2022年4月3日(月) 配信

はとバス(塩見清仁社長、東京都大田区)は3月30日(木)に開いた株主総会、取締役会で、前東京都交通局長の武市玲子氏が4月1日付で代表取締役社長に就任することを決めた。なお、塩見社長は退任した。
武市 玲子(たけいち ・れいこ)氏
一橋大学 商学部卒業後、1986 年4月東京都入都(労働経済局)。2015年 7 月生活文化局総務部長、20年7月人事委員会事務局長、21年10月生活文化局長、22 年4月交通局長などを歴任。
2022年4月3日(月) 配信
はとバス(塩見清仁社長、東京都大田区)は3月30日(木)に開いた株主総会、取締役会で、前東京都交通局長の武市玲子氏が4月1日付で代表取締役社長に就任することを決めた。なお、塩見社長は退任した。
武市 玲子(たけいち ・れいこ)氏
一橋大学 商学部卒業後、1986 年4月東京都入都(労働経済局)。2015年 7 月生活文化局総務部長、20年7月人事委員会事務局長、21年10月生活文化局長、22 年4月交通局長などを歴任。
2023年4月3日(月) 配信
マイナビグローバル(杠元樹社長、東京都千代田区)はこのほど、報道向けに「特定技能制度の課題と展望」をテーマにブリーフィングを開いた。政府が特定技能実習制度の在り方に関する有識者会議をスタートしたことを受け、同社は外国人による労働力確保に対する期待について説明した。
登壇した杠社長は、不足する人材の見込数から分野別に設定した受入見込上限数に対する充足率について、最も低い分野は宿泊の1・6%であることを説明した。
宿泊の需要が急速に高まるなか、改善しない理由として、「企業側が求める日本語レベルの高い人材は中国や韓国に多いが、在留期間が短く、家族も帯同できないため、敬遠する傾向にある。入社意欲の高い東南アジアは企業側が求める語学水準に達していない人材が多い」とした。
一方、昨年1~9月に最も合格者数が多かったインドネシアでは、「採用企業が現地の言葉で条件交渉や、入社後の事務調整を行うことが法で定められており、大変な手間が掛かる」とした。さらに、「日本または現地の人材会社がサポートすることも原則禁止されている」と説明した。
2位のフィリピンでは、現地機関POLOから雇用条件の審査を受けて、合格した場合に雇用できる。一方、審査基準は明らかにされておらず、他国よりも給与基準が高く求められる傾向にあることから、「手間が掛かるうえに、雇用できないリスクがある」とした。
これらを踏まえ、杠氏は「移民問題・参政権への議論と結び付けることで否定的な意見もあるが、現状の制度では限界がある」として、在留期限と家族の帯同を解決することを提言した。
人材会社などの民間の活力を生かすため、「政府が求職者に事務費用を一部負担してもらうなど、制度面・運用面で一歩踏み込んだ対応が欠かせない」とまとめた。
2023年4月3日(月) 配信
日本政府観光局(JNTO)の新理事長に、4月1日付で前観光庁長官の蒲生篤実氏が就任した。清野智理事長は3月31日付で退任した。
合わせて、蜷川彰理事が退任し、後任理事に伊与田美歴(いよだ・みゆき)氏(JNTO市場横断プロモーション部長)が就任した。
蒲生理事長は「コロナ禍からの回復の兆しが見え始めてきた訪日インバウンド市場において、観光立国を復活させることが急務。戦略的かつ効果的にインバウンド回復・拡大に向けた取り組みを推進していきたい」とコメントしている。
蒲生 篤実(がもう・あつみ)氏 1985 年 3 月東京大学法学部卒業、同年 4 月に運輸省(現国土交通省)に入省。国土交通省海事局長、鉄道局長及び総合政策局長を経て、2020 年観光庁長官に就任。21年 7 月に退官後、同年 10 月から東京海上日動火災保険株式会社顧問を務め、2023 年 3 月 31 日退任。
2023年4月3日(月) 配信
高千穂町旅館業組合(佐藤雄二郎組合長、宮崎県・高千穂町) は4月3日(月)午後1時に、 業態別・目的別に所属する26施設を予約できるWebサイト「高千穂に泊まる」をオープンする。高千穂エリアの宿の詳細情報や魅力を発信することで、宿泊予約の入口になることを目指す。
