長野県・山ノ内町でイベント 五感でまちの魅力体感

2021年12月3日(金) 配信

リンゴ狩りを楽しむ

 長野県・山ノ内町で10月17日(日)、初のONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われた。レトロな町並みが残る渋温泉やリンゴ畑などを散策しながら、山ノ内町の食を堪能する約8㌔のウォーキング。

 町に暮らす人や、まだ知られていない食などに注目し、山ノ内町をより深く感じてもらうことをテーマに、イベント内容を構築した。当日はあいにくの雨となったが、参加者は全身で同町の魅力を堪能した。

 スタート地点から約1・2㌔、青銅製では日本一の高さ25㍍の観音像「世界平和大観音」の境内が最初のガストロノミーポイント。ここではこだわりの平飼いの有精卵と地元の牛乳を使用する湯田中温泉プリン本舗の「なめらか温泉プリン」を味わう。

 平和観音を出発後、リンゴ畑を抜け、渋温泉の石畳を進み、2カ所目のガストロノミーポイント温泉寺・信玄の足湯へ。ここでは北澤豆ふ店の手作り豆腐を使用した湯豆腐や、足湯で冷えた体を温めた。

 3カ所目のガストロノミーポイント、天川神社では、ゆでた千切り大根に水溶き蕎麦粉をからめた郷土料理「はやそば」で一息。

はやそば

 その後700㍍先、志賀高原ビール、清酒 縁喜を醸造する玉村本店直営のカフェ&ビアレストランTHE FARMHOUSEが次のガストロノミーポイント。リンゴで育った信州牛と黒アワビタケのソテーをリンゴスライスと一緒にサンドしたバケットサンドで休憩。

バケットサンド

 世界的な建築家の黒川紀章氏が設計した志賀高原ロマン美術館では、渋温泉の名物「うずまきパン」と雪まくらコーヒーに舌鼓。雪まくらコーヒーは、雪室で約1カ月寝かしたコーヒー豆を使用している。こうすることで雑味が取れまろやかな味になるという。

 5カ所目のガストロノミーポイントを出発後は、次のポイントまで約2・5㌔の道のりをひたすら進む。

 最後のポイントとなる望月農園では、シナノスイートのもぎ取り体験に加え、温かいリンゴジュースのおもてなしも。またゴールでは、山ノ内町のブランド米「雪白舞」のおにぎり、信州サーモンのちゃんちゃん焼き、キノコ汁がふるまわれた。

 イベントを終え竹節義孝町長は、「新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で県内在住者限定での開催となったが、地元の人々のホスピタリティや食材を堪能し、雨模様の天候であったにもかかわらず、参加された皆様にご満足いただけた。次回は参加者を全国に拡大するなど規模を拡大し、さらに多くの方々に当町の魅力に触れ、楽しんでいただけるイベントとしていきたい」と感想を述べた。

 また参加者は「歴史ある場所を歩き、地元の食に触れられた」、「県の無形民俗文化財にもなっているはやそばにびっくりした」、「各ブースのスタッフが料理や食に関して、的確に教えてくれた」など、さまざまな感想を笑顔で語った。

「京都でmeet湯~!フェスティバル」、アート展やスタンプラリーなど 12月15日~22年2月16日

2021年12月10日(金)配信

京都府内105カ所の銭湯で実施する

 JTBコミュニケーションデザイン(古野浩樹社長、東京都港区)は12月15日(水)~2022年2月16日(水)まで、京都府で「銭湯の新たな魅力に出会う」をコンセプトに、「京都でmeet 湯~!フェスティバル」を開く。

 主催は、京都府公衆浴場業生活衛生同業組合(京都銭湯浴場組合、中井義昭代表理事、京都府京都市)。京都の観光資源である銭湯文化に触れてもらい、地域の「伝統」「文化」「食」を銭湯から発信する。これにより、多くの人に京都地域の魅力を感じてもらい、新しい形での地域活性・にぎわい創出ができないかと両者で企画構想し、実施に至った。

