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片道1000円のシャトルバス、石和温泉―東京・新宿間

2011年1月24日
編集部

 山梨県笛吹市の石和温泉旅館協同組合(山下安廣理事長)は1月11日から、都内のバス業者と提携して東京・新宿駅と石和温泉郷内の「いさわ温泉観光の駅」を片道料金1千円で結ぶ直行シャトルバスの運行を始めた。

 石和温泉郷は今月、高温温泉湧出50周年を迎える。宿泊客の大半を占める首都圏の中高年客が格安で利用できる交通手段を整備することで、集客をはかるのが狙い。

 シャトルバスは中央自動車道を利用。東京駅を午前9時30分発、経由地の新宿駅を午前10時に出発し、石和温泉に正午ごろ到着する便と、石和温泉を午後3時に出発し、新宿駅に午後5時着、東京駅に午後5時30分に到着する便の1日1往復。座席数は45席ですべて自由席。

 ネットと電話での事前予約制で、支払いは原則クレジット及び振込みだが、石和温泉での支払いはシャトルバスの発着場所に隣接する旅行会社に現金でも申込みが可能だ。

 同組合によると、宿泊客の約50%が首都圏在住者のため「石和と東京を格安で結ぶルートを設けることで、車を持たない都市生活者や学生も訪れやすくなるはず」と判断、今回のシャトルバス運行を決めた。

 またシャトルバスの利用者には「1泊2日の日程で楽しめる地元ボランティアガイドによる名所旧跡の観光ツアーなども検討中」(同組合)という。山梨岡神社(笛吹市春日居町)など市内各地にある史跡をめぐるウォーキングルートも作成している。

 山下理事長は「ブドウや桃、温泉だけでなく、名所旧跡など歴史を切り口のひとつに加え、開湯50周年の目玉の1つとしてシャトルバスの運行に期待している」とコメントした。

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