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片柳学園、星野代表が講師に 宿泊施設の発展など学生と対話も

2021年10月28日
編集部:木下 裕斗

2021年10月28日(木) 配信

星野佳路代表。「〝期待外れ〟と思われないために情報量を極力少なくするべき」と持論を展開した

 日本工学院と東京工科大学を経営する片柳学園は10月15日(金)、ホテルコースや情報ビジネス科の学生ら約1千人に向けて、星野リゾートの星野佳路代表が「旅の楽しさをつくるテクノロジー」をテーマに、宿泊施設のさらなる発展について語る特別講義を開いた。

 片柳学園が4月から開始した星野リゾートとの連携協定を基に実施されたもので、これまでインターシップや、ホテル見学会の開催、社員による講義を実施している。

 星野代表は冒頭、CS(顧客満足度)を高める方法として、ホームページや雑誌などに掲載する情報について、「〝期待外れ〟と思われないために、情報量は極力少なくするべき」と持論を展開した。

具体的には、星のや富士では、客室から富士山が見えることを公表していない。

 「利用客は宿泊日にカーテンを開けた際、予想以上の体感を得て、満足度が向上する。宿は高評価のクチコミが拡散されることで、予約の増加と客室の単価上昇につなげることができる」と強調した。

 さらに、「消費者は価格が上がるほど、宿への期待を膨らませる」ことから、「さまざまなアクティビティの用意で応えている」と話した。

 質疑応答では、学生から「AI(人工知能)の普及によるホテルの変化」について問われ、星野代表は「AIは人間を超えられない。苦手とする新しい体験や料理に対する発想力を磨いてほしい」と求めた。

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