「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(7-8月号)」
2026年8月2日(日)配信

□特集&主な内容
本誌7-8月号の特集は「聖地巡礼」です。近年、フランスでは日本自体への関心が高まり旅行先として定着するなか、漫画やアニメの人気も手伝い、聖地巡礼も訪日旅行の大きな動機となっています。今回は東京周辺の麻布十番(セーラームーン)、四谷(君の名は。)、江ノ電沿線(スラムダンク)のほか、飯能や秩父など日本各地の定番スポットを網羅しました。文化面では、10月にフランス公開を控える「映画ドラえもん」新作の矢嶋哲生監督への独占インタビューや、フランスでフグに関する専門書を出版された日本美術史家ヴァレリー・ドゥニオーさんのインタビューを掲載。さらに旅行面では、9月にパリで開催される「サロン・デュ・サケ」の時期に合わせた広島の日本酒のほか、宮城県松島を紹介する特別企画をそれぞれ掲載しています。
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□〈フランスの様子〉フランス語には、猛暑も、真夏日も、熱帯夜もない。

フランス語で熱波を意味する「カニキュールCanicule」。日本語では便宜上「猛暑」や「酷暑」と言い換えられることもあるが、フランスの気象用語だ。 ◆日本語には「雨」の表現が豊かなように、夏の暑さも「夏日」から「酷暑日」まで気温に応じた用語がある。一方、フランスは実質この一語のみ。その発令基準は厳格で、日中の最高気温と夜間の最低気温を鑑み、それが「3日間連続する状況」を指す。基準は地域でも異なり、パリなど北部では最高33度・最低18度、南部では最高36度・最低21度と定められている。 ◆さらに、フランスには日本の「熱帯夜」という概念すら存在しない。本来は夏でも夜になれば20度以下に下がるはずの国であり、夜間も気温が下がらないことこそが、現地で災害として恐れられる本質的な理由だ。 ◆言葉の定義が示す通り、この熱波は一過性の自然災害。だから、エアコン普及という個人レベルの場当たり的な対応は本当の問題ではなく、社会構造や都市計画の刷新、さらには地球環境という本質的な議論が起こっている。
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樫尾 岳-氏
フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉

