山形新幹線が一新、新デザインと新列車発表(JR東日本)
山形DCに合わせ変更
東日本旅客鉄道(JR東日本)は3月4日、山形新幹線「つばさ」車両の外装デザインの変更と、新幹線初の乗ることが目的となる列車「とれいゆ」の運転開始を発表した。
山形新幹線「つばさ」のデザイン変更は6月14日から開かれる山形デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、同車両の魅力向上を目的に行う。鳥類で最も美しいと言われる紫色の飾り羽根をもつ同県の県鳥「おしどり」の紫色と、県花「紅花」の生花から染料への色の移ろいを黄色と赤色のグラデーションで帯に表現。蔵王の雪の白をバックに、山形の彩り豊かな自然の恵みと新幹線の持つ躍動感を表現したという。
デザイン変更した同車両の運転開始日は2014年4月下旬を予定しており、16年度末を目途に全編成の塗装変更を完了する予定だ。
列車「とれいゆ」は新幹線初の乗ることが目的となる列車で、「食」「温泉」「歴史・文化」「自然」を温泉街のように散策しながら、仲間との時間や偶然の出会いを楽しむことをデザインコンセプトとした車内空間とするという。車内には畳座席や足湯などを設ける。14年7月以降に運転開始予定。
「つばさ」「とれいゆ」ともに、同県出身の世界的な工業デザイナー奥山清行氏(KEN OKUYAMA DESIGN代表)が手掛けた。