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【特集 No.494】第6回「ピンクリボンのお宿」シンポin嬉野 乳がん体験者に快適な旅を

2018年6月12日
九州支局:有島 誠

2018年6月12日(火) 配信

 乳がん体験者が旅に出て、温泉入浴する環境づくりを行うピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は、佐賀県・嬉野温泉の茶心の宿和楽園で5月22日、「第6回ピンクリボンのお宿シンポジウムin嬉野」を開いた。CSRプロジェクト代表理事・桜井なおみさんの基調講演や、温泉エッセイスト・山崎まゆみさんの講演、嬉野温泉旅館組合おかみ会会長・北川節子さん(旅館大村屋おかみ)の活動報告が行われ、会活動への理解を深めた。
【有島 誠】

 シンポジウムには、ピンクリボンのお宿ネットワークの旅館、企業・団体会員と地元嬉野市、佐賀県内の旅館、観光協会、行政、患者会ら約60人が参加し、講演に熱心に耳を傾けた。ブース出展企業などとの情報交換も行われた。

 畠ひで子会長は冒頭、「乳がん手術後の傷痕を気にして、旅をあきらめてしまう女性に、もう一度旅に出て誰の目も気にせず、心ゆくまで旅館・ホテルでの温泉入浴を楽しんでほしいと、全国の旅館や旅館組合・観光団体、企業、医療関係者などが一緒になり、2012年7月にネットワークを設立した」と会設立の経緯を説明。

 「会員数は北海道から沖縄までの宿泊施設が110軒、旅館組合などの団体が9、企業16社の合計135会員と、設立当初に比べ3倍近くになっている」と話し、シンポジウムや勉強会の開催、会員施設を紹介する冊子発行、ポスター作成、HPでの情報発信などの活動内容を紹介。「乳がん患者・体験者の皆様や医療、メディア関係者などから、事務局への問い合わせも多く、あらためて会活動への関心と期待の大きさを感じる」と強い意志を示した。

 講演では、桜井なおみさんが「女性のライフサイクルと病気~がんになっても貴女らしく」、山崎まゆみさんが「みんなを癒してくれるバリアフリー温泉 バリアレスな宿、ハートフル旅館」をテーマに熱く語った。

 また、活動報告では北川節子さんが「ほっとマンマ・イン嬉野」の取り組みを紹介した。 ……

【全文は、本紙1715号または6月15日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

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