第2回「JTB交流創造キャンバス」アイデア募集、入賞者に旅行券総額120万円

2025年6月27日(金) 配信

「博覧会×交流」のアイデアを9月30日まで募集

 JTBは9月30日(火)まで、第2回「JTB交流創造キャンバス」企画で「博覧会×交流」のアイデアを募集している。最優秀作品の賞品はJTBトラベルギフト50万円など、受賞作品に総額120万円のJTBトラベルギフトを贈呈する。

 今回のテーマは「博覧会×交流で、未来のワクワクを描こう!」。審査基準は、同社が考える①人を満たす②社会を発展させる③地球の豊かさを守る――という交流の3つの価値に関連すること。このほか、サステナブルな社会の実現が期待できるか、オリジナリティ、夢のある内容などの観点で審査が行われる。

 応募作品の中から「ドリーム賞」「クリエイティブ賞」として、それぞれ最優秀作品1点、優秀作品1点を選出する。最優秀作品にJTBトラベルギフト50万円、優秀作品に同10万円を贈呈。JTB交流デザイナーとして認定証も進呈する。

 審査は10~12月まで行い、発表は12月末ごろに入賞者のみに連絡する。入賞作品は、来年1月中旬にJTBグループコーポレートサイトや新聞紙面などに掲載予定。

 応募用紙は、JTBグループコーポレートサイト内の特設サイトでダウンロードできる。

全国旅行業協会、新会長に近藤幸二氏(岡山県) 「協会に新しい風を」 二階氏は名誉会長に

2025年6月27日(金) 配信

総会のようす

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長、5341会員)は6月25日(水)、東京都内で2025年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、新会長に近藤幸二氏(全観トラベルネットワーク、岡山県)が就任した。二階会長は退任し、名誉会長に就いた。

 近藤新会長は副会長として6期12年間、二階会長との活動で得た経験を生かす考えを示し、「(直販の増加などで)旅行業の存在が薄くなってきたことに危機感を覚えている。協会会員の英知を結集し、乗り越えたい。力を貸してほしい」と呼び掛けた。

近藤幸二新会長

 また、「今回の総会で多くの役員が交代する。新理事には協会に新しい風を吹き込んでほしい」と期待を寄せた。

 二階会長は1992年から、会長として活動してきたことを振り返り、「観光業は国の重要な基幹産業へと成長した。これは会員の日ごろの努力のお陰」と謝辞を述べた。

二階俊博会長が退任のあいさつ。名誉会長に就任する

 退任に際し、 「我われは人々の悲しみや苦しみを希望に変える崇高な業務を担っている。その誇りと自信を胸に、切磋琢磨しながらともに邁進していこう」と会員を鼓舞した。続けて、「ANTAは新リーダーのもとで、未来に向かって歩み始める。(協会に対し)変わらぬ支援を心からお願いしたい」と来賓らに呼び掛けた。

 また、新たな副会長には松嶋洋氏(熊本県)、村山吉三郎氏(東京都)、吉村実氏(大阪府)の3氏(50音順)が選任。就任あいさつでは、新体制での決意を表明した。

(左から)村山吉三郎新副会長、近藤幸二新会長、吉村実新副会長、松嶋洋新副会長

 今年度は国内旅行のさらなる需要拡大をはかるため、27年2月に第20回国内観光活性化フォーラムを奈良県奈良市で開催する。国際観光交流については、近隣アジア諸国との友好交流事業などに参画し、双方向の国際観光交流の推進に努める。

 その後、懇親会が開かれ、小池百合子東京都知事が登壇。「二階会長には、長年お世話になった。感謝申し上げる。近藤新会長ともしっかり連携したい」と語った。

小池百合子東京都知事

    ◇

 新役員は次の各氏(50音順)。

 【会長】近藤幸二【副会長】松嶋洋▽村山吉三郎▽吉村実【専務理事】菅井雅昭【常任理事】荒井賢治▽後口昌賢▽桶屋諭喜▽鎌田光浩▽菊池洋▽小松信行▽柴岡正幸▽中島昭人▽西岡宏之▽三好和夫【理事】▽有川英樹▽梶陽介▽北川宏▽田中幸一▽積田朋子▽玄東實▽三浦雅生▽三橋滋子【監事】佐藤達雄▽武者聡▽吉田正博

