海外学生旅行の8割は11月末までに予約　JTB、「ガクタビ」商品売り出す

2019年10月8日
編集部：入江千恵子

2019年10月8日（火）配信

　JTB（髙橋広行社長）はこのほど、海外学生旅行の予約が11月末までに8割に達するのに合わせ、学生対象の「ガクタビ」商品を売り出した。出発月は2月が最多で、SNS映えスポットが多いクルーズ旅行の人気が増加している。

　18年度の海外学生旅行の傾向は、19年3月末までに出発する学生旅行の77％が11月末までに予約を行い、なかでも10月と11月の2カ月で72％を占める。出発月のピークは2月（全出発日の48％）と3月（同37％）で、人気の旅行先はアジアとミクロネシア、ヨーロッパの順。

　増加しているのはクルーズ旅行で、18年度にJTBクルーズに参加した18～22歳の参加者は、前年比53％増、19年度も8月時点ですでに前年比を4％超えている。人気の理由は、地中海（イタリア・スペイン）を船で移動することで移動時間が短縮でき、複数都市を効率的に周遊できることや、船内や寄港地などSNS映えする風景が多いことも魅力になっているとみられる。

　旅行代金に船内での食事などが含まれていることから、移動と宿泊、滞在費をトータルで考えた際の費用対効果が高いことや、船内で夜遅くまでエンターテイメントを楽しめたり、友人と過ごす時間が長いことなども挙げられる。

　予約方法は、申し込みから支払いまでをWebのみで行う事例が7.2%（18年度「ガクタビ」実績）、店舗で支払いや相談を行うケースが9割以上を占める。初めての海外旅行を店頭でじっくり相談したいという思いや、クレジットカードを持っていないため現金や振り込みで支払いをしたいなどのニーズが多いと推測される。

　近年は内定も早いことから複数回行く傾向もあり、年が明けてから国内旅行を検討するケースも増えているという。

□クルーズに挑戦!! 　MSCグランディオーサ西地中海クルーズ8日間

　添乗員同行で、地中海クルーズ、ローマ・シチリア島・マルタ島・バルセロナの世界遺産４都市を１度に周遊する。船は2019年11月就航のMSCクルーズ最新客船、旅行代金にはクルーズの宿泊代のほか船内の食事、エンターテイメントも含まれている。世界的に有名なエンターテイメント集団シルク・ドゥ・ソレイユのショーも特典として１回無料で鑑賞できる。

出発日：2020年3月20日（金）
旅行代金：18万8000円（1人／2人1室利用時／内側キャビン／エコノミークラス利用／燃油サーチャージ込）