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流通経済大学の神田准教授、航空保安業務に従事したゲスト招き特別講義 学生のキャリアデザインの選択肢広げる

2026年10月30日
編集部:木下 裕斗

2026年10月30日(金) 配信

神田達哉准教授

 流通経済大学(片山直登学長、千葉県松戸市)の神田達哉准教授は10月28日(水)、共創社会学部国際文化ツーリズム学科の講義「観光産業論」で、成田空港と羽田空港において約20年間、航空保安業務に従事した同大学付属中高事務室の伊藤秀範課長代理をゲストスピーカーに迎えた特別講義を開いた。

 航空保安の仕事について、実務経験に基づく話や、学生との対話を通じて、仕事内容や求められる能力などへの理解を深め、将来のキャリアデザインの選択肢を広げる狙い。学内の職員が持つ経験を教育に生かすことで、職員のモチベーションの向上にもつなげる。

 同講義は、学生が観光を消費者の視点でなく、サービスを提供し、価値を創出する産業として捉えることを目的に開講。これまで、旅行業や宿泊業など観光産業を構成する主要業種の役割を解説した。

 当日の講義で神田准教授は、観光関連の職業に憧れを持つ若者が多いことに触れ、「学生のときに、夢だけはなく、職場に理想を実現するためのフィールドの存在を知ることが重要。就職で優位となる新卒としての立場を大切にしてほしい」と呼び掛けた。

 伊藤課長代理は案内、接触検査、モニター、開披検査、責任者の5人1組で実施していることを紹介。検査に応じてもらうため、検査技術や正確さのほかに、コミュニケーション能力も求められることを説明した。

伊藤秀範氏

 最後に「ハイジャックの発生は命に関わるため、航空保安業務は人による判断が欠かせない」と人が業務に就く意義を説明した。

 講義終了後、受講した3年生の学生は「先生以外の方から仕事の経験談を聞くことで、観光産業に関する学習を深められた」と感想を述べた。

 同大学の隂山雅義人事担当理事は「事務職員が自身の経験を体現化することで、モチベーションの向上につながる。教職協働として意義深い取り組みとなった」とコメントした。

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