【国土交通省】人事異動(6月26日付)

2025年6月27日(金) 配信

 国土交通省は6月26日付の人事異動を発令した。

 鉄道局付(外務省在アラブ首長国連邦日本国大使館参事官)乾有貴

 辞職(6月25日付)関西国際空港専務取締役兼専務執行役員(海事局総務課長)髙田公生

 海事局総務課長(海事局船員政策課長)角野浩之

 海事局船員政策課長〈併〉海事局海技課長(海事局海技課長)後藤章文

開園前に優先入場、香港のパンダ見学ツアー発売(近畿日本ツーリスト)

2025年6月27日(金) 配信

双子の赤ちゃんパンダの誕生日パーティも実施

 近畿日本ツーリストブループラネット(栗山千三社長、東京都江東区)はこのほど、香港政府観光局、香港オーシャンパーク(香港海洋公園)と共同企画したパンダ見学ツアーを売り出した。開園前に双子の赤ちゃんパンダに会える特別プログラム体験のほか、8月3日(日)には貸し切り誕生日パーティも実施する。

 香港オーシャンパークは動物園、水族館、遊園地が一体となった大型テーマパーク。昨年8月15日(木)に双子のジャイアントパンダが初めて誕生し、世界中のパンダファンから人気を集めている。5月27日(火)には命名式が開かれ、メスのパンダは「加加(ジャジャ)」、オスのパンダは「得得(ドードー)」と正式に名付けられた。香港の幸福を願う意味が込められている。

 特別プログラム体験や、宿泊ホテルから香港オーシャンパークまで現地の日本語係員が案内するほか、空港から宿泊ホテル間の往復送迎と香港オーシャンパーク1日入場券が付く。

 8月2日(土)出発分のみ、翌日3日(日)に開園前の特別プログラムで誕生日パーティに参加できる。先着30人限定の誕生日パーティでは、参加者と一緒に祝うイベントを予定。終了後、双子の赤ちゃんパンダの両親を含む4頭のパンダも見学できる。

 出発日は8月2日(土)、7日(木)、23日(土)、28日(木)限定。発着地は羽田、成田、名古屋、関西、福岡を用意し、航空会社はキャセイパシフィック航空を利用する。

 詳細や申し込みについては、近畿日本ツーリスト公式サイトの香港特集ページから。

大賞は近畿日本ツーリストのオストメイト温泉日帰りツアー 第3回JATA SDGsアワード

2025年6月27日(木) 配信

アワード受賞者(左から)クラブツーリズムマーケティング本部営業企画部・鈴木光希氏、トラベルハーモニー・三瓶眞紀氏、JTB高松支店・山田裕木氏

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)はこのほど、第3回「JATA SDGsアワード」の各賞を発表した。大賞(社会経済部門・優秀賞)は、近畿日本ツーリストの「『温泉を楽しみたい』をあきらめない!オストメイトのための温泉日帰りツアー ~障害者差別解消法の改正施行をきっかけに、誰もが旅を楽しめる社会の実現を目指して~」に決定した。応募総数は25社から57件となり、昨年の18社・50件を上回った。このうち大賞を含む22件を選出。7月2日に表彰式を実施する予定だ。

 JATA会員が持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて実施した活動・事業、近年継続して実施した活動・事業のなかで優れたものを表彰することで、旅行業界全体でSDGsの取り組みを推進していくのが狙い。表彰部門は①経営部門②社会経済部門③文化部門④環境部門――の4つ。