同事業は、昨年8月に高千穂町とJRシステム、 高千穂町旅館業組合の3者で締結した包括連携協定の一環で実施。「高千穂に泊まる」では、ホテルや旅館、ゲストハウス、キャンプ場、民宿などの業態別のほか、観光やビジネス利用、スポーツ合宿、教育旅行、アウトドアなど目的別に検索できる。宿泊予約も可能とすることで、「地域版宿泊予約サイト」として運用していく。
また、専用バナーで地域内の観光施設「高千穂貸しボート」と「観光夜神楽」に誘導し、予約を促すことで、地域内循環型の観光地を目指す。宿泊者の利便性向上もはかる。
サイトの開設で、宿泊統計が毎月、集計できるようになった。今後は、ターゲットを絞ったプロモーションにも活用していく。
2023年4月3日(月) 配信
島根県松江市で4月8日(土)、春の恒例行事「松江武者行列」(主催=同実行委員会と松江市)が行われる。松江開府の祖である堀尾吉晴公とその一行が松江城に入城するようすを再現する絢爛豪華な時代絵巻で、オーディションで選ばれた主役の堀尾家の6人ほか、総勢170人が勇壮な武者や色鮮やかな姫などに扮し、市内を練り歩く。
コロナ禍で2年間中止し、昨年は規模を縮小して開催した。今年は4年ぶりの本格開催となる。
松江城馬溜ステージで午後1時に出発式典があり、その後行列がスタート。周辺を約90分掛けて1周し松江城に戻るコースで、途中では各隊演舞披露や掛け声とともに勇ましく進むゾーン、武者が笑顔で手を振るエリアなど見どころが多い。島根県民会館西側付近で行われる「口上・勝ち鬨」が最大の見せ場で、盛り上がりは最高潮を迎える。
なお、松江城では4月9日まで「国宝松江城お城まつり」を開催中。本丸広場の夜間開放や桜ライトアップが行われる。
2023年4月2日(日) 配信
茨城県・大子町の袋田温泉「思い出浪漫館」は、今春から和洋バイキング料理をリニューアルした。定番の鮎の塩焼きや調理人によるライブキッチンコーナーでは出来立ての本格ビーフステーキが楽しめる。美人の湯としても有名な渓流露天風呂で心身ともにリフレッシュできる。
自由なスタイルで食を楽しめるバイキングコーナーには、約70種類に及ぶ和洋の料理をラインナップ。調理人によるライブキッチンコーナーでは出来立ての「本格ビーフステーキ」を提供。茨城の恵みを取り入れた料理や素朴な里山料理も楽しめるラインナップで「選んでたのしい・食べておいしい・体にやさしい」バイキングと好評だ。
予約・問い合わせ=0570(200)418(午前10時―午後7時)。
2023年4月1日(土) 配信
先日、長野県の渋温泉に泊まり「一泊住民」を体験した。
温泉街には地元住民が利用・管理する9つの外湯がある。この外湯の扉を開けるカギを宿泊客に貸し出し、住民同様に湯めぐりを楽しんでもらう。「一泊住民」とは、渋独自のもてなしを表した言葉だ。
地域の宝、外湯の扉を開けるカギ。手にすると、大切なものを借り受けたという、よい意味での緊張感と、ほんのわずか、自分の立ち位置が地域の側に近づいた感覚を、同時に覚えた。到着から数時間後、湯に浸かりながら「居心地のよさ」を感じていた。
私事で恐縮だか、「美味しい」「楽しい」には容易に手が届くが、この「居心地いい」を旅先で経験するのは稀だ。ただ「あっち側」と「こっち側」の垣根が低くなった時、そう感じることだけは分かっている。
【鈴木 克範】
2023年4月1日(土) 配信
栃木県日光市の鬼怒川温泉「あさや」(八木澤哲男社長)は3月3日、多様化する利用者のニーズに応えるため、和室7室を「秀峰館眺望風呂付プレシャス和洋室」にリニューアルオープンした。
プレシャスとは、英語で「貴重な」や「尊い」「大切な」などの意味がある。
秀峰館11階の広さ約52平方㍍の客室内には、バルコニー側に温泉を引いた眺望風呂を備え、シモンズ社製ベッドを2台と畳スペースを用意。滞在中いつでもプライベートな温泉を楽しむことができる。
プレシャス和洋室は備品にもこだわっており、シャワーヘッド、ドライヤー、ヘアアイロンには、美容ブランド「ReFa」のものを採用した。
このほか、部屋の中にはナノケアスチーマーやコーヒーマシン、ブルーレイプレイヤーなどの備品をそろえた。
プレシャス和洋室は全7室。夫婦やカップル、ファミリーや女子旅など、さまざまな旅のシーンで利用可能だ。定員4人で、3人からは畳スペースに布団を用意してくれる。
全室禁煙、Wi―Fi完備。
