特別運航便で関空から能登へ ANA初の災害ボランティアツアー販売
2025年3月6日(木) 配信

ANA X(神田真也社長、東京都中央区)は3月6日(木)から、能登の復興支援を目的とした石川県へのツアー「関空から行く!能登復興ボランティアツアー」を売り出した。ANAグループ社員提案制度で発案されたもので、ANAが災害ボランティアツアーを実施するのは初めて。能登空港に就航する唯一の航空会社として、現地の要望も聞きながら「能登のために、今できること」をカタチにした。
能登空港への航空便は通常、東京・羽田空港からの発着だが、今回は関西空港から特別運航便として運航する。ツアー中は令和6年能登半島地震や能登半島豪雨で大きな被害にあった輪島市で、災害ボランティアを行う。現地で支援を必要としている場所へ行き、家財の片づけや土砂出しなど作業を行う。具体的な活動は当日の説明となる。
また、震災の風化防止や災害の教訓を伝えるために運行している、のと鉄道の「語り部観光列車」に乗車するほか、伝統文化体験や能登ワイナリー、能登食祭市場なども巡り、復興支援や活性化に貢献したい考え。
企画者は「『ANAにしかできないことがきっとあるはず』と本気で考え、何度も能登に足を運び、現地の声をお聴きしてきた」とし、「能登の今を知りたい、災害ボランティアに参加したいけど不安が多い方へ、ANAと現地スタッフが皆さんの一歩を全力でサポートします!今こそ能登に行き、現状を知って、手を動かし、たくさん食べて、買って、一緒に能登を応援しませんか?」と参加を呼び掛けている。
ツアーは4月19日(土)~20日(日)の1泊2日で、旅行代金は2万5800円。定員は30人。申し込みは専用サイトから。