 6月26日の定例会見で受賞者発表を行った、JATA総務部の菅野貴部長によると、「今回応募のあった25社のうち、14社が初めての応募だった。裾野が広がっていると感じる」と述べる一方、「JATA会員は1000社以上あり、このうちのわずか2%。まだまだ広げられる余地が残っている。取り組みを向上させ、業界全体でSDGsに貢献できるようにしていきたい」と力を込めた。現在の応募は大手からが半数以上を占め、今後は中小企業の参画も必須だが、SDGsはハードルが高く捉えられがちだ。「距離を感じる側面もあると思うが、とても身近なもの。ビジネスとしての成果も上がってきている」とし、引き続き積極的な発信が必要だとした。

 今回は好事例として、初めての応募で文化部門の優秀賞を獲得したトラベルハーモニーの「撮影から始めるサステナブルアクション」が生まれた。担当者の三瓶真紀氏は2016年から同ツアーを開始。「SDGsに興味があり意識はしていたが、アワードは大手からの応募が多く、我われには関係ないと思っていた。ただ、今回応募だけはしてみようと思い応募にいたった」と経緯を説明。「皆さんも取り組みをされていると思うので、積極的に参加してほしい」と呼び掛けた。

 上記以外の優秀賞は、経営部門がJTBの「『クセモノを地域のタカラモノに』瀬戸内の新たな観光交流拠点:クセモノズ(SICSサステナブルラウンジ)の開業と、気候変動により生まれた社会課題を地域の宝に変えた地域を繋ぐストーリー」、環境部門がクラブツーリズムの「中山間地の村をリジェネラティブ・ツーリズムでファンづくり!「旅するいきもの大学校!第1期~長野県生坂村」。

シャトルバス1日最大57便運行、7月開業に向け交通対策強化(ジャングリア沖縄)

2025年6月26日(木) 配信

ジャングリアエクスプレスのイメージ

 7月25日(金)開業予定の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」を運営するジャパンエンターテインメント(加藤健司CEO、沖縄県名護市)は6月25日(水)、那覇市内など主要エリアからパークへのシャトルバス「ジャングリア エクスプレス」を運行すると発表した。

 バスは那覇空港や那覇市内、JUNGLIAオフィシャルホテルズ、名護市内、海洋博公園などを結ぶ計6路線で、1日あたり最大57便を運行する。予約制で運賃は1人500円。ただし、那覇空港および那覇市内―パーク便は1人2500円。

 加えて、名護市内エリアの交通利便性向上のため、AIオンデマンド交通「mobi」を導入する。専用アプリで予約・配車が可能だ。

 パークへのマイカー来場に対しても対策を強化する。敷地内に整備する1126台の駐車場は事前予約制にすることで来場台数の制限をはかる。駐車料金は1台2000円。

 また、複数の外部の提携パーキングを用意し約1100台分を確保。外部パーキングからパークへは無料シャトルを運行することで渋滞対策につなげる。

JATA、「旅行業務取扱管理者定期研修」を完全オンラインへ いつでも受講でき利便性が大幅に向上

2025年6月26日(木) 配信

 

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は6月30日(月)から、「旅行業務取扱管理者定期研修」の受付を開始する。今年からすべてオンライン研修に切り替え、随時受付を実施、いつでも受講できるようになる。申し込みから修了証の発行もすべてオンラインで完結することで、大幅に利便性が向上する。

 旅行会社は旅行業法により、営業所ごとに選任した旅行業務取扱管理者を設置しなければならないと定められている。また、2018年1月4日施行の改正旅行業法では、旅行業務取扱管理者がJATAの実施する「旅行業務取扱管理者定期研修」を5年ごとに受けることを義務化。旅行業務に関する法令や旅程管理、そのほか職務に必要な知識、能力の向上をはかっている。

 これまでの研修は年3回のオンライン講義と集合研修で行っていたが、インターネットを利用したオンデマンド形式の動画配信による研修とする。研修は、個人のほか、会社が複数人をまとめて申し込むこともできる。申し込み完了後、40日間は動画が繰り返し視聴できるようになり、その期間に合計約6時間の講義を視聴すると、修了証がダウンロード可能になる。不正防止機能があり、顔認証により目の前で受講していないことを感知すると、動画が停止する仕組みとなっているという。

