test

ブッキングが宿坊体験「テラハク」販売へ協業 3年間で1000カ所の寺社登録目指す

2018年5月17日
編集部:平綿 裕一

2018年5月17日(木) 配信 

テラハクのサービス開始に向けパートナーシップを結ぶ

 

寺などに泊まる宿坊体験を企画・運営する和空(田代忍代表、大阪府大阪市)と、ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表、東京都港区)はこのほど、新事業に向けパートナーシップを結んだ。和空は7月18日から自社が運営する寺社を使って、宿泊・体験施設として提供するサービス「テラハク」を始める。ブッキング・ドットコムはテラハクの販売を担い、両者で協業体制を敷く。今後3年間で1千カ所の寺社をテラハクの施設として登録を目指す。

 テラハクでは滋賀県にある1300年の歴史を誇る三井寺(園城寺※)境内にある塔頭などにも、宿泊できるようになる。和空の田代忍代表は「世界中のより多くの人に、さらなる日本の魅力に気付いてもらえる大きなきっかけになると期待している」と意気込みを語った。

三井寺(園城寺)塔頭「妙厳院」外観イメージ

 まずは約100施設をブッキング・ドットコムのサイトに順次掲載する。昨今、日本に滞在し体験を楽しむコト消費は訪日外国人のトレンドとなっている。今回の提携で、より深まる需要の受け皿とする方向だ。

 ブッキング・ドットコムは現在、ウェブサイトとモバイルアプリが40以上の言語に対応し、226の国・地域、13万以上の目的地を予約できる。リスティング数は2800万件以上に上る。このなかでも日本は人気だ。同社の日本での予約数は世界で8位につけ、「今や世界で最も人気な渡航国の1つとして注目されている」(同社)という。

 人気は数値としても表れている。17年の訪日外国人は2869万人で過去最高となり、18年1~3月期は762万人(前年同期比16・5%増)と引き続き好調だ。訪日外国人旅行消費額は、18年に入り、1~3月期として初めて1兆円を超えた。

 「今後さらに訪日外国人は増加し続け、リピート率も増えていくとみている。このなかで多くの旅行者は日本でのより特別な体験を求めている。今回の提携は旺盛な世界のユーザーの要求に応えるもので、世界中にユニークな施設を紹介することができる。一方、宿坊ブームにわく国内からの予約も、ブッキング・ドットコムを通じて簡単にできる。我われにとって日本は非常に重要な市場だ」(同社)。

(※)三井寺(園城寺)境内にある塔頭

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。