23年訪日高付加価値旅行の消費額1兆円 世界を大幅に上回る伸び(JNTO調べ)

2025年6月13日(金) 配信

 日本政府観光局(JNTO)はこのほど、2023年の訪日高付加価値旅行(1人当たりの着地消費額100万円以上の旅行)市場について調査した。これによると、19年と比較して消費額、旅行者数とも大幅に増加し、世界を上回る伸び率であることがわかった。

 23年の訪日高付加価値旅行者の消費額は、19年比50・6%増の1兆円。同年における世界の高付加価値旅行者消費額は21兆円で、19年比で17・6%増と、訪日の伸びが世界を大幅に上回っている。

 23年の訪日高付加価値旅行者数は19年比83・2%増の59万人と世界の同32・5%増の1157万人と比べても大きく伸長している。

 23年訪日高付加価値旅行者消費額の市場別割合上位3市場は、1位中国(23・0%)、2位米国(16・3%)、3位台湾(13・1%)だった。

【国土交通省】人事異動(6月13日付)

2025年6月13日(金) 配信

 国土交通省は6月13日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付・休職〈日本海難防止協会研究統括本部シンガポール研究室長〉(物流・自動車局安全政策課自動車事故対策事業企画官)澤田斉司

新たな2つの山形美食旅プランを販売 あつみ温泉萬国屋

2025年6月13日(金) 配信

金賞受賞の白ワインを堪能するプランなど用意

 山形県・あつみ温泉萬国屋(佐藤太一社長)はこのほど、2つの山形美食旅プランを売り出した。旅先で地域の食を楽しみたいカップルや家族、3世代をターゲットに、山形・庄内の豊かな食文化をより深く、満喫できる機会を提供していく。

 1つ目は、世界最高峰のワインコンクール(IWC2025)で金賞を受賞した「鶴岡甲州2023」のワインと日本海の海の幸を味わうプラン。提供されるワインは、樹齢約60年の希少な甲州ブドウの古木から収穫されたブドウを使い、鶴岡市「ピノ・コッリーナ松ケ岡」で製造された白ワイン。青リンゴや柑橘、スモーキーな香りが特徴で魚介料理との相性は抜群という。夕食時に2人につき1本フルボトルが付く。メニューは旬の海の幸による「お刺身九重」のほか、「特選山形牛ステーキ」をメインとした会席料理となる。

 もう1つは夏の味覚の王様「庄内砂丘メロン」を堪能できる特別プラン。チェックアウト日に庄内観光物産館1階の団体食堂「日本海」で、45分間メロンが食べ放題になる。夕食は人気の「山形牛しゃぶしゃぶ付和会席(夏)」を用意する。同プランは7月11、12、13、18、19、25、26日の7日間限定。

 朝食は両プラン共通で、同館名物の「鯛茶漬け」と地場の食材を豊富に使った「山形味覚の和朝食膳」を提供する。

 

日本生産性本部、新会長〈8代目〉に小林喜光氏(東京電力HD会長)「根源的な問いにも挑みたい」

2025年6月13日(金) 配信

茂木友三郎名誉会長(左)と小林喜光会長

 日本生産性本部は6月11日(水)、8代目会長に就任した小林喜光氏(東京電力ホールディングス取締役会長)の会見を東京都内のホテルで開いた。小林氏は「日本の生産性運動の原点である当本部が70周年を迎え、世界の大変革期での就任となり、責任の重さに身の引き締まる思い」と述べた。

 2014年から11年間会長を務めてきた茂木友三郎氏(キッコーマン取締役名誉会長)は、名誉会長に就く。茂木氏は「在任中は日本サービス大賞の創設や第1回生産性白書の公表、令和臨調の活動など、政治、経済、社会などさまざまな分野の改革に取り組んできた」と振り返った。小林新会長には「持ち前のリーダーシップと発信力を発揮され、生産性本部の価値をさらに高めていただきたい」と語り、バトンを渡した。

 小林会長は「生成AIや機械学習は『脳の外部化』であり、人間のコントロールが及ばない未知の領域に突入している」との認識を示し、「既成概念を根底から見直し、未来から学ぶという大仕事に対峙していかなければならない」と決意を述べた。

 一方で、「GDPのような、従来の指標には表れない『ココロ』や『感性』が付加価値となる時代となる。この価値をいかに豊かさと結びつけるか、改めて『生産性とは何か』という根源的な問いにも挑みたい」と力を込めた。