 受講料は1人1万2000円、システム使用料が660円。動画配信開始は6月30日の午前11時から予定する。

SUWAガラスの里 特別企画展「高円宮家根付展」7月12日~8月31日開催

2025年6月26日(木) 配信

SUWAガラスの里外観

 長野県・諏訪湖畔にある「SUWAガラスの里」は、美術館・レストラン・体験工房を備える日本最大級のガラスショップ。ガラス工芸をテーマにしたSUWAガラスの里美術館を併設し、国内外の現代ガラス作家の作品を多数展示している。

 同美術館では、特別企画展「高円宮家根付展」を2025年7月12日~8月31日まで開催する。出品内容は高円宮家コレクションの根付約200点、「旅する根付」約20点(予定)。入館料は大人1000円、中学生以下無料。

特別企画展「高円宮家根付展」

 根付は古くから和装における用具として、小物などを持ち歩く際に巾着や印籠などを紐に取り付け、帯に挟み込み、根付で下げた物が落ちないようにする仕掛として使われてきた。時代とともに和装から洋装へと着るものも変化したが、現在でも装飾品やアクセサリーなど身近なアイテムとして親しまれている。

 今回、高円宮家の貴重な根付コレクションを展示することで、古くからの文化を象徴する工芸技術や芸術品としての魅力を伝える展覧会を開くとともに、ガラス素材を生かした高円宮家根付展記念アワードを開催、ガラスを使った「根付」作品を募集した。

 同館では「風土と共に」を理念とし、地方におけるガラス資源の適切な循環を目指し、さまざまな研究を行うとともに、美術や芸術の表現力や発信力を用いてその重要性を広く一般の方々に伝える取り組みを行っている。

 同アワードでは「新たな視点から発想された根付作品を広く募集することで、芸術文化の向上と持続可能な社会の実現を目指す機会につなげられれば」と考えている。

 問い合わせ=☎0266(57)2000。

庄内砂丘メロンの食べ放題を実施 庄内観光物産館

2025年6月26日(木) 配信

メロン食べ放題

 山形県鶴岡市の庄内観光物産館は、メロンの産地として知られる同地で生産された「庄内砂丘メロン」の食べ放題を7月12日(土)~27日(日)までの土・日・祝日限定(合計7日)で開催する。同館の夏の風物詩企画。

 会場は館内特設会場。設定日の午前10時、11時、正午、午後1時、2時と1日5回開催する。制限時間は40分。

 料金は税込みで中学生以上2700円、小学生1700円、未就学児300円。

入場制限があるため、事前予約が必要(当日空席がある場合は当日申込み可)。同館ホームページ内の予約フォームで受け付ける。

 庄内砂丘メロンは果肉が柔らかく、そして瑞々しく、上品な香りと自然な甘みが特徴。

9月、ニュウマン高輪に「北海道どさんこプラザ」 ショップインショップで誕生

2025年6月25日(水) 配信

店内イメージ

 北海道どさんこプラザ(有楽町店以外)の店舗運営などを行っている、北海道百科(桑折功社長、北海道札幌市)は9月12日、「ニュウマン高輪 North 1F」に新規オープンする「明治屋高輪ストアー」内のショップインショップとして出店する。アクセスに優れる地の利を生かし、周辺地域だけではなく世界各国の人々へ向けて、より上質な道産品を提供していく。

 新店舗の名称は「北海道どさんこプラザ高輪店」。販売する商品は、「北のハイグレード食品」など、食材や製法に対する生産者のこだわりの品や、北海道内各地の人気の菓子や老舗銘菓、選りすぐりの道産素材から作られる農産・水産加工品など。道内各地の観光パンフレットや、ポスターなどのコーナーも設ける。

 オープニング企画として、「じゃがポックル」や「マルセイバターサンド」など、人気ブランドの菓子を数量限定で用意する予定だ。

 営業時間は午前10時~午後8時まで。