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「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(7月号)」

2025年8月1日
編集部

2025年8月1日(金) 配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 本誌7-8月号の特集では、日本の空き家問題を取り上げました。フランスにも空き家はありますが、バカンス用のセカンドハウスとして利用されたり、日本の土地や家の「世襲」のようなしがらみがなく、世代交代などですぐに売買されたりしています。そうしたフランスの読者に、地方自治体の過疎化や高齢化の現象も踏まえて、日本の空き家事情を紹介しています。お話を伺ったのは、筑波大学で都市地理学が専門の久保倫子助教。そして東京に隣接していながらも「限界集落」が存在する千葉県では、安房郡鋸南町の横根地区などを訪れ、空き家を活用して地の利を生かした生活をしている若者たちを取材しました。旅行ページでは、フランス人がとくに避けるオーバーツーリズムの影響がまだない瀬戸内を取り上げました。

〈フランスの様子〉エアコン普及率25%の国の考え方

「猛暑:フランスは絶対に反エアコンなのか?」6月30日付(経済紙Les-Echosのウェブサイトより)

 日本でも話題になった6月末のフランスの猛暑だが、フランスでは「エアコン議論」が起こっている。◆日本や韓国、アメリカのエアコン普及率が90%に対して、フランスは25%。◆しかし、環境意識が高い国民、そしてエコロジー政党や環境系団体の活動も活発なフランスでは、すぐにエアコンが普及するとはならない。◆2021年の世論調査では、75%のフランス人がエアコンを設置する気はなく、66%が経済的理由、41%が環境に配慮してだという(複数回答)。◆仮にフランスで日本並みにクーラーが設置されたら、都市部の気温が数度上昇するという予想なども紹介された。◆一方で、フランスの学校でのエアコン普及率は7%、老人ホームでは8%という数字もあり、公共施設のエアコン導入は、環境問題や経済問題以前に、優先すべきという議論もある。◆問題はエアコンではなく、社会経済的、政治的、そして環境的な猛暑対策を提示できるかとされる。◆ちなみに、7月の初めに猛暑のピークは一段落し、パリなどでは最低気温が20度を下回る「いつもの」夏に戻った。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉

 

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