 京都には、商店街にひっそりと佇む昔ながらの銭湯や、芸術的なタイル画のある銭湯など、個性豊かな銭湯が多くあるとされる。同イベントは両者が、歴史ある銭湯の建物を「風呂」としてのみの役割に終わらすのではなく、「社交場」として活用し、地域の観光資源としての銭湯の活性化に向けた域内連携促進を目的としている。

銭湯からレトロな雰囲気を感じられる

 期間中、京都府内の大学生らが描いたアートが浴室タイルを彩る「京都銭湯美術館」や、府内の銭湯を巡ってスタンプを8つ集めるとオリジナルバスタオルが当たる「ご湯印帳・デジタルdeスタンプラリーキャンペーン」、京都銭湯浴場組合の新たな名産品として開発されたビールが味わえる「オリジナルクラフトビール試飲ポップアップイベント」を実施する。京都銭湯の仕掛けを磨き上げることで、多くの若者らにも響く銭湯の新たな魅力の創出・向上をはかる。

ハウステンボス、リゾート滞在型ヘルスケアツーリズムプラン 世界初で、健康寿命の延伸はかる

2021年12月10日(金) 配信

トレーニングのイメージ。スタンダードプランの料金は330万円(税込)から

 ハウステンボス(坂口克彦社長、長崎県佐世保市)とリハビリ施設を全国で展開するポラリス(森剛士社長、兵庫県宝塚市)は12月1日(水)から、ハウステンボス内のホテルヨーロッパで世界で初という「リゾート滞在型ヘルスケアツーリズムプラン」を売り出した。

 両社は宿泊滞在で集中的なトレーニング効果が得られることに加え、四季の花とイルミネーション、歌劇やショーのエンターテインメント、アート、グルメなどの五感を満たす感動体験で健康寿命の延伸をはかる。

 最短利用期間は3カ月。プラン終了後も定期的な来場で健康を保ってもらおうと、年間パスポートを利用者と同伴者の2人にプレゼントする。

  スタンダードプランは料金が330万円(税込)から。なお、宿泊費と食費、現地までの交通費は別途掛かる。利用者は客室を使用したリハビリ施設を、同時期に滞在するほかの参加者と共有。週5日間、1回当たり2時間の歩行に特化したリハビリを行う。

レジャー施設のサブスク「レジャパス!」始動へ 共闘で産業盛り上げを

2021年12月10日(金) 配信

(左から)新垣氏、吉武社長、丸山氏、早坂氏

 レジャー業のプロデュース事業を手掛けるORIGRESS PARKS(オリグレスパークス、吉武優社長、東京都品川区)は12月8日(水)に東京都内で会見を開き、レジャー施設のサブスクリプションサービス「レジャパス!」を発表した。同サービスは全国80施設以上の遊園地やテーマパーク、美術館などが利用し放題のパスポートアプリ。コロナ禍で疲弊したレジャー産業を「競争ではなく、共闘して盛り上げる」ことを狙う。利用開始は12月中旬を予定する。

 吉武社長は、コロナ禍で生まれた家で消費するサービス充実の流れは不可逆的だとしたうえで、「いかに人を家から引っ張り出すか、考えていかなければならない」と危機感を示した。同社によると、日本でのレジャー施設のサブスクは初めてだが、「コロナ禍で各施設は同じ苦しい想いで歯を食いしばってきた。最も打撃を受けた業界で、自助努力の範疇を超えている。競争ではなく、共闘でエンタメの素晴らしさを波及したい」と強調した。

 同サービスは、参画施設の①売上増加②広告予算0円でのPR③新規顧客の獲得④平日来場者数の増加――に貢献することを目指す。当初、開始時点での施設加盟数は30施設を目標にしていたが、12月8日時点で80施設以上が加盟した。「期待の表れで、我われのサービスに共感が得られた」と吉武社長は自信をのぞかせた。

