野県旅行業協会の長崎義一理事長は「デジタル化やAIの普及で社会の在り方が変わるなか、我われの強みは、地域密着で長年築いてきた厚い信頼と人間関係だ。これを生かすことで、協会の会員は発展し続けることができる。皆様と知恵を出し合い、時代に適応していきたい」と力を込めた。

長崎義一理事長

 今年度は団体旅行がコロナ禍前の水準に回復していないことから、旅行業の完全復活と旅行者の安全・安心な旅行の確保に取り組むため、講習会などを開催する。

 3団体の合同総会で、来賓の㈱全旅の小林裕一副社長は「下呂温泉と協定を結び、団体送客CPを行い、地域活性化を目指している。CPを成功に導き、好事例として全国に展開し、地方創生をはかりたい。もう一度、団体旅行を活気づけたい」と話した。

小林裕一副社長