問い合わせ=0288(77)1111(午前9時―午後6時まで)。
2023年3月31日(金) 配信
政府は3月31日(金)、2023年度からの新たな観光立国推進基本計画を閣議決定した。持続可能な観光地域づくり戦略や、インバウンド回復戦略、国内交流拡大戦略を基本的な方針としている。観光立国の持続可能なカタチでの復活を目指すとともに、大阪・関西万博が開かれる2025年に向け、「持続可能な観光」、「消費額拡大」、「地方誘客促進」の3点をキーワードに観光の質的向上とともに施策を推進していく。
新たな基本計画の早期目標として、訪日外国人旅行消費額5兆円(19年は4兆8000億円)、国内旅行消費額20兆円(同21兆9000億円)を掲げた。
また、25年までに持続可能な観光地域づくりに取り組む地域数を100地域選定することを目指す。このほか、訪日外国人旅行消費額単価を1人当たり20万円(同15万9000円)とし、訪日客1人当たりの地方部宿泊数を2泊(同1.4泊)にする。また、日本人の地方部延べ宿泊者数を3.2億人泊(同3億人泊)、国内旅行消費額を22兆円にするとの目標に掲げた。
主な施策として、観光地・観光産業の再生・高付加価値化や、コンテンツ整備、高付加価値なインバウンドの誘致、アウトバウンド・国際相互交流の促進、国内需要喚起──などに取り組む。
25年の観光復活を目指し、地域の社会や経済に好循環を生むような「持続可能な観光地域づくり」が全国各地で行われ、コロナ前よりも「観光の質の向上」や「観光産業の収益力・生産性の向上」、「交流人口・関係人口の拡大」を推し進める。
2023年3月31日(金)配信
東武トップツアーズ協定旅館ホテル連盟(金谷譲児会長、1318会員)は3月23日(木)、東京都内のホテルで2023年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、金谷会長を再任した。コロナ禍により、リアルでの総会開催は4年ぶりとなった。
金谷会長は冒頭、コロナ禍で停滞を余儀なくされた観光業が少しずつ回復に向かっているなか、人手不足や物価の高騰などの深刻な課題に直面していると指摘。宿泊業も「宿泊単価を上げないとやっていけない。料理の原価だけではなく、エネルギーコストや人件費など、すべてのコストが上がっている。これを機に少しずつ単価アップができるような努力を、東武トップツアーズと進めていければ」と語った。
このうえで、「団体旅行も周年事業や教育旅行含めて、順調に19年(コロナ禍前)レベルに戻りつつあると伺っている。インバウンドも地域差はあるようだが、かなり戻ってきている。これからの観光業は、日本の産業の1つの柱になっていくと思う。東武トップツアーズと協力しながら観光業を盛り上げあげつつ、文化面にも対応しながら盛り立てていきたい」と意気込みを語った。
同日は、東武トップツアーズ協定運輸観光施設連盟(小野寺仁会長、839会員)も23年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で小野寺会長を再任した。
東武トップツアーズ協定旅館ホテル連盟と合同で、新規事業として支部事業の活性化を目的とした支部起案(プレゼン)の場を設定。各支部からの事業提案を受けて順位を決め、助成を行う「強者(ツアモン)事業」を4月20日に実施する。予算総額は両連盟が各500万円を出し、1000万円の争奪戦となる。審査は、合同本部活性化委員会の中で行われる。
小野寺会長は「アフターコロナに向けて、国内・団体旅行の復活に向け皆様と一緒に頑張りたい。(東武トップツアーズと両連盟の)3者一体となった事業を展開していきたいと思っている。各地域、各支部の皆様と一緒に地域活性化につながることも期待したい」とあいさつした。
両者の総会に出席した東武トップツアーズの百木田康二社長は、コロナ禍を迎えてからの送客について「十分な貢献ができなった」と振り返る。これからの人流制限の回復傾向を受け、会員に向けて「この3年間できなかったことを皆様に返していきたい」と力を込め、引き続きの支援と協力を呼び掛けた。
総会後は両連盟の合同懇親会も開かれ、盛会裏に終わった。
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