 来年1年間で加盟施設数は、200~300施設まで増加すると見込む。利用者数は1年後に2万人を目指す。将来的には、東京ディズニーリゾートとユニバーサルスタジオジャパンのレジャー2大勢力に挑めるような、第3の勢力への成長を目標に掲げ、利用者数も10万人程度を想定する。

 吉武社長は「コロナが過去になったとして、新しい事への挑戦が生まれた、コロナ前よりもレジャー産業が躍進したという歴史にしていきたい」と意気込みを語った。

 会見には参画施設の代表者も出席し、サービスへの期待を語った。サンシャイン水族館館長の丸山克志氏は「自社で企画の充実や価値を創造する努力をしているが、コロナ禍では伝え切れない。サービス参加で、価値提供への間口を広げる機会を増やしていきたい。チャンスが広がる場になるよう期待する」と語った。

 また、東京ジョイポリス館長の早坂亮二氏は「単体では太刀打ちできない状況だ。ライバルだった企業とタッグを組んで、街へ出てエンタメを楽しんでもらうというサービスの狙いに共感した。横のつながりを大切に、業界盛り上げたい」と想いを述べた。

 SOLA SPA新宿の湯支配人の新垣中氏は「“チームレジャパス”として、『この施設のあとは、ここへ』など、さまざまな歩き方の提案がほしい。全国へつながりを広げていきたい」と期待した。

 今回のサービスは顧客からの利用料金で利益を得るビジネスモデルのため、加盟施設は参画する際のコストはかからない。東京都内の施設は月額のサービス利用料を設定するというが、レジャパス側からも利用者数に応じた分配金が支払われ、分配金がサービス利用料を下回った場合、利用料は発生しないという。

 施設側は、平日や休日に受け入れられる枠をレジャパス用に用意する。施設ごとに料金やキャパシティが異なるため、「個別に相談したうえで、分配金などの諸条件を設定する。加盟施設にデメリットはないようにしたい」(吉武社長)。なお、加盟施設への条件は常設施設で有料のレジャー産業。無料施設や日常的すぎるサービスは対象外となる。

レジャパス!概要

「レジャパス!」アプリの画面イメージ

 レジャパスの利用概要は、平日プランが月額1980円(年間料金は1万9800円)、土日祝日も利用可のプランは月額2980円(同2万9800円)、スキー場など高価格帯施設も対象となるプレミアムプランは月額3980円(同3万9800円)。価格はすべて税別。

 施設利用の際は、予約が必要。同一施設の利用は月に1度までだが、異なる施設であれば使い放題となる。また、月に一度も利用しなかった場合は、「レジャコイン」が付与される。同コインは家族や友人など会員以外の予約に使えるほか、同一施設に月2回以上来場したい場合にも利用できるという。

 

 

瀬戸川礼子著「女将さんのこころ その三」発刊 55人の女将登場

2021年12月10日(金) 配信

「おもてなしの原点 女将さんのこころ その三」の表紙

 旅行新聞新社は12月1日、書籍「おもてなしの原点 女将さんのこころ その三」を発刊した。著者は経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子氏。

 瀬戸川氏は2000年から21年間にわたり本紙で人気コラム「女将のこえ」を連載。14年には「女将さんのこころ その一」(赤の表紙)、15年には「その二」(緑の表紙)を刊行。そして待望の「その三」(紫の表紙)が加わった。 

 それぞれ55人の旅館女将が登場し、女将の生き方のみならず、社員教育、後継問題、さらに「その三」では、コロナ禍における宿の経営、苦境を乗り越えてきたノウハウ、新たな時代の女将像――など多様なテーマを語っている。

 単行本237㌻、1冊1980円(税込)。送料は実費(1部370円)。

 本紙ホームページで販売中。申込み・問い合わせ=☎03(3834)2718。

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粋福(ふくいっぷく)グルメ フォトジェニックな新グルメを提供開始(JTBパブリッシング)