 小林 喜光氏(こばやし・よしみつ) 1946年山梨県生まれ。71年3月東京大学大学院理学系研究科相関理化学専攻修士課程修了、72年7月ヘブライ大学(イスラエル)物理化学科、73年9月ピサ大学(イタリア)化学科、75年7月東京大学理学博士号取得。74年12月三菱化成工業(現・三菱ケミカル)入社、07年4月三菱ケミカルホールディングス代表取締役社長兼三菱化学代表取締役社長などを経て、12年6月東京電力取締役、21年6月から東京電力ホールディングス取締役会長。

阪急交通社が横浜市と災害協定結ぶ 災害時の都市機能維持を

2025年6月13日(金) 配信

(左)酒井淳社長、横浜市の平中隆危機管理監

阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)は6月12日(木)、神奈川県横浜市(山中竹晴市長)と災害時の連携・協力に関する協定を結んだ。日本で最も人口の多い政令指定都市で、観光名所も多い横浜市の災害時の都市機能の維持や、災害に強い街づくりに貢献していく。

 内閣府の有識者検討会から南海トラフ地震の被害想定が新たに発表されるなど、巨大地震や自然災害のリスクが高まっているなか、地域の防災マネジメントの充実は喫緊の課題となっている。阪急交通社は昨年4月に自治体の災害支援を行うDHATを発足させ、危機管理への取り組みを強化しており、現在全国の自治体と災害協定を結んでいる。

 連携・協力に関する主な内容は①横浜市が開設する避難所などの開設および運営に係る各種支援のための人材・資機材などの確保②横浜市内の物資集配施設(備蓄庫など)における荷役作業などのための人材・資機材などの確保③横浜市災害対策本部または区災害対策本部の各種業務支援のための人材・資機材などの確保④そのほか、協議により必要と認められる事項――など。

JTAが沖縄国税事務所から感謝状 泡盛業界の活性化寄与を評価

2025年6月13日(金) 配信

(左から)泡盛マイスターの客室乗務員・満名禎恵氏、野口社長、児島所長

 日本トランスオーシャン航空(JTA、野口望社長、沖縄県那覇市)は6月11日(水)、沖縄国税事務所(児島範昭所長)から「税務功労者 感謝状」を授与された。同社がこれまで実施してきた「琉球泡盛の普及活動」や「沖縄国税事務所主催イベントへの協力」など、沖縄県の泡盛業界活性化に寄与したことが評価された。

 同日に贈呈式が開かれ、児島所長から野口社長へ感謝状が手渡された。野口社長は「JTAはこれからも、地域社会への貢献を理念に掲げ、沖縄の伝統文化や産業を次世代へ継承する取り組みをさらに推し進めていく」と抱負を語った。

 JTAは昨年9、10月を「琉球泡盛PR月間」とし、機内アナウンスでのPRや沖縄県酒造組合制作の冊子などを活用した機内掲示、配布、泡盛マイスター資格を持つ客室乗務員のマイスターバッジ着用などを行った。

 また、昨年5月には泡盛マイスターの客室乗務員3人が乗務する「泡盛マイスターフライト」を実施。搭乗口に設置されたマイスター紹介ボードの掲示など、乗客に魅力を発信した。

 さらに、今年2月の沖縄国税事務所主催のプロ野球キャンプ地での「伝統的酒造り」イベントでは、那覇空港到着便を対象に7日間にわたりイベント情報の周知を実施。泡盛の魅力を県内外に広く発信した。

シンボルツリーなど一部施設を初公開、 7月25日開業「ジャングリア沖縄」

2025年6月12日(木) 配信

パークのシンボルとなる「ジャングリア ツリー」

 ジャパンエンターテインメント(加藤健史CEO、沖縄県名護市)は6月6日(金)、沖縄本島北部の今帰仁村(なきじんそん)に7月25日(金)に開業するテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャンングリア沖縄)」の一部エリアを公開した。

 パークの玄関口に設置した「ジャングリアツリー」や世界最大級のインフィニティスパを備える「スパジャングリア」など、注目施設がお披露目となった。

 ジャングリアツリーは、全長14・5メートル、直径12メートルのスケール感を誇り、ガジュマルやデイゴなど沖縄を代表する約10種類の樹木が植えられている。なかでも「精霊が宿る木」として知られるガジュマルには、どんな環境でも根を張り力強く成長する生命力があり、訪れるゲストに自然の神秘と力強さを印象づける存在だ。

 パークに併設されたスパジャングリアは、絶景インフィニティスパや石灰棚を彷彿とさせ南国リゾート感あふれる屋外露天風呂など女湯10種・男湯9種の計19種のスパがそろう。

