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NAA、貨物便が過去最高 総発着数と旅客数は最低

2021年4月27日
編集部:木下 裕斗

2021年4月27日(火) 配信

田村明比古社長。需要回復について「年内は厳しい」との認識を示した

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が4月22日(木)に発表した2020年度の年間航空機発着回数は、前年度比59%減の10万6280回、航空旅客数は同92%減の324万9466人と過去最低となった。このうち、国際貨物便の発着回数は同80%増の4万3925回と過去最高だった。旅客便の運休や世界的な通販需要の拡大などで、海上コンテナが不足し、臨時の貨物便が運航されたことが主な要因。

 このうち、国際線旅客数は同96%減の126万5465人と5月に開港した1978年度を下回り、最低だった。日本人旅客数は同98%減の32万4200人、外国人は同97%減の54万3197人。

 国内線の旅客数は198万4001人で、本邦LCC(格安航空会社)が就航する前の11年度さえも下回った。

 田村社長は「年内の需要回復は厳しい。今年は航空業界にとって厳しい年になる」と認識を示した。今後については、多くの国民がワクチンの接種を終えた年明け以降に「徐々に利用客が戻ってくる」と考えを述べた。

 長期化するコロナ禍には「大幅な会社の方針を変える事態には至っていない」と安定した経営状況をアピールした。

4月は国内回復傾向 3月の宣言解除で増便

 4月1(木)~17日(土)までの国際線発着回数は、2019年同期比76・2%減の2015回、出国旅客数は同95・7%減の3万1900人だった。

 国内線発着回数は、同43・0%減の1332回と3月の同72・6%減の795回から回復した。

 田村社長は「航空各社は3月21日(日)に緊急事態宣言が解除されて以降、少しずつ増便している。4月から再度発令されるが、状況を注視したい」と話した。

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