2021年12月9日(木) 配信

JTBパブリッシングはこのほど、「粋福(ふくいっぷく)グルメ」をプロデュースした

 JTBパブリッシング(今井敏行社長)はこのほど、福井県福井市から2024年北陸新幹線福井開業に向けた「福井ジェニック創出事業」の「粋福(ふくいっぷく)グルメ」を受託した。10月からは、県内の参加全店で提供を開始。F1層をターゲットに、写真映えするグルメをそろえた。

 「粋福」の由来は、旅の途中で一休みする「一服」という意味と、派手さはなくとも奥ゆかしく深みがあるという意味の「粋」、福井の暮らしの中にあふれている幸福の「福」を合わせ、「ふくいっぷく」と読ませた。

 メニューは「粋福ごはん」、「粋福パフェ」、「粋福パエリア」、「粋福こびり」の4つ。各店でアレンジが加えられ、見た目も味も違いがさまざま楽しめるようになっている。

 粋福ごはんは、粋福ロゴをあしらったオリジナル枡の中に福井の山の幸や海の幸を詰め込んだ食事メニュー。ちらし寿司や郷土料理などが味わえる。5店舗で提供中。

 粋福パフェは、福井市民に愛されるローカルドリンク「ローヤルさわやか」を使ったジュレや、銘菓・羽二重餅を盛り込んだ可愛らしい見た目のパフェ。4店舗で提供している。

 粋福パエリアは、海の幸をふんだんに使ったメニューで、2店舗が提供中。「魚屋の喰い処 まつ田」では、地元産の甘いトマトを使ったスープパエリアが食べられる。

 粋福こびりは、「こびり庵」が提供する。こびりとは、福井の方言で「おやつ」を意味する。糖度の高い越のルビー(ミディトマト)と、里芋のムースの2層からなるデザート。

 また、12月14日(火)~22年2月13日(日)の期間で、粋福スタンプラリーを実施する。

 福井駅周辺、一乗谷・東郷、越前海岸の3つのエリアにある粋福グルメを提供する13軒をめぐりスタンプを集めると、人気のグルメみやげ詰め合わせや、2万円分のJTB旅行券などが抽選で当たる。

固定資産税の軽減措置 2022年度も継続へ

2021年12月9日(木) 配信

全旅連青年部は、自由民主党税制調査会のメンバー33人に要望書を提出していた

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(星永重部長)が要望していた固定資産税の負担軽減措置が、2022年度も継続される見通しとなった。

 固定資産税評価額の評価替えの年に当たる21年度は、評価替えを行ったうえで、課税評価額が上昇するすべての土地について20年度の課税標準額に据え置かれている。

 全旅連青年部はコロナ禍でより厳しい経営が続く22年度も課税標準額の措置の延長を求めていた。11月26日(金)に行われた与党税制調査会の会議の前日には、自由民主党税制調査会のメンバー33人に要望書を提出。星部長は「日本ホテル協会や関係者と連携し、与党に働き掛けたことが、措置の決定に大きく寄与した」と成果を語った。

vs 東京ヤサカ観光バス はとバス「『アストロメガ』大解剖!整備工場見学と外国製2階建てバス乗り比べ」コース売り出す

2021年12月9日(木) 配信

はとバス(左)と東京ヤサカ観光バスのアストロメガ(TDX24)を乗り比べ

はとバス(東京都大田区)はこのほど、「『アストロメガ』大解剖!整備工場見学と外国製2階建てバス乗り比べ《はとバス vs 東京ヤサカ観光バス》」コースを12月26 日(日)限定で売り出した。

 「アストロメガ(TDX24)」は、はとバスと海外メーカー2 社が共同開発した日本向けの外国製2階建て観光バス車両で、2016 年に日本初上陸後、さまざまなバス会社が導入し、高速バスや貸切バスとしても利用されている。

 東京ヤサカ観光バスでは、同車種を貸切バスとして運用しているため個人で乗車できる機会は限られているが、同企ツアーに参加することで1人から同社のバスにも乗車可能。

 ツアーでは両社のバスの車両に乗車する以外にも、はとバス整備工場見学で日本仕様車両の開発秘話を聞いたり、車両をリフトアップして普段は見られない下からのアングルで眺められたりと、「アストロメガ(TDX24)」を堪能できるコースとなっている。

『アストロメガ』大解剖!整備工場見学と外国製2階建てバス乗り比べ《はとバス vs 東京ヤサカ観光バス》 (概要)

出発日:12 月 26 日(日)限定

料金:大人1万2000円、子ども1万円

行程:

京橋駅前(9:30 発)=東関道=成田東武ホテルエアポート(昼食・バス乗り換え・ミニ撮影会/100 分)=東京湾アクアライン=はとバス車庫(整備工場にて車両リフトアップ見学・バス洗車機体験・ミニ撮影会・日本仕様のアストロメガ開発秘話紹介/90 分)=京橋駅前(17:00 着予定)

※それぞれ同じコースを運行し、昼食会場でバスを乗り換える。

 先にどちらのバスに乗車するかは、予約時に選択できる。

妙高市で「SDGs探究学習プログラム」企画 東武トップツアーズ

2021年12月9日(木) 配信

モニターツアーのようす

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)はこのほど、新潟県妙高市(入村明市長)と協力して「SDGs探究学習プログラム」を企画開発した。同市への教育旅行の誘致を目指していく。本格的な受け入れ開始は2022年4月を見込む。
 
 「SDGs探究学習プログラム」は、同市の米・観光・環境保全などをテーマに、事前学習と実地研修、事後学習に取り組むプログラム。地元の妙高市立妙高高原中学校が同プログラムのモニター体験として、11月30日に事前学習、12月6日に実地研修を実施した。
 
 同市は今年5月、内閣府からSDGsの達成に向けて優れた取り組みを行う自治体として「SDGs未来都市」に選定され、なかでもとくに先導的な取り組みを実施する「自治体モデル事業」に選ばれた。
 
 また、同社は昨年7月に同市と新たな人の流れの創出や地方創生に関する連携協定を締結。教育旅行団体の農家民泊体験プログラムの提供をはじめとする地域創生事業に取り組んでおり、地域課題解決や地方創生に関する業務の提案・立案などを手掛けている。こうしたことから、今回学習プログラムを企画した。

自治体の2地域居住の取り組みを支援 ロングステイ財団がチームを設立

2021年12月8日(水) 配信

二地域居住促進プロジェクトチームの井上幸一会長

 ロングステイ財団(田川博己会長)はこのほど、国土交通省が事務局を務める「全国二地域居住等促進協議会」(地方公共団体658会員)が今年3月に設立したのを受け、自治体の取り組みを支援する「二地域居住促進プロジェクトチーム」(井上幸一会長=全国空き家アドバイザー協議会専務理事)を立ち上げた。

 2地域居住はロングステイ普及に大きく寄与することから、「全国二地域居住等促進協議会」と連携しながら、プロジェクトメンバー各社が持つ強みを生かしたサービスを提供。地方自治体が抱える2地域居住促進における課題解決に寄与していきたい考え。

 2地域居住促進に必要な施策を効果的に実現するためのノウハウや財政、マンパワーが足りないなど自治体からの相談に対し、プロジェクトチームは地域に応じて体制をカスタマイズ。各社と連携し、課題解決から自走できるまでの体制づくりをワンストップで支援する。

 プロジェクトチームはロングステイ財団はじめ、全国空き家アドバイザー協議会や全国古民家再生協会、日本テレワーク協会などのほか、JTBや日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)など民間企業も参画している。

 11月26日(金)にはオンラインで第1回勉強会を開き、約100の自治体や企業らが参加。プロジェクトチームの井上会長は「国では空き家対策や地域活性化に注力しており、2地域居住は重要な位置づけにある。さまざまな官民連携が期待されており、我われは民の立場で皆さんと協力していきたい」とあいさつした。

 勉強会では、2地域居住・ロングステイの成功事例として、北海道釧路市が発表を行った。