第38回「旅の日」の会開く 第45回「日本旅のペンクラブ賞」は長崎県松浦市の「アジフライの聖地×水中考古学の聖地」に
2025年5月19日(月) 配信
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日本旅のペンクラブ(代表会員=飯出敏夫氏)は5月16日(金)、東京都中央区の明治屋ホールで「第38回『旅の日』の会」(実行委員長=土井正和氏)を開いた。
松尾芭蕉が「奥の細道」紀行に旅立った1689(元禄2年)3月27日(陽暦5月16日)を記念し、旅の文化向上へ、同クラブはこの日を「旅の日」と提唱している。
第45回「日本旅のペンクラブ賞」は、長崎県松浦市の「アジフライの聖地×水中考古学の聖地」に決まった。水揚げ量が日本有数のアジを素材にした「アジフライの聖地 松浦」を宣言。また、元寇の歴史にちなむ鷹島海底遺跡の長年の調査が評価された。
基調講演には「アジフライと歴史が紡ぐ地方創生 地域資源に光をあてた聖地化への取り組み」をテーマに、松浦市の友田吉泰市長が登壇。
友田市長は冒頭、「日本旅のペンクラブ賞を受賞できたことは大変光栄」と謝辞を述べ、「地域づくりは、ないものねだりではなく、あるもの探しの大切さを日々実感している。地元の子供たちが松浦市を誇りに思えるように、地域の持つ強みを見つけ、磨いていきたい」と語った。
また、第17回「旅の日」川柳の授賞式も行った。応募者総数2262人、応募総数5948句の中から大賞を受賞したのは、埼玉県鶴ヶ島市の永野雅也氏の「孝行の 旅行で来たのに 払う父」だった。