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No.366 ヤフー!トラベル - 手数料無料で直販へ参入

2014年3月21日
編集部

ヤフー!トラベル
手数料無料で直販へ参入

 ヤフーはこのほど、宿泊施設と直接契約を結び「ヤフー!トラベル」に施設情報を掲載する直販ビジネスへ参入することを発表した。10%程度の手数料を取る宿泊予約サイトが多いなか、同サイトはシステム利用料や成約手数料などを無料に設定。トラベルやeコマースなどショッピング事業のトップである小澤隆生ヤフー執行役員ショッピングカンパニー長に、直販ビジネス参入の経緯やサービス内容、今後の展望などについてうかがった。

【伊集院 悟】

 
 
 
観光業界の活性化へ、収益は事業の多様性で

 ――「ヤフー!トラベル」のこれまでについて教えてください。

 「ヤフー!トラベル」は1997年にスタートしました。リスティング広告がメインのサービスで、取り扱いは旅行と出張手配の2本柱。旅行エージェントが作ったプランを掲載し、掲載料や成約による成約手数料をもらっています。

 立ち上げ当時は、消費者や業界に対して一定の存在感を示せていたかもしれませんが、だんだんと薄れてしまい、サービス価値が下がってきていたので、何とかしなければいけないという状況でした。

 そんななか、一昨年にヤフーの経営陣が変わり、メイン事業である強みの広告ビジネスのテコ入れを実施。広告ビジネスのさらなる強化が一段落したあと、昨年10月には“eコマース革命”と題して、弱かったショッピングの改革に乗り出しました。「ヤフー!ショッピング」や「ヤフオク!」のストア出店料を無料にし、「売り手が摩擦係数ゼロで商品を売れる世界」実現へ一歩を踏み出しました。

 また、インターネット予約においても“予約革命”を起こすため、売り手とユーザー双方の利便性の飛躍的向上を狙う「ヤフー!予約」をスタート。第1弾としてサービス利用料を無料にした飲食店予約サービスを開始しました。今回の宿泊予約事業の新戦略はこの流れを受けたものとなります。

 

※ 詳細は本紙1538号または3月27日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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