古窯ホールディングス、「くぢら餅」の明友を子会社化 山形の「食」×「宿」で、新たな価値創造を
2025年9月26日(金)配信
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山形県かみのやま温泉で「日本の宿 古窯」を運営する古窯ホールディングス(佐藤太一代表取締役専務、山形県上山市)は2025年9月26日(金)、郷土菓子「くぢら餅」製造販売の明友(西塚耕一会長、山形県尾花沢市)を完全子会社することで同社と合意した。古窯グループが持つもてなしのノウハウや顧客基盤と、明友の菓子製造技術や地域の食に関する知見を融合させ、新たな価値創造を目指す。
明友は、1897年の創業以来、120年以上にわたり尾花沢の地で「くぢら餅」や「くるみゆべし」といった郷土菓子の伝統の味を守り育て、地域を代表する食品企業として親しまれてきた。銀山温泉での店舗展開や「そば処 明友庵」の運営を通じて、山形の豊かな食文化も発信し続けている。
一方、古窯ホールディングスは「一旅の記憶を、一生の感動に。」を理念に掲げ、宿泊事業を中心に「最高のおもてなし提供」に取り組んでいる。その過程で、旅の喜びを深める「食」の充実は最も重要な要素の1つと考え、今回のM&Aに至った。長年にわたり郷土の味を育んできた明友の事業を未来へと継承するとともに、両社の強みを掛け合わせることで、山形の観光産業に新たな価値を創造し、地域の発展に貢献したいという。
古窯ホールディングスの佐藤太一代表取締役専務は 「尾花沢の地で愛され続ける明友様を、グループの一員としてお迎えできることを心から嬉しく思います。西塚会長をはじめ社員の皆様が、真摯にお客様と向き合い、守り続けてこられた伝統の味と技術に深い敬意を表します。これからは両社の力を合わせ、山形の素晴らしい『食』体験の魅力をさらに高め、この地を訪れるすべてのお客様に忘れられない感動をお届けすることで、故郷やまがたの発展に貢献してまいる所存です」とコメントした。






