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全日本ホテル連盟、創立55周年事業を展開 清水会長「連盟を次世代に」

2026年6月12日
編集部:長谷川 貴人

2026年6月12日(金)配信

会場のようす

 全日本ホテル連盟(ANHA、清水嗣能会長、正会員232軒)は6月11日(木)、ホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区)で2026年度定時総会を開いた。今年度は55周年創立記念大会のほか、各委員会の事業運営マニュアルを作成し、55周年記念事業として「ANHA未来への遺産」という事業名で推進していく方針を示した。

清水嗣能会長

 今期10期目を迎えた清水会長は、在任期間に連盟組織体制の基本フレームづくりや組織名称の変更、連盟の理念であるMVVSの策定、コロナ禍における政府への対応などに取り組んできたと振り返った。この結果、現在では連盟の運営や支部活動が活発に行われていると明らかにした。

 26年度は55周年の節目の年にあたり、連盟の維持発展に向けて「マニュアルをまとめ、次の世代につないでいく。未来への遺産と題し、55周年記念事業として残していきたい」と力を込めた。

村田茂樹観光庁長官

 来賓の村田茂樹観光庁長官は「業務の効率化・省力化に対する支援や、外国人材の活用を含めた人材の採用活動の支援など、総合的な人手不足の対策も進めていきたいと考えている。また、高齢者や障害者、訪日外国人旅行者など、幅広い旅行者にとってストレスフリーな宿泊環境の整備が重要。宿泊施設のバリアフリー化についてもしっかりと支援していきたい」と話した。

 26年度事業計画では、創立記念日である11月15日(日)を目安に、例年同時期に開催するタウンミーティングを55周年創立記念大会とするか検討し実行するほか、各委員会の事業運営マニュアルを作成し、全体として総合運営マニュアルとしてまとめる。このほか、50周年では準会員を含めて会員数1000軒を目標に設定していたが、3月31日現在は1421軒。55周年では2000軒を目標に掲げる。

青年部の草野小百合部長

 各委員会・部会などの活動報告のうち、青年部の草野小百合(さくらPORT・HOTEL)部長は、10月27日(火)に神奈川県藤沢市で、若手経営者や後継者向けに戦略MG(マネジメントゲーム)で学ぶ1泊2日の宿泊研修会を行うと発表し、参加を呼び掛けた。

講演はデービッド・アトキンソン氏が行った

 総会後、小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン氏による「観光立国実現のための、ホテル業における生産性向上のあり方について」と題した講演が行われた。労働者の高齢化や外国人材の増加によって就業者数が増え続ける一方で、生産年齢人口が減少の一途をたどり、日本人労働者はますます減少していくと指摘。ホテル業界として「付加価値を高め、どういう形態であるべきか考えないと将来はない」と述べたうえで、「低賃金の現在のビジネスモデルを、どうやって脱却していくか考えてほしい」と訴えた。

 懇親会には、元国土交通大臣で中道改革連合顧問の斉藤鉄夫議員、自由民主党の堀内詔子議員、小池百合子東京都知事などが登壇し、観光業界に尽力する連盟会員に向けて、それぞれエールの言葉を贈った。

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