 スパジャングリアのグランドフロアに位置するレストラン「トロピカルオアシス」は、山々に囲まれた景色を眺めながら、沖縄の食材をふんだんに使用した料理が楽しめる。

 ジャングリア沖縄は、世界自然遺産「やんばる」の雄大な自然を舞台に、「興奮」と「贅沢」の体験を融合させたリゾート型テーマパーク。総面積は約60ヘクタールで、22のアトラクションを提供する。

「大原あじさいバス」を臨時運行 京都バスが6月14日~7月6日まで

2025年6月12日(木) 配信

あじさいバスイメージ

 京都バス(吉本直樹社長、京都府京都市)は6月14日(土)~7月6日(日)までの土・休日に限り、京都駅前・四条河原町-大原間で臨時バス「大原あじさいバス」を運行する。

 大原三千院では、7月6日まで「三千院 あじさい祭」が開かれている。境内には多品種、数千株のアジサイが植えられており、遅咲きのアジサイは7月に入ってからも楽しめるという。同社は「あじさいが彩る大原地域へ、ぜひ京都バスに乗ってお出かけください」と呼び掛けている。

 京都駅から大原方面は午前8:40~午後0:45発まで、大原から京都駅方面は午後1:23~5:18発まで。運賃は路線バスと同一運賃となる。

8月2日に水辺を学ぶ親子クルーズ 両国から葛西臨海公園へ

2025年6月12日(木) 配信

葛西臨海公園西なぎさ前を航行する 水上バス

 東京都公園協会が運営する水上バス、東京水辺ラインは8月2日(土)にイベント便「親子クルーズ 水辺の生き物を知ろう!葛西臨海水族園・ダイヤと花の大観覧車」を運航する。毎年恒例の夏休みの親子クルーズで、今年は海や川、水辺、環境をテーマに生き物や生態について楽しく学びながら、葛西臨海公園を目指す。

 当日は東京都墨田区の両国リバーセンターから水上バスに乗船。船内では自然体験や環境学習の企画運営などを手掛ける「KOKOPELLI+(ココペリプラス)」代表の寺田浩之氏を講師に迎え、環境を楽しく学ぶ。なお、乗船時には軽食が配られる。葛西臨海水族園に到着後に解散となり、その後は各自で散策、帰路につく。

 募集人数は50人。応募多数の場合は抽選となる。料金は大人5800円、小学生2900円。未就学児は大人1人につき、1人無料。詳細や申し込みは東京水辺ライン公式ホームページから。

べに花の開花に合わせ6月14日から旬の味覚フェア 道の駅べに花の郷おけがわ

2025年6月12日(木) 配信

フェアで登場する期間限定商品

 埼玉県桶川市の「道の駅べに花の郷おけがわ」は6月14日(土)から、道の駅のシンボルである、べに花の開花に合わせた特別企画「初夏を彩る“べに花”と旬の味覚フェア」を開く。べに花を使用した華やかなスイーツや、地元のブランドトマト「男気トマト」を使ったスムージーなどが登場するほか、6月の週末は野菜の詰め放題など各種イベントを開催する。同道の駅は、今年3月のオープンから2カ月で来場者数40万人を突破。市の新名所として連日盛況を博している。

 6月14日(土)~15日(日)限定で、オッケー桶川ミルクスイーツに登場するのは「べに花ミルクパンケーキサンド」(650円)。ミルククリームをべに花の花びらのようにあしらい、トッピングには食用のべに花を使用する。

 「男気トマト」と、オッケー桶川ベーカリーがコラボレーションした新メニューとして、「キーマカレー生ドーナツ~男気トマトのせ~」(430円)を販売する。オッケー桶川ソフト&クレープでは、男気トマトをまるごと1個使用した、「男気トマトのスムージー」(600円)も売り出す。いずれも期間限定という。期間は未発表。

 イベントは価格高騰が続く、米をテーマに家族みんなで楽しめる「お米のすくい取りイベント」を6月21、22、28、29日に開催する。1回540円で、5合升ですくえた分を持ち帰れる。各日とも午前9時から、50人限定。このほか、ミニトマト詰め放題を6月21、22日、枝豆掴み取りは6月28、29日に実施する。

 また、6月14日(土)~15日(日)は桶川市べに花の郷づくり推進協議会による「市政施行55周年 第28回べに花まつり」が、今年は道の駅を会場に開かれる。6月中旬から下旬に見ごろを迎えるべに花は、紅花交易で栄えた歴史の象徴。この文化や魅力を伝えるイベントとして、地元の農産物や特産物、グルメ出店などさまざまな企画が催され、道の駅のステージでは、地元団体によるパフォーマンスも多数披露される。イベントは両日とも午前9:30~午後3時まで。なお、桶川駅西口から無料のシャトルバスも運行される。