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【斉藤鉄夫国土交通大臣】オーバーツーリズム・ライドシェアの方針語る 国土交通運輸記者会新春共同インタビュー

2024年1月5日
編集部:馬場遥

2024年1月5日(金) 配信

斉藤鉄夫国土交通大臣

 国土交通運輸記者会は新年にあたり、斉藤鉄夫国土交通大臣へ新春共同インタビューを行った。内容は以下の通り(抜粋)。

 

 ──オーバーツーリズムへの対応と、訪日外国人旅行者の地方誘客拡大について。

 観光分野については、2022年10月の水際対策緩和以降、昨年は国内外の観光需要が着実に回復し、観光立国の復活と持続可能な観光の実現に向けて、大きく歩みを進める1年となりました。

 一方で、都市部を中心とした一部地域への偏在傾向も見られるとともに、観光客が集中する一部の地域や時間帯等によっては、いわゆるオーバーツーリズムへの懸念が生じているところです。

 これらの状況に対処するため、政府として、昨年10月に「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」をとりまとめました。この対策パッケージには、観光客の集中による過度の混雑やマナー違反への対応や、都市部を中心とした一部地域への集中を是正して地方部への誘客を拡大するための対策などを盛り込んでいます。

 今後、こうした課題の解決に取り組む地域への包括的な支援等を通じて、「住んでよし、訪れてよし、受け入れてよし」の持続可能な観光地域づくりをより一層推進して参ります。

 ──ライドシェア解禁やタクシーの供給不足の問題について。

 昨年12月20日(水)のデジタル行財政改革会議においては、人口減少、高齢化が進むなかで、地域交通の担い手不足や移動の足の不足という深刻な社会問題に対応するため、タクシーの規制緩和、地域の自家用車や一般ドライバーの活用といった施策を打ち出しました。

 このなかで、都市部を含め、移動の不便への対応が喫緊の課題となっている現状を踏まえ、移動の足の不足を、地域の自家用車や一般ドライバーを生かすことにより補うこととし、速やかに、タクシー事業者の管理の下での新たな仕組みを創設し、来年度(今年4月)から開始するという方針を決定しました。来年度に向け、早急に、制度の詳細を詰め、実効性のある仕組みとして参ります。

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