コンベンションホール改装 温泉MICEの商品力強化(ゆのくに天祥)
2018年11月15日(木)配信
今年で創業55周年を迎えた石川県・山代温泉のゆのくに天祥(新滝英樹社長)は10月26日、館内最大規模のコンベンション施設「コンベンションホール天祥」をリニューアルオープンした。機能性や利便性を高めることで、好調な法人需要の取り込みやリピーターの満足度を高めるとともに、2023年春の北陸新幹線敦賀延伸に向け、さらなる誘客を目指す。
内装は従来のバンケット色を一新し、質感のあるシックな雰囲気。さまざまなシチュエーションに対応するため、新たに照明設備にシーンコントローラーも導入した。面積は453平方㍍。スクール形式で最大400席収容可能(4分割可)。各種パーティーや会議、2次会のほか、食事会場としても利用できる。
同館では、昨年に「バンケットホール鳳凰」、今年5月には「ガーデンホール白雲」の改装も済んでおり、これにより館内すべてのコンベンション施設が一新したことになる。多彩なコンベンション設備をそろえることで、温泉旅館ならではのMICEの商品力強化と差別化をはかる。
同館では、創業55周年事業の一環として、各コンベンション、パブリック施設のほか、昨年には白雲本館の客室(18室)、今年7月には全室スイートタイプの「天祥の館」(48室)の屋外テラスをそれぞれリニューアルするなど、館内設備を順次パワーアップ。一連の投資総額は約2億円になる。