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前年度比3%減の53万8609人 はとバス、24年度の東京観光利用者数

2025年7月16日
編集部:飯塚 小牧

2025年7月16日(水) 配信

はとバス東京観光 利用者数月別推移

 はとバス(武市玲子社長、東京都大田区)は7月15日(火)、2024年度(同社会計年度24年7月1日~25年6月30日)の東京観光利用者数が前年度比3.1%減の53万8609人だったと発表した。秋季は好調だったが、ゴールデンウイークの日並びの悪さに合わせ、4~5月の週末に悪天候が続いたことなどで春季が振るわず、前年を下回った。一方、外国語コースの利用者は同64.5%増と伸長した。

 夏季は猛暑やゲリラ豪雨などの影響で、同社主力の2階建てオープンバスの利用者が減少。7~9月は3カ月連続で前年を下回った。他方、こうしたなかでも付加価値の高い「迎賓館赤坂離宮」や人気の「豊洲 千客万来」を組み込んだコース、人気キャラクターとコラボした「推し活」コースは好調だった。

 英語で案内する外国語コースの利用者数は2万890人。東京の観光地を1日で巡る「PANORAMIC TOKYO」、半日で巡る「TOKYO MORNING」、「TOKYO AFTERNOON」の3コースを週3~4日の運行から毎日運行に変更したことや、桜の開花やイースター休暇の時期に増便したことなどが利用者増に奏功。4月の利用者数はコロナ禍後初めて月間で3000人を超えた。

 25年度はチームラボや、アートアクアリウムなど話題の施設を組み込んだ企画をタイムリーに発表していく。5月から運行を開始している「サステナブルツアー」に加え、自然・文化・アクティビティで日本の本質を深く体験できるアドベンチャーツーリズムを組み込んだコースも造成。また、鉄道事業者や航空会社とコラボレーションしたツアーなど、「はとバスならでは」のコースを設定し、特別な旅行体験を提供する。

 インバウンド向けには、外国語コースに加え、4月にリニューアルした「多言語ガイドサービス」の案内をさらに充実させ、日本人客と一緒に乗車できるコースを拡大していく予定だ。

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