青森県・蔦沼、紅葉期は入場制限 オーバーツーリズム対策で
2025年8月15日(金) 配信

青森県の十和田奥入瀬観光機構は10月23日(木)~11月3日(月・祝)まで、紅葉期のオーバーツーリズム対策として蔦沼展望デッキへの入場制限を実施する。期間中、午前5時~7時30分の早朝時間帯は事前予約制とし、渋滞対策・環境保全協力金の事前支払いが必要となる。
蔦沼は蔦温泉から徒歩10分。ブナの天然林に囲まれ、特定の気象条件下でしか見られない秋の絶景「蔦沼の朝焼け」が人気を博している。一方、来訪者の集中による周辺エリアの混雑やトラブル、植生の破壊、渋滞・路上駐車の発生などの課題を抱えている。
これら課題の解決と蔦沼の環境保全に向け、十和田湖周辺交通渋滞対策協議会は、早朝時間帯の事前予約制を導入。協力金の設置による来訪抑制、対策員の配置による蔦沼展望デッキ上や交通の混雑解消に取り組む。
協力金は1人当たり2000円。自動車1台2000円、バイク1台1000円を追加で徴収する。予約はオンラインのみで、来訪日の前日午前10時まで。先着順で予約枠がなくなり次第終了する。1グループにつき入場人数は8人、自動車およびバイク1台まで。団体申し込みは受け付けていない。
なお、期間中の午前7時30分~午後4時までの日中時間帯は自動車、バイク、バスの入場には渋滞対策・環境保全協力金の支払いが必要となる。協力金は自動車1台2000円、バイク1台1000円、バス1台1万円。予約不可で、現地での現金払いのみ受け付ける。バスは駐車できず、回送の協力を呼び掛けている。






