パイロット志望の沖縄県内大学生に奨学金 RAC、離島路線の安定運航に向け人材育成
2025年8月19日(火) 配信

琉球エアーコミューター(RAC、山田賢哉社長、沖縄県那覇市)はこのほど、将来の運航乗務員候補者を対象とした、奨学金貸与制度第8期生の募集を開始した。パイロットを志望する沖縄県出身で県内の大学等に在学する学生を選抜し、崇城大学との産学連携協定に基づき、同大でパイロット職として航空会社に入社するために必要な資格取得の養成を行う。離島航空路線の安定的な運航を担う人材の育成が目的。
同社は島しょ県沖縄の離島を結ぶJALグループの航空会社。安定した運航体制の確保は沖縄県全域の人の往来や、離島の定住条件整備、産業振興の観点から必要不可欠と考える。一方、高度専門職のパイロットの確保は県内出身者が少ないことに加え、少子高齢化が進むとさらに厳しくなるとみて、2018年に同制度を創設し、人材の育成に努めている。
奨学金制度はパイロットの資格取得に必要な訓練費用などを対象に奨学金を貸与。奨学金を借り受けた学生はパイロット資格を取得したあと、RACに入社し、一定期間勤続した場合に一部の自己負担分を除き、返還を免除する。
応募期間は9月5日まで。詳細